山梨学院高校で７月１７日、１学期中に各部活が獲得した優勝旗やメダル・トロフィーなどを学校に納める納め式とインターハイなどのスポーツと文化部活動の全国大会に出場する生徒の壮行会が終業式に合わせて開催された。今年の山梨学院高校は、５月の県高校総体で男女揃って総合準優勝を獲得、野球部が関東大会で県勢１４年ぶりの創部初優勝、囲碁部と将棋部が全国大会出場を決めるなど、文武両面で健闘した。県外大会で３位以上の好成績を収めた部や個人から賞状・メダル・トロフィーなどが次々に納められ、インターハイなどのスポーツ大会や文化部活動の全国大会に出場する生徒を１１００人の全校生徒で激励した。

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最初に挨拶した鈴木理奈生徒会長は「５月には県総体があり各部活の頑張りのおかげで男女ともに総合準優勝という結果を残してくれました。今月は主に野球応援があり明日は準々決勝となりますが一丸となって応援しましょう。さらに今月末から、東京、神奈川、千葉、山梨でインターハイが行なわれます。出場する選手の皆さんは悔いのないよう精一杯戦って来てください」と各部活の健闘を称え、インターハイなどに出場する選手を激励した。

今年の山梨学院高校は、県高校総体で男子はテニス・ホッケー・ゴルフ・陸上の４部門で優勝、空手・水泳が好成績を収めた。女子はテニス・ソフト・ゴルフ・陸上・新体操の５部門で優勝、空手が好成績を収め、男女ともに総合準優勝を獲得した。各部活の主な成績は、野球部は春季関東高校野球大会で県勢１４年ぶりの創部初優勝を果たし夏の甲子園出場に向けて挑戦中。ソフト部は３月に全国選抜大会に出場し県総体で８連覇を達成させた。空手道部は県総体で村田望留（３年）が男子個人形で優勝、団体形は男女ともに優勝した。インターハイ県予選では村田望留優勝、舟久保絢哉（２年）準優勝、女子個人形で荒井日花里が準優勝、３人がインターハイ出場を決めた。陸上競技は、県総体で男 子円盤投げの青沼李軌（３年）が大会新で優勝しやり投げとの２冠を獲得。望月愛美（３年）がやり投げ３連覇を達成させ１００ｍＨと７種競技でも優勝し３連覇３冠を達成させた。女子走り幅跳びで剱持クリア（２年）が５ｍ９０ｃｍの県高校新の大跳躍で優勝、近藤祐未（３年）が３位に入った。６月の関東大会では、青沼李軌がやり投げで関東Ｎｏ１を獲得、走り幅跳びで近藤祐未が準優勝、剱持クリアが５位、女子３０００ｍで女子駅伝部の畠山美穂（２年）が４位に入り、４人が山梨開催の陸上インターハイに出場する。サッカー部とホッケー部も山梨開催のインターハイ出場を決めた。テニス部は県総体で樋口みなみ（３年）がシングルス・ダブルス・団体の３冠を２年連続で獲得、男子の望月創達（３年）が準優勝し２人がインターハイに出場する。水泳部は、６月の関東大会県予選で男子準優勝、女子優勝、多くの部員がインターハイ出場を決めた。ゴルフ部は女子が関東大会団体６位で８月の全国高校ゴルフ選手権に出場、高島海帆（３年）は個人戦にも出場する。文化部活動の全国大会には、将棋部が県高校将棋選手権で５校総当たりの団体戦で俵宏輔・竹内広也・竹内大地の３人が他を寄せつけない全勝で初優勝し７月末の全国大会に出場する。囲碁部は全国高校囲碁選手権県予選で女子団体戦２位、個人戦で西牧礼奈が２位を獲得、西牧礼奈が７月末の全国大会に出場する。

納め式に引き続き行なわれた壮行会では、全国大会出場全選手に激励の花束が贈られた。選手を代表しインターハイに出場するホッケー部村松翔主将が「ホッケーはマイナーなスポーツで、知っている人は少ないと思いますが、山梨で開催されるのを機に山梨の人にもっとホッケーを知ってもらいたいと思っています。大会の準備や運営に関わって下さる先生方や在校生の皆さん、今まで支えてくれた親、サポートして下さる方々に恩返しするために、優勝を目指します」と山梨学院ホッケースタジアムが会場となる地元開催での健闘を誓った。同じく地元山梨開催の大会に臨む陸上の青沼李軌・近藤祐未・剱持クリア（写真左から）の３人は「まずは予選突破を目指し、自己ベストを目指し、地元の声援を力にして、一番高い所を目指したい」と声を揃えた。

今年のインターハイ「煌めく青春南関東総体２０１４」は、７月２６日から８月２０日までの間、東京・神奈川・千葉・山梨の４都県で合同開催される。山梨では、陸上競技、卓球、サッカー（男子）、ボート、自転車競技、ホッケー、ウエイトリフティング、カヌーの８競技が行われる。山梨学院高は、陸上・ホッケー・サッカー・テニス・空手・水泳・新体操の７部門に団体または個人出場する。

文・カメラ（Ｍ．�T）２０１４．７．１７
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