山梨学院パブリシティセンター
山学大でスポーツを楽しもう
〜笛吹市の地域コミュニティ活性化事業に協力〜
〜子どもたちをキャンパスに招き,監督が直接指導〜

笛吹市が行なう文部科学省の委託事業「スポーツを通じた地域コミュニティ活性化促進事業」に山梨学院大学が協力、強化指定クラブの監督やコーチが子どもたちを直接指導する「子ども向けプログラム・トライアルスポーツ」などのスポーツプロジェクトが1年間にわたり開催される。その皮切りとして、子ども柔道教室が7月28日から3日間の日程で始まった。指導に当たるのは柔道部山部伸敏女子監督と山田コーチ、参加したのは小学生のこどもたち14人、3人は習っているが、あとは柔道初体験の子どもたち。初日の28日は柔道着の着方や帯の結び方、柔道の基本である礼の仕方と受け身について熱血指導者山部監督の指導を受けた。
山梨学院大学と笛吹市は、4月2日に古屋忠彦学長と倉嶋清次市長が「包括的連携に関する協定」書に署名、生涯学習・健康づくり・スポーツ振興についての連携協定を締結させた。地方自治体との連携協定は山梨県との連携に続くもので市町村との連携は初の試み。
 
今回の取り組みは、笛吹市が文部科学省から委託された大学や企業のスポーツ資源を活用した「スポーツを通じた地域コミュニティ活性化促進事業」について、地域の大学として、スポーツ教室やスポーツセミナーなどの指導や企画運営に教員と学生が参画するというもの。企画名は「笛吹市×山梨学院大学スポーツプロジェクト」という名称、三つのプログラムがあり、「子供向けプログラム」として山梨学院大学の施設を使用して指導者や学生から指導を受けるトライアルスポーツ(柔道・ゴルフ・ソフト・ホッケー・空手・テニス・レスリング・ラグビー)。「地域住民向けプログラム」として、スポーツ講演会・スポーツ座談会・ユニバーサルスポーツ教室・AED講習会の実施。「指導者向けプ ログラム」としてスポーツの指導法やチームマネージメントを学ぶ指導者研修会と競技別指導者研修会が実施される。三つのプログラムそれぞれに、山学大の指導者や学生が参画、初回の柔道を皮切りに来年2月予定のラグビーまで一年間にわたり順次開催される。
 
28日から樹徳館の小道場を使って3日間行われる柔道教室には14人の小学生が参加した。このうち3人は石和柔道会で柔道を習っているが、一人の女の子を含む11人は柔道を初めて体験する。柔道着の着方や帯の結び方から始まり、柔道の基本である「礼に始まり、礼に終わる」礼の仕方について、立礼と座礼の仕方を学び、受け身のうち後ろ受け身を学んだ。子どもたちは山部監督と山田コーチの笑いを誘いながらも締まった熱い指導で“初体験”を楽しんでいた。参加した4年生の男の子は「先生の受け身はバンとすごい音がするのに、自分のは 音が出なかった、明日は音が出るといいな」と言って帰って行った。企画・運営に携わっている山学大スポーツマネジメント研究室長倉富貴准教授は「トライアルスポーツの趣旨は、子どもたちに色々なスポーツを体験してもらおうというものなので、なるべく4種目以上参加できる子どもたちを中心に募り、あとはその都度受け入れる形を取ろうと思っています。日本トップレベルの指導者や学生選手の指導を受けながら、子どもたちにスポーツの楽しさと、本物を体感してもらいたい」としている。
 
文・カメラ(M.T)2014.7.28
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