山梨学院パブリシティセンター
山学ホッケー地元で大健闘
〜気迫の4連戦創部初のインターハイ3位を獲得〜
〜東北の雄沼宮内高との大激闘の末0−1で惜敗〜

山梨学院高校ホッケー部が、地元の山梨で開催されたインターハイで大健闘した。1回戦の修明(福島)戦は圧勝、2回戦の小国(熊本)戦は逆転勝利、3回戦で優勝候補筆頭の横田(島根)を下す大金星、創部初の準決勝に進出した。休みなし4連戦の5日は、試合会場を山梨学院ホッケースタジアムから南アルプス市の白根高校第二グラウンドに移し、東北の雄沼宮内高(ぬまくない・岩手)と対戦した。山学高のベンチ入りメンバー15人の内12人は、白根の出身者、家族や親戚の人たちが大勢詰めかけた中で、選手全員が4日連続を感じさせない気迫のこもったプレーをした。僅かに綻びた一瞬の間合いで1点を失い敗れたが、創部8年目で初のインターハイ3位を獲得した。


平成26年度インターハイ・ホッケー準決勝
≪山梨学院高vs沼宮内高≫(8/5)於 白根高校第二グラウンド

● 山梨学院高 0

前半 0−0
後半 0−1

1 沼宮内高 ○

             
この日の山梨学院はセカンドユニホームの肩にワインカラーが入った白、対する沼宮内は濃い草色、陽射しは強く横風も強く吹く中での戦いとなった。前日の横田高戦はほとんどの時間を守りに徹し、時折カウンター攻撃を見せただけだったが、この試合の山梨学院は怯むことなく前に出た。山学のファンタジスタ有野が、北風小僧の竜太郎が、タフガイの沖津が、前に前に出た。主将のDF村松はその気迫がスタンドからもはっきり分かるプレーでチームを引っ張った。GKの高野は凄いリバースヒットシュートを今日も攻守した。誰もが4日連続戦っているとはとても思えない激しい動きで、気力で、全力で東北の強豪に立ち向かった。まさに一進一退の攻防を繰り広げた。勝敗を分けたのは、一瞬 の間合いだった。後半15分にそこまで完璧だった守りがわずかに綻びた。そこを突かれてフリーシュートを打たれてしまった。そのあと懸命に攻めたが点を奪うことができなかった。山学高ホッケーの夏は8月5日で終わったが、3位はインターハイでの最高成績。仮設スタンドで後輩たちのプレーを見守った2年前の主将石川隆選手(山学大)は「自分たちができなかったベスト4という新しい歴史を作ってくれた、良く頑張ってくれた」と後輩の健闘を称えた。村松翔主将は「決勝に行きたかったので悔しい気持ちで一杯です。まだ国体があるので、強いチームと戦って自分たちのどこが弱いのか分かったので、一瞬の隙も作らないディフェンス力と攻撃の決定力を高めたい」と語り、汗を拭いた。飯田裕一郎監督は「一瞬が勝負を分けましたが、攻守の切り替えがホッケーの命であり、醍醐味であり、難しいところです。一人一人が誰にも負けないハードワーク、チームワークを示すことはできたと思います。昨日よりは自分たちの攻めの形は作れました。あと一歩及びませんでしたが、良く頑張ってくれました」と4日間、どの試合も全力で走り切った選手の健闘を称えた。

文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.8.5
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