山梨学院パブリシティセンター
テニスインカレ 開幕
〜シングルスに5人、ダブルスに4ペアが出場〜
〜本戦初日シングルスに岡田・尾崎・本郷登場〜

テニスの学生日本一を決める「平成26年度全日本学生テニス選手権(インカレ)」が例年同様に岐阜県岐阜市・岐阜メモリアルセンターを舞台に開幕した。8月14日からの予選期間中岐阜地方は集通豪雨と台風に見舞われ試合進行が大幅に乱れたが、本戦は予定通り19日に開幕した。今夏は雨とも暑さとも雷とも戦う岐阜の陣となった。山梨学院大テニス部女子は、創部9年目の新興チームながら毎年インカレ出場者を増やし、今年はシングルスで5人、ダブルスで4ペアが関東の厚い壁を突破した。予選から出場組のうち、シングルスの岡田優里と尾崎仁美、ダブルスの尾崎仁美・久次米夏海ペアが本戦出場を果たした。本戦初日の19日はシングルス1回戦が行われ、予選突破の岡田優里と尾崎仁美の2人と本戦からの本郷未生の3人が登場した。


山学大テニス部女子は高校時代の実績が少ない、いわば無名選手集団。横根テニス場で日本テニス協会S級エリートコーチである三好勲コーチの指導の下、厳しい練習を重ね一歩一歩着実に力と実績を伸ばして来た。今年のインカレ出場メンバーは、岡田優里主将(4年 三重・四日市商)、下道愛里紗(4年 福井・仁愛女子)、中川知聡(4年 静岡・静岡市立)、尾崎仁美(4年 徳島・小松島西)、久次米夏海(3年 大阪・城南学園)、本郷未生(3年 神奈川・東海大相模)、寺見かりん(2年 岡山・山陽女子)、福井景子(1年 群馬・共愛学園)の8人。予選から出場組のうち、シングルスの下道愛里紗とダブルスの下道・福井ペアは予選で敗退した。

昨年の岐阜地方は、初日の14日から連日37度前後の猛暑日の中で戦いが繰り広げられたが、今年は集中豪雨と台風と雷の影響で、予選の試合進行が大幅に乱れ、3日の予定が5日かかり本戦前日の18日にようやく予選が終了した。休みなしで19日に本戦シングルス1回戦が始まった。山学大勢は、予選突破の岡田優里、尾崎仁美と本戦からの本郷未生の3人が戦った。(本戦から出場のうち、久次米夏海と寺見かりんは1回戦シードで2回戦から出場する)

最初に本郷未生が登場し長妻遥奈(大教大)と対戦し6−3,6−0のストレートで勝利した。本郷未生選手は「自分も相手も同じようなカウンタータイプで、振っても振ってもいいショットを返されてファーストは競ってしまいました。セカンドは緩急を付けて離すことが出来ました。去年は1回戦で負けてしまったので、まず初戦を突破できてよかった。明日からはシード選手と当たりますが、負けるわけにはいかない」と、上位進出を目指している。4年連続出場の岡田優里主将は織田怜奈(北翔大)を6−2,6−1で退けた。岡田優里選手は「(肉離れ寸前の両足をテーピングで固めて出場した)去年よりはいいコンディションで臨めていて、入り方としては良かったと思います。明日は山学の後輩(寺見かりん)との対戦で2年前は負けているので、チャレンジする気持ちで頑張りたい」と語った。4年最後のインカレの尾崎仁美は前原まりあ(青学大)と真っ向勝負で激しく打ち合い、ラリーの応酬の末に2−6,3−6で敗れた。尾崎仁美選手は「去年ダブルスでインカレに初出場(山学大史上初のベスト8)し、今年はシングルスに初出場できて、予選2試合に勝利して本戦出場を果たすことが出来ました。本戦の舞台は一球に対する気持ちがみんな強くて、自分はそれに負けて悔しいけれど、4年最後でシングルス本戦の舞台に立てたことをすごく嬉しく思います。明日からのダブルスは去年より上のベスト4以上を目標に頑張りたい」と汗をぬぐった。

全日本学生テニス選手権 本戦1回戦(8/19)岐阜市・岐阜メモリアルセンター
本郷未生
6−3
6−0
長妻遥奈
(大教大)
2回戦進出
岡田優里
6−2
6−1
織田怜奈
(北翔大)
2回戦進出
尾崎仁美
2−6
3−6
前原まりあ
(青学大)
1回戦敗退

20日はシングルス2回戦とダブルス1回戦が行われる。山学大勢はシングルスに1回戦突破の本郷・岡田と2回戦からの久次米夏海・寺見かりんが出場、ダブルスに尾崎・久次米ペアが出場する。

文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.8.19
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