山梨学院パブリシティセンター
テニスインカレ 山学勢活躍
〜山学大同士対決は寺見が先輩の岡田に競り勝つ〜
〜寺見・久次米・本郷の3人が3回戦に勝ち進む〜

本戦2日目を向えた「平成26年度全日本学生テニス選手権(インカレ)」は8月20日、例年同様の猛暑日(最高気温36度)となった岐阜市・岐阜メモリアルセンターでシングルス2回戦が行われた。この日の山学大勢は、本戦1回戦突破の本郷未生、岡田優里に2回戦からの久次米夏海、寺見かりんが加わり4人が登場した。このうち、岡田優里と寺見かりんは、山学大同士の対決となり、後輩の寺見が先輩の岡田に競り勝ち3回戦に進出、本郷と久次米も2回戦を突破した。この日は試合進行が大幅に遅れ、当初は夕方からの第5試合に組み込まれていたダブルス1回戦の尾崎仁美・久次米夏海ペアの試合は、翌日に延期された。


20日の岐阜市は朝から強い日差しが照りつける猛暑日となり、選手は相手だけでなく暑さとも戦う例年同様の真夏対決となった。午前10時からのC2コート第1試合でいきなり岡田優里(4年 三重・四日市商)と寺見かりん(2年 岡山・山陽女子)の山学大同士が対戦した。主将の岡田は、サウスポーでボールにスピンをかけて長いラリーに持ち込むのが得意、一方の寺見は、果敢に打って出る一方で守備力も強いオールラウンダー、テニスのスタイルが違う2人の対決は、ファーストセット後半の攻防に競り勝った寺見に軍配が上がった。岡田優里選手は「ファーストセット5−2から攻め返されて、タイブレークもリードしながら落としてしまい、そのままセカンドを押し切られてしまいました。明日からのダブルスでは昨年のベスト8を上回るよう頑張りたい」と気持ちを切り替えた。寺見かりん選手は「去年は2回戦で負けてしまい、今回は先輩との試合となり闘いづらかったですが、去年を超えたいと思い2−5の苦しい場面から全力で先輩に挑み、勝つことが出来ました。明日はやったことがない早大の宮地真知香選手(第4シード)との試合、全力で戦いに挑みます」と強敵に立ち向かう。2番目に久次米夏海(3年 大阪・城南学園)が11時40分からB6コートで戦った。久次米は大会第6シード選手として2回戦からの出場で、優勝を争う力を十分身に付けてきたのだが、夏関で左足首を捻挫してしまい、2週間練習を休み、大会に出場するか迷った末に出場に踏み切った。左足首をテーピングで固定して戦いに挑み、早野夏希(早大)を6−1、6−1と圧倒してまっ たく寄せ付けなかった。久次米夏海選手は「今、出来ることをしっかりやろうと決めて、理想を追い求めすぎずに、確実にポイントを取るようにしたので、このスコアで抑えられたのかなと思います。痛みはなくなったんですが、しばらく練習できなかったので体力面の不安はありますが、ダブルスも含めて出来る限り上を目指したい」と自身に気合を入れていた。3番目に午後1時前から本郷未生(3年 神奈川・東海大相模)の試合がインドアのA4コートで始まった。対戦相手の大石歩美(園田女子大)は1回戦シードで格上の選手と思われたが、力は本郷の方が遥かに上だった。6−1、6−2と圧倒、一方的に押し切った。本郷未生選手は「昨日は明日も絶対勝ちたいと言ったんですが、内心は朝からすごい緊張で、試合前は心臓ばくばくでした。最初は硬くなってうまく振れなかったけれど、勝ちたい気持ちが強くなって、最後まで自分のテニスをやり切ることができたかなと思います。明日も自分のテニスで強敵に向って行きたい」と気持ちを高めていた。
この日の第5試合に予定されていたダブルス1回戦の尾崎仁美・久次米夏海ペアの試合は、試合進行が大幅に遅れ日没となったため、明日21日に順延された。

全日本学生テニス選手権 本戦2回戦(8/20)岐阜市・岐阜メモリアルセンター
寺見かりん
7−6
6−2
岡田優里 山学大同士対決
本郷未生
6−1
6−2
大石歩美
(園田女子大)
3回戦進出
久次米夏海
6−1
6−1
早野夏希
(早大)
3回戦進出

21日はシングルス3回戦とダブルス1回戦・2回戦が行われる。山学大勢はシングルスに寺見・本郷・久次米の3人、ダブルス1回戦に尾崎・久次米ペア、ダブルス2回戦に岡田・中川ペア、寺見・本郷ペアの3組が出場する。
 
文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.8.20
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