山梨学院パブリシティセンター
大学サッカー部女子 発進
〜関東大学女子サッカーリーグ3部に参入〜
〜歴史の第1歩をホーム2連勝でスタート〜

今年4月に強化指定クラブとして誕生した山梨学院大学サッカー部女子が関東大学女子サッカーリーグ3部に参入し歴史の第一歩を踏み出した。関東女子3部リーグは、東京学芸大、東京外語大、千葉大、東京大、成城大など10大学が所属、9月から11月までの間に各チームが総当たりの9試合を戦うリーグ戦。山学大チームは全員が1年生、試合に出場できるメンバーは10人しかいないため、都留文科大学の選手5人にメンバーに加わってもらい、チームメンバー15人でようやくリーグ戦に参入した。しかし、その実力は3部では抜きん出ている。9月13日と15日にホームの山梨学院和戸サッカー場に埼玉大と帝京大を向かえて対戦、埼玉大を13−1、帝京大を11−0、2試合とも大差で勝利、ホームでの2連戦を2連勝で発進した。


山学大サッカー部女子は、13クラブ20チーム目の強化育成クラブとして今年4月に産声を上げた。部員は全員が1年生、横森巧総監督が全国を行脚して勧誘した選手たち。山梨県内からは日本航空1人、甲府商2人、隣県の神奈川と最遠の沖縄から各2人、東京・静岡・栃木・宮崎から各1人の計11人。監督は、なでしこリーグ浦和レッズレディースで活躍し、栃木SCレディース前監督だった田代久美子監督。練習開始と同時に選手と一緒にプレー、体で手本を示しながらの熱血指導でチームを引っ張っている。なでしこリーグASエルフェン狭山を退団して入学した又吉香奈主将と今年の高校女子選手権準優勝校の藤枝順心出身の中西咲選手以外は、高校時代の実績はほとんどないが、全員がフロンティア精神を胸に抱く乙女たちだ。13日の埼玉大戦に大勝したのに続き、15日に帝京大と対戦した。

平成26年度関東大学女子サッカーリーグ戦3部
≪山梨学院大vs帝京大≫(9/15)於山梨学院和戸サッカー場

○ 山梨学院大 11

前半 5−0
後半 6−0

0 帝京大 ●
得点 高橋3、水野3、又吉2 、友寄、新名、中西

試合は終始山学大が一方的に攻め込んだ。前半6分に8番MF高橋彩(宇都宮文星)がミドルシュートを決めて先制したのを皮切りに、高橋と11番FW水野すみれ(日本航空)がハットトリック、主将の10番MF又吉果奈(ASエルフェン狭山)が2得点、5番DF友寄いくみ(沖縄・美里)、18番MF新名由佳(都留文大)、4番DF中西咲(藤枝順心)が各1点を奪い大勝した。
 
田代久美子監督は「3部のレベルがどんなレベルかまだ分かっていませんが、勝負の結果よりも内容にこだわっています。将来1部で戦うための準備期間だと捉えています。チームとしてのミス、個人としてのミスが多く、チーム戦術・個人戦術ともに未熟です、この内容ではまだまだです」戦いは始まったばかりと語った。又吉果奈主将は「春から夏にかけてケガ人が多くて、全員そろっての練習がなかなかできなくてリーグ戦に入りました。3部で圧倒的に勝つためには、試合をやって行く中で一人一人がパスの質とか個人の技術をもっともっとレベルアップさせていかないといけないと思います」と話した、もっと上ともっともっと先を見ていた。
 
山学大サッカー部女子の戦いは2014年秋に始まったばかり、いつの日か大学日本一の思いを胸に、乙女たちは、4年間かけて、一人一人の力を高めて行く、チームの力を高めて行く、階段を焦らずに一段一段上がって行く・・・。

文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.9.15
アルバムはこちら

Copyright (C) 2014 YGUPC. All Rights Reserved.