山梨学院パブリシティセンター
アルテア子ども館にツリーハウスが完成
〜愛称は“アルテアの木のおうち”〜
〜平成25年度理事長賞受賞記念として制作〜

山梨学院幼稚園子育て支援センター「アルテア子ども館」のプレイコートに、このほどツリーハウス“アルテアの木のおうち”が完成し、9月19日にオープニングセレモニーが行われた。山梨学院子育て支援センターは、学校法人では全国初となる地域子育て支援センターとして平成11年に開設。開設以来、家庭的なぬくもりを大切にし、幼児教育と児童福祉を兼ね備えた専門機関として様々な事業に積極的に取り組み、山梨学院の社会的評価向上に貢献したことが評価され、「平成25年度山梨学院理事長賞」を受賞。理事長賞受賞の記念として出来るだけ子どもたちに還元できないかとセンターでは考え、プレイコートにあるクスノキへのツリーハウスの制作を決めた。普段から子どもたちは、木登りなどで自然と親しんでおり、さらにツリーハウスにより子どもたちが五感を使い自然(木)と触れ合うことで人と自然を大切にし、夢を膨らませ、感性豊かに成長して欲しいという願いが込められた。セレモニーが終わると子どもたちは早速完成したツリーハウスに順番に登り、木のぬくもりや木の上からの眺めを楽しんでいた。


ツリーハウス“アルテアの木のおうち”は、アルテア子ども館プレイコートにある3本のクスノキのうちの1本に作られた。ツリーハウスは、地上から約3mの高さに杉や檜などの木材で作られた。制作にあたり、生きている木や自然を大事にしたいという思いから、幹や枝などを一切傷つけずに施工。また、長年子どもたちを見守り、先ごろ枯れてしまったハナハミズキの幹や枝などもブランコや階段の手すりの部材として再利用した。約3週間かけて制作され、ブランコの他、縄梯子も付けられ、体全体を使って遊ぶこともできるようになっている。この日のオープニングセレモニーには、アルテア子ども館を利用する幼稚園の在園児や地域の子どもたち約60人が参加。セレモニーで山内淳子センター長がツリーハウス制作の経緯やツリーハウスの愛称の紹介を行った。また、制作者を代表し福嶋孝一さんが「ツリーハウスには小鳥たちや多くの人たちがやってきます。ツリーハウスには夢がいっぱい入っています。大きな大きな夢が入っています。おっちゃんたちが、一生懸命思いを込めて作りました。みなさんがツリーハウスで遊び、大きく成長してくれることを祈っています」と子どもたちに語りかけた。福嶋さんの言葉を受けて、この日アルテア子ども館を利用していた子どもたち全員が声を合わせて「大きなクスノキに素敵なツリーハウスとブランコを作ってくださってありがとうございます。みんなで仲良く大切に使います」とお礼の言葉を述べた。そして、代表の子どもたち3人がテープカットを行うと、子どもたちから大きな拍手が沸き、ツリーハウスの完成を喜んだ。セレモニー終了後には、ツリーハウスの見学が行われ、子どもたちは順番にツリーハウスに登ったり、ブランコで遊んだりして木のぬくもりや木の上からの眺めを楽しんでいた。

平成18年より、農林水産省(林野庁)では、「森林・林業基本計画」に基づき、木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるために「木育(もくいく)」という教育活動を推進している。木と五感を通して触れ合うことで、人と自然に対する思いやりや優しさが育まれると言われており、山梨学院幼稚園では、ツリーハウスでの遊びを通じ、人と自然を大切にし、夢を膨らませ、感性豊かに育ってほしいと願っている。

文(Y.Y)、カメラ(藤原 稔)2014.9.19
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