センバツにつながる「第67回秋季関東高校野球山梨県大会」は9月21日、甲府・小瀬球場で3回戦の3試合が行われ、山梨学院高は帝京三高と対戦した。2回表に8番小宮莉都の左線適時二塁打で先制したが、4回裏に相手のエースに本塁打を許し同点とされ、5回裏に捕手のパスボールとスクイズ、左線適時2塁打などで4点を奪われ、7回にも1点を追加された。6人の投手を投入したが計6失点、攻撃陣は11安打を放ちながらも3併殺、8回に満塁から押し出し死球で2点目を入れたにとどまった。投手陣が打たれ、守備陣が乱れ、打撃陣が3併殺では勝てない、2014山梨学院秋の陣は短い秋で終わった。
秋季関東高校野球山梨大会≪山梨学院高vs帝京三高≫(9/21)山日YBS球場
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山梨学院高 |
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帝京三高 |
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山学高バッテリー、井上・西村・小川・深澤・千葉・大杉−加々美
本塁打 茶谷(帝三)、2塁打 小宮(山学)、
安打 山学11・帝三8 失策 山学1・帝三1、
先発した井上新太郎(2年)は、3回まではいい投球をしたが、4回の先頭打者帝三のエース3番茶谷に不用意に初球ど真ん中に投じた直球をレフトスタンド上段に打ち込まれ同点にされた。5回に1死1・3塁としたところで西村航(1年)に交代した。西村は最初の打者に4球を与えてピンチを広げ満塁、次打者の初球に捕手がパスボール、2球目にスクイズを決められた。ここでピッチャーを3番手の小川陸(2年)に替えたが、タイムリーと内野安打でこの回に計4点を与えて試合の流れが変わった。攻撃陣は11安打を放ったが5回、6回、8回に併殺打、8回は併殺後に満塁のチャンスを作り死球で1点を取ったが、次打者が三振。6投手を投入したが流れを呼び戻せないまま、9回裏は三者凡退で万事休した。
加々美啓太主将は「自分のパスボールから相手に流れをやってしまい、足を引っ張ってしまった、力不足で悔しいです」と唇を噛んだ。吉田洸二監督は「全てにおいて平均点以下なので、この冬猛練習して、全体的に力をつけて行きたい」と語った。今年の山梨学院高は、春の選抜甲子園出場、春季関東大会優勝、夏の甲子園予選敗退、秋季大会3回戦敗退で公式戦の全日程を終了した。この秋から冬にかけて、砂田グラウンドで砂まみれになり、もう一度ゼロから心と体を鍛え直す。
文(M.T)、カメラ(平川大雪)2014.9.21
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