山梨学院パブリシティセンター
第35回木犀の会開催
〜山梨学院創立の建学精神を学ぶ芸術鑑賞会〜
〜三浦章宏・三浦文彰・漆間由紀さんが出演〜

山梨学院短期大学は10月3日、山梨学院創立者 故古屋眞一初代学院長、故古屋喜代子初代学長の建学精神を学ぶ「第35回木犀の会」(もくせいのかい)を開催した。会の名称は、古屋喜代子学長の忌日4日が、木犀の香りがただよう頃であったことと、謙虚で温かい人柄を偲ばせる花であることから名づけられた。「学生が自らの道を切り開くには "真・善・美"にあこがれを持つことが大切」という初代学長の教えからこの日を芸術鑑賞の日と定め、亡くなられた翌年の1980年10月4日から毎年開催され、今年度で35回目となる。今年度はヴァイオリニストの三浦章宏氏と三浦文彰氏、ピアニストの漆間有紀さんの3人の演奏家によるクラシックコンサートが開かれ、メモリアルホールの席を埋めた短大生全員が、芸術の秋を楽しんだ。


山梨学院短大45号館南側の川沿いには、6本の金木犀と7本の銀木犀が静かにたたずみ、今年は一週間ほど前から周辺に芳香を放っている。「たまゆらの いのちを とわに托さんと 若き欅を校庭に植ゆ、大いなるものをば たのみまいらせて 心ゆたかに ありたしと思う、学院のすべての人に幸福と 平和来たれとひたに祈るも」と歌った古屋喜代子初代学長の教育への思いと、建学の精神が記されたパンフレットが全学生に配布された。第1部は、赤井住郎短期大学長が木犀の会の由来について講和を行い、建学の精神である 一、徳を樹つること、二、実践を貴ぶこと、などについて説明を行い、「本学に学ぶ学生諸君が、建学の精神と、創立者が学生に望んだことをかみしめて、自らの前途を力強く、美しく造り出していかれることを望みます」と訓示した。第2部のクラシックコンサートでは、東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターのヴァイオリニスト三浦章宏氏、史上最年少の16歳で2009年ハノーファ国際コンクールに優勝し将来が嘱望されている若きヴァイオリニスト三浦文彰氏、フェリス女学院大学非常勤副手のピアニスト漆間有紀さんの3人の演奏家によって、ショスタコーヴィッチ作曲「2つのヴ ァイオリンとピアノのための5つの小品」(L、アトヴミャーン編曲)ら7曲の演奏とアンコール演奏が行なわれ、満席の学生たちを魅了した。尚、3人の演奏家は、演奏会後、山梨学院小学校も訪れ、カフェテリアに集った小学生に生演奏を披露、素晴らしい音色が子どもたちをも魅了した。

文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.10.3
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