山梨学院大学とインドネシア3大学との間で締結された学術交流協定により来日した3人の国際交流短期留学生が10月10日、山梨県庁を表敬訪問し平出亘副知事に会い「山梨県が結んでくれた縁で日本の文化を学びに来ました」と、とても上手な日本語で挨拶し握手を交わした。昨年10月に横内正明山梨県知事がインドネシアをトップセールス訪問した際に、山梨学院大学から原百年国際交流センター長が同行しリア外国語大学など3大学との間で学術交流協定が結ばれた。3人はこの協定に基づき1年間の予定で9月に来日したばかりで、日本語能力試験N2・N3の実力の持ち主。3人は「インドネシアと山梨の架け橋になれるようにしっかり学んで帰りたい」と話している。
来日した短期留学生は、リア外国語大学のギナ・ギナンジャール・アンドリアナさん、ビナヌサンタラ大学のリッキー・ウィジャヤさん、パジャジャラン大学のムハマッド・ザファルさんの3人。県庁表敬訪問には山梨学院国際交流センターの原百年センター長と雨宮敏弘主幹が同行した。平出亘副知事は「昨年10月に横内知事がインドネシアを訪問した際に、知事が立ち会いさせて頂いて山梨学院大学さんとインドネシア3大学さんとの学術交流協定が結ばれたと承知をしておりまして、皆さんは第一期生、山梨の人と直接交流し友好関係が進んで行く基礎を築いて頂きたい」と挨拶した。原百年国際交流センター長は「大学としては留学生の多様化を進めたいと考えておりまして、昨年6月に県から願ってもないお話を頂きました。横内知事に同行させて頂きましたが、県職員の皆さんの準備、交渉、協定に至る段取りの手際の良さに深く感心しました。成果として3人に1期生として来て頂きましたが、彼らや後に続く留学生が帰国後に「観光で山梨に行こうよ」と働きかけてくれる親日派になってもらえるよう、大学としても努力して行きたい」と語った。平出副知事から3人に郡内織物特産の甲斐絹ネクタイと富士山の図柄入りキティちゃんのマグカップが贈られた。ギナ・ギナンジャール・アンドリアナさんは「私は2度目の来日です、冬は苦手ですが、インドネシアで冬服を買ってきました」と流暢な日本語で笑いを誘った。リッキー・ウィジャヤさんは「高校の時に小泉八雲の作品を英語版で読んで、日本に興味を持ち日本語の勉強を始めました。日本の文化と日本の文学を学びたい」、ムハマッド・ザファルさんは「日本のアニメに興味を持っています、色々な事を学びたい」と、2人も上手に日本語を話す。3人は大学の授業の一環として、スポーツ留学生と学術協定校からの短期留学生が一緒に日本語の勉強に励む留学生交流日本語勉強会に参加して日本語の上達にも励んでいるほか、山梨に20人ほどいるインドネシア人のサークルにも参加する予定で「インドネシアと山梨の架け橋になれるようにしっかり学んで帰りたい」と話している。
文・カメラ(M.T)2014.10.10
アルバムはこちら