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 第９３回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会は１０月２５日、韮崎中央公園陸上競技場と芝生広場で準々決勝４試合が行われた。山梨学院高は陸上競技場で行われた第１試合で笛吹高と対戦。山学は試合開始早々から笛吹陣内に攻め入り、ゴールを襲うが笛吹の守備中心のシステムになかなかゴールを奪うことができない。前半３３分、ＦＫからのゴール前のこぼれ球をＤＦ大野佑哉が決め山学が先制、１対０で前半を折りかえす。後半開始３０秒、ＦＷ小川雄大がペナルティエリア前でもらったボールを振り向きながらシュートし２点目を追加。後半１４分にはＤＦ山中登志郎からの低めクロスをＦＷ小川が合わせ３点目。後半１８分には途中出場のＦＷ伊藤大祐が４点目を、２８分には同じく途中出場のＦＷ永山慧伍が５点目を決め攻撃に勢いが出る。後半３５分にはＭＦ福森勇太のミドルシュートで６点目と一気に笛吹を突き放す。しかし、笛吹も虎視眈々と反撃のチャンスを伺う。後半３８分、笛吹はカウンターで一気に山学ゴールに襲い掛かり、ゴール前の攻防から山学は１点を失点。山学は後半終了間際に２点を追加し８対１で笛吹に勝利。攻撃のテンポなどに課題が残ったものの、１１月１日に山梨中銀スタジアムで行われる準決勝進出を決めた。
山梨学院は初戦の３回戦を甲府城西高と対戦し、ＦＷ小川雄大（３年）のハットトリックなどで９対０と圧勝。３年ぶりの全国出場を目指し、準々決勝に駒を進めた。
試合開始から、山学イレブンはボールを支配し、笛吹陣内で試合を進める。ボールの支配率は山学が笛吹を上回り、相手にボールを渡さない。しかし笛吹は守備中心のシステムを組み、山学は思うように攻撃テンポ・スピードを上げられない。ゴール前に再三ボールを入れるも笛吹の全員守備に阻まれ、なかなか得点が生まれない。均衡が破れたのは、前半３３分、ＦＷ小川雄大（３年）がＦＫを直接ゴールを狙い、右ポストに跳ね返ったボールをゴール左前に詰めていたＤＦ大野佑哉（３年）が落ち着いて決め先制。１対０で前半を折りかえす。後半に入ると、開始３０秒、ＦＷ小川がペナルティエリア前でもらったボールを振り向きながらシュートし２点目を追加。次第に山学のパスのテンポも上がり、攻撃に動きが出る。後半１４分にはＤＦ山中登志郎（３年）からの低めクロスをＦＷ小川が合わせ３点目。後半１８分には途中出場のＦＷ伊藤大祐（３年）が４点目を、２８分には同じく途中出場のＦＷ永山慧伍（３年）が５点目と攻撃に勢いが出る。後半３５分にはＭＦ福森勇太（３年）のミドルシュートで６点目と一気に笛吹を突き放す。しかし、笛吹も虎視眈々と反撃のチャンスを伺う。後半３８分、笛吹はカウンターで一気に山学ゴールに襲い掛かり、右サイドに入ったクロスを左に切り返され、ＤＦ陣が反応できず、山学は１点を失点。山学は後半４０分にＦＷ伊藤が、アディッショナルタイムにＭＦ福森がそれぞれゴールを決め、結局８対１で笛吹に勝利。攻撃のテンポなどに課題が残ったものの、１１月１日に山梨中銀スタジアムで行われる準決勝進出を決めた。 試合後、吉永一明監督は「前半苦しんだ部分が多かった。後半勝ってはいたが、失点したのは課題。勝ちは勝ちだが、気持ちとして満足する者はいないと思う。大事なことはチームが勝ち進んでいくことで、きょうの結果を克服するチャンスはもらえた。失点したことは悔しいが、負けてしまえば、もうプレーすることはできないので、まだチャンスはあるので次に活かそう」と選手たちに語りかけた。取材に対し「１つの事（戦術）に決めて徹底してやるのは簡単だが、それだとここから先が、チームとしても個人としても伸びない所があると思うので、あえて選択肢を持たせながら、それをチームとして合わせていく所にチャレンジをしてみた。その部分で合わない所が出てしまったと思います」と攻撃のリズム・テンポについて振り返り、次戦に向けて「こういういかに点を取るかというゲームは続く部分であると思うので、きょうの反省を活かして継続してトレーニングをしていきた」と述べた。山中登志郎主将は「勝てて準決勝に進めて良かったが、前半で攻撃がうまくいかなくて、みんなの攻撃のパターンや意識がかみ合っていなかった。後半少し改善できて点が取れたので良かったが、最後の失点の部分で、相手の攻めの姿勢に自分たちが守り切れなかったことが今後の課題だと思う。次は小瀬ですが、一戦一戦大事に戦っていって全国への切符をつかみたいです」と語った。 準決勝は来月１日に山梨中銀スタジアムを会場に山梨学院対甲府商業（１１：００キックオフ）、日本航空対帝京第三（１３：４５キックオフ）で行われる。 文（Ｙ．Ｙ）、カメラ（小池裕太）２０１４．１０．２５ | アルバム1 | アルバム2 | |
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