山梨学院パブリシティセンター
巨人軍スカウトが表敬訪問
〜古屋忠彦学長に田中貴也選手指名を報告〜
〜「一軍で活躍する選手を目指せ」と激励〜

読売巨人軍の2人のスカウトが10月30日、育成ドラフト3位指名した田中貴也野球部主将の指名あいさつで古屋忠彦学長を表敬訪問した。訪れたのは藤本茂喜スカウト部主任と吉武真太郎担当スカウトの2人で「育成枠での指名ですが、将来性を高く評価しました」と挨拶、古屋忠彦学長は「2年連続で大学野球部から直接プロの世界に選手を送り込むことになり、大変うれしく思います」と話し、同席した田中貴也選手に対し「一軍で活躍する選手を目指し、心と体を鍛えなさい」と励ました。田中選手は記者団の質問に対し「野球人としても、人としても、尊敬されたり応援される選手になりたい」と抱負を述べた。


田中貴也選手は、身長178cm、体重80s、右投げ左打ちの強肩捕手。京都府南丹市出身だが、2006年夏の甲子園を湧かせた日本最南端の高校八重山商工に憧れ高校時代は石垣島で過ごす。元巨人の高橋一三前監督と伊藤彰現監督が石垣島に渡りスカウト、山学大では1年春から正捕手として高梨裕稔投手(昨年日本ハムに4位指名入団)らを好リードで支えチームの7季連続Aクラスに貢献、今年は主将として春のリーグ戦で関甲新リーグ初優勝を達成、打率394でベストナイン獲得(秋季リーグでも獲得)、初出場した大学選手権では福井工大に2-3で惜敗したが、自身は全4打席出塁(2安打2四球)と全国大会でアピールした。

巨人軍藤本茂喜スカウト部主任は古屋忠彦学長に対し「高橋一三前監督とは自分は一緒にプレーしました。そのご縁もありますし、吉武スカウトが田中君の捕手としてのプレーとキャプテンシーにほれ込みました。将来の巨人軍を支える選手になるよう育てて行きたい」と挨拶した。指名あいさつ後、記者団に囲まれた田中貴也選手は「今日あらためてすごい世界に行くんだなと実感しました。それと同時にやらなければいけないという気持になりました。山梨で4年間を過ごし、高橋前監督と伊藤監督に野球以前の人としての心構えを教えて頂いたことがこの結果につながったと思います。厳しい世界ですので何年も待ってはくれない、1年1年最後だと思って1日1日頑張り結果を出して行きたい。もちろん一軍で常に活躍できる選手になりたいですし、野球人としても、人としても尊敬されたり応援される選手になりたい」と抱負を述べた。伊藤彰監督は「技術的にはキャッチャーとしてのスローイングの速さを評価して頂いたと思います。キャプテンとしてのリーダーシップ、野球に取り組む姿勢も評価して頂けたのかと思っています。今までとは比べ物にならない世界に飛び込むことになりますが、田中はその覚悟はできていると思います。1軍の舞台で活躍できるキャッチャーになって行ってもらいたい」と語った。吉武真太郎担当スカウトは「田中選手は1年から出ていて経験も豊富ですし、守備とともにバッティングの方も力強いところを評価しました。自分のプレーでチームを引っ張って行くような選手になってもらいたい」と記者団に語った。田中選手の入団は、11月初旬に巨人軍のメディカルチェック、11月中旬に仮契約、11月下旬に入団発表の段取りで進むものと見られる。

文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.10.30
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