山梨学院パブリシティセンター
オクトーバープロジェクト2014
〜山梨学院小学校で学年を取り払った課題探求授業〜
〜11チームに分かれて取り組みたいテーマを研究〜

山梨学院小学校で、児童が関心を抱いた文化的・芸術的活動について、チーム単位で一つのテーマを研究する課題探求授業「オクトーバープロジェクト2014」が、10月24日から11月10日までの間、2週間にわたり実施された。1年から6年までの学年の壁を取り払って行なわれる山梨学院小独特の取り組みで、子どもたちは自分が興味を抱いたチームに入り、研究活動に取り組んだ。今年のテーマは“○(わ)”、研究チームは「えんげき」「話芸」「切り絵アート」「科学工作」など全部で11チーム。それぞれのテーマやパフォーマンスについて追究した。8日に集大成の場"オクトーバーフェスティバル"が開催され、チームごとにそれぞれが究めた研究成果を発表した。


山梨学院小は、「自律性を育てる」「想像力を育む」「ともに生きることを学ぶ」を教育の3本柱に、学習指導要領の枠を超えた先進的な教育プログラムの実施に取り組んでいる。オクトーバープロジェクトは、文化的・芸術的活動について、チーム単位で学ぶ、秋恒例の2週間にわたる先進的教育プログラム。この期間中は、学年の壁が取り払われ、1年生から6年生の児童が同じチームで一緒に同じ研究に取り組む。今年のチームは、「えんげき」「話芸」「サンドパフォーマンス」「切り絵アート」「科学工作」「ビュジュアルメディア」「アフレコ・スタジオ」「自然工作」、「Group Action」、「とびだす絵本」、「バイリンガル・コンシェルジュ」の全部で11チーム。それぞれのチー ムごとに活動や研究に取り組んだ。このうち、昨年までの映画制作は「ビュジュアルメディア」チームと名前を変え、ビデオでの動画制作・デジカメでのアニメ製作に加え、音と光で立体物を表現するプロジェクションマッピング製作を取り入れ表現方法の幅を広げた。「サンドパフォーマンス」チームは砂に色を付けて画用紙に貼りつける砂絵と、砂と指と光で描くサンドアートに挑戦。「バイリンガル・コンシェルジュ」チームはフェスティバルに来たお客さんを日本語と英語で“お・も・て・な・し”ご案内。「科学工作」チームはペットボトルロケットを完成させた。

8日の土曜日には、チームの全員が心と体を一つにして2週間取り組んだ研究成果や演技を表現する"オクトーバーフェスティバル"が開催された。オクトーバー運動場でのオープニングでは、TSベーシックスポーツ・ダンス&スポーツが表現運動【WA・和・輪】を披露し花を添えた。11チームは、各学年の教室や環境館、スポーツ館、芸術館などで活動成果をそれぞれ発表した。えんげきチームは「100万回生きたねこ」を公演、切り絵アートチームは「切り紙パフォーマンス」を披露、アフレコ・スタジオチームは「生放送」オンエアー、ビジュアルメディアチームは「作品上映会」を開催、各会場とも熱気と歓声に包まれた。また、カフェテリアなどには「美術」領域で制作した作品も展示され、自分や友だちの作品を保護者と楽しそうに眺める姿もたくさん見られた。エンディングでは、TSジュニアオーケストラの 演奏とその伴奏で校歌が斉唱され、それぞれのチームが今の自分を精一杯表現した“フェスティバル”の幕が閉じられた。

文(M.I)カメラ(藤原 稔)2014.11.11
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