山梨学院パブリシティセンター
高校駅伝関東大会
〜女子は2年生で挑み3位、3区の木村が区間賞〜
〜男子は8位と5秒差の10位、あと一歩で入賞〜

平成26年度「男子第67回・女子第23回関東高等学校駅伝競走大会」が11月22日、栃木県佐野市運動公園陸上競技場周辺周回コースで行われた。男子は参加48チームが7区間(42,195キロ)、女子は48チームが5区間(21,0975キロ)でたすきをつなぎ関東No1を競った。山梨学院高校は、1日の県大会で男子は4年連続、女子は6年連続優勝し、ともに14回目の都大路出場を獲得して大会に臨んだ。昨年の男子は関東大会2位をばねに全国制覇という歴史的快挙を成しとげたが、黄金世代と呼ばれた5人が卒業し揃って山学大に進学、今年は苦しい戦いが予想された。また、女子は昨年関東大会で優勝、全国大会で県勢初の6位入賞と大飛躍した。今年は部員全員の力が拮抗して おり関東はオール2年生で臨んだ。大会の結果、女子は3区の木村美久が区間賞を獲得するなど全員が区間上位の走りで3位を獲得した。男子は入賞ラインの8位と5秒差の10位でゴールした。


1日に西湖畔周回コースで行われた県大会で、山梨学院高は男女ともに全員が区間1位の走りでともに2位の韮崎高に4分30秒の大差をつけて優勝した。今年の都大路では、女子は全国制覇、男子は上位進出が目標、県大会がホップだとすると、関東大会はステップの場所、栃木県佐野市のコースに挑んだ。

関東高校駅伝大会 山梨学院高校男子 成績10位 タイム 2時間09分06秒


区間


距離


ランナー


区間タイム


区間


合計時間


総合順位



1区


10km


飯島圭吾(1年)


30,31


15位


30,31


15位



2区


3km


太田裕也(2年)


08,37


5位


39,08


10位



3区


約8km


山口純平(3年)


25,05


15位


1:04,13


9位



4区


約8km


関川大悟(2年)


25,09


9位


1:29,22


8位



5区


3km


深澤亮哉 (1年)


09,09


21位


1:38,31


10位



6区


5km


花田幹太(2年)


15,07


7位


1:53,38


10位



7区


5km


熊谷尭之 (2年)


15,28


18位


2:09,06


10位



県大会同様に1区に起用された小柄な1年生飯島圭吾が最後尾のスタートから大集団の中を果敢に走り、15位とはいえトップとの差44秒で流れを作った。2区の太田裕也は区間5位の走りで順位を10位に上げた。3区で9位、4区で8位まで順位を上げたが、あとの3人は10位でつなぎ、たすきをゴールに運んだ。
一区の飯島圭吾選手は「先週の日体大記録会で10000mを走り一週間で疲れが抜けると思ったが、抜け切れていなかった、後半はアップダウンがきつく感じられた。最低限の走りはできたが、距離を踏む面でもスタミナの面でもまだ甘いです。都大路ではチームを引っ張る走りをしたい」。アンカーの熊谷尭之選手は「8位が目標だったので前を追ったがなかなか思ったように体が動かなかった。もう少し力をつければ抜けたと思う。都大路は関東よりレベルが高いので、そこで結果が出せるようにこれから頑張って行きたい」。山口純平主将は「暑い中で後半伸びなかったのが正直な反省です。関東で力の差を思い知ったので、残り一カ月間しっかり調整して、全国ではもっと上の順位でゴールできるよう頑張って行きたい」とそれぞれ反省を口にした。二反田眞示監督は「県大会とは少しメンバーを入れ替えて臨みました。設定のタイムよりそれぞれが少しずつ遅れました。課題もたくさん見つかりましたし、入賞を狙っていたので残念です。都大路では強豪チームに胸を借りるチャレンジ精神で臨みたい。今回走れなかったメンバーの中にも、これからという選手もいます。都大路では記録も順位も上の方に上げれるようこれから調整して行きたい」と目線を京都に向けた。
 
尚、今年の男子全国大会は第65回記念大会であるため、男子出場校の中で、すでに決定している各都県の代表校を除外し、北関東・南関東地区の最上位各一校が全国に出場できる年。北関東は栃木県の佐野日大高、南関東は千葉県の市立船橋高が再挑戦で復活全国切符を手にした。

関東高校駅伝大会 山梨学院高校女子 成績3位 タイム 1時間09分01秒


区間


距離


ランナー


区間タイム


区間


合計時間


総合順位



1区


6km


島田美穂(2年)


19,14


3位


19,14


3位



2区


約4km


三浦佑美香(2年)


13,23


3位


32,37


2位



3区


3km


木村美久(2年)


9,39


1位


42,16


2位



4区


3km


小室日香莉(2年)


9,52


3位


52,08


2位



5区


5km


早川可奈子(2年)


16,53


9位


1:09,01


3位



1区の島田美穂が、昨年の青葉愛と同タイムの19分14秒で走り、トップ常盤(群馬)との差21秒の3位で発進、2区の三浦佑美香が順位を2位に上げ、3区の木村美久が区間賞獲得の快走、4区小室日香莉も区間3位の好走、アンカーの早川可奈子が3位でゴールした。優勝した常盤高は昨年山梨学院高が17年ぶりに塗り替えた大会記録(1:07.45)をさらに更新する大会新(1:07.16)で独走優勝した。
島田美穂選手は「先頭の常盤に始めから離されてしまい、第2集団のペースメーカー役になってしまった、悔しいの一言です。まだ自分のリズムが出来ていないのでそこを確立させて都大路出場を目指したい」。木村美久選手は「1週間前の日体大記録会5000mでベストが出て気持ちが前向きになり、練習でも変わっているなと感じられて、今回は思い切って行こうと決めて走りました」。小室日香莉選手は「練習で我慢できなかったところがラスト1キロで出てしまったかなと思います。時間を守ることなど生活でも練習でも基本的なところを詰めて行けばもっと強くなれると思うので頑張りたい」。齋藤暁主将は「自分のけがの回復状況は半分程度で、都大路には間に合わせたいと思います。今日はみんな硬くなっていました。やるべきことをしっかりやれるようになれば自然と結果もついてくると思うので、そこを課題にしてチームの力を上げて行きたい」とそれぞれ振り返った。萩倉史郎監督は「途中までは想定内の30秒以内で来たが後半がだめでした。持ちタイムでいったら優勝した常盤と変わらない。記録会でタイムを出していても試合で力を出せず、上位校と競り合う心のスタミナがないのが今のうちの現状です。速いだけではなく強い選手にならなければいけない。今回は優勝を考えずに使っていない選手を使うテストもしました。木村は上がって来ました。25日にメンバー提出ですので、頭の中ではある程度決めています」と全国を見据えている。師走の京都・都大路を駆け抜ける全国大会は、今年は12月21日(日)に繰り広げられる。
 
関東大会成績上位8位校
男子優勝 埼玉栄(2:06.00)、2位 市立船橋、3位 日体荏原、4位 水城、5位 国学院久我山、6位 佐野日大、7位 

女子優勝 常盤(1:07.16大会新)、2位 柏日体、3位 山梨学院、4位 成田、5位 荏田、6位 白鴎大足利、7位 埼玉栄、8位 市立船橋、

(M.I)カメラ(平川大雪・小池裕太・Y.Y)2014.11.22
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