山梨学院短期大学と山梨中央銀行の連携事業「第3回ドリームケーキ・プロジェクト」が今年も子どもたちの夢を乗せて実施された。食べてみたい「夢のケーキ」の絵を募集し、山学短大フードクリエイトコースの学生が受賞作を本物のケーキにする地域貢献活動。一昨年に初実施され、大変好評なことから3年連続で開催された。山梨中央銀行の県内全店で10月から11月にかけて絵の募集が行なわれ、「ドリームケーキ大賞」を獲得した山梨市加納岩小5年の清水倖さんが夢見た「流れ星ケーキ」など、受賞3作品の製作が12月6日の午前中に行われ、午後からは3人の子どもたちを山梨学院短大スイーツスタジオに招き、本物のケーキがプレゼントされた。
今年の夢ケーキは、[ドリームケーキ大賞]が山梨市加納岩小5年の清水倖さんが夢見た「流れ星ケーキ」、[未来のパティシエ賞]が山学大附属幼稚園年中の湯山瑛心くんの夢の世界「世界のみんな 友達になろう」、[山梨中央銀行賞]が田富北小5年の山口和実さんの夢物語「おかしのハウスケーキ」の3作品。
フードクリエイトコース1年生の学生たちは、事前に、自分たちが作るケーキの審査を行い、たくさんの絵の中から3作品を選び出し素材の手配と準備を進め6日午前中に製作を行った。ドリームケーキ大賞を獲得した清水倖さんの「流れ星ケーキ」は星の形をした五角形のケーキという見たこともない不思議な形のケーキ。学生たちはアイデアを出し合い、それぞれに工夫を凝らし、3つの作品を作り上げた。
6日午後から短大スイーツスタジオ2階で表彰式が行なわれ、赤井住郎短大学長と佐藤優山梨中央銀行公務・法人担当部長が主催者挨拶を行い、白鳥仁山梨学院短大事務局次長が企画趣旨説明を行って完成した3作品がお披露目された。いずれも色鮮やかで夢がたくさん詰まった作品に仕上がり、会場から歓声が上がった。受賞した3人に表彰状と、絵の縮小写真をはめこんだ特製のオリジナル表彰盾がそれぞれ贈られた。自分のアイデアが形になったケーキに子どもたちは目を輝かせ、「思ってた以上に大きい、美味しそう」、「クッキーの国旗がいっぱい、とてもビックリ」、「きれいで、食べるのがもったいない」などと感想を述べていた。
子どもたちが描いた「食べてみたいケーキの絵」全作品は、山梨中央銀行本店ロビーで12月24日から30日まで展示されることになっている。
文(M.T)カメラ(白鳥 仁) 写真提供山梨学院短大 2014.12.6
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