地域交流ネットワーク「さかおり倶楽部」が年末恒例の行事として毎年行っている「さかおり祭り〜年の瀬大クリーン作戦2014〜」が12月13日に行われた。さかおり倶楽部は、酒折駅前の山梨学院学生交流館を交流拠点に、地域に住む人、地域の職場で働く人、地域の学校や大学に通う学生たちに働きかけて地域を盛り上げる活動に取り組んでいる。年の瀬大クリーン作戦は年々参加者が増え、地域の住民や地元企業に勤務する人と大学生に加え、甲府東中に通う中学生や甲府東高と山梨学院高に通う生徒も参加するようになり、今年は500人余りが集結した。参加者は6班に分かれ、酒折・善光寺・横根地区などを巡回し、ごみ収集活動に取り組んだ。
大クリーン作戦には、甲府東中の生徒、甲府東高の生徒会とサッカー部、山梨学院高の生徒会や地域の人々、企業の人たちとともに、山梨学院大学からは野球部・サッカー部・バスケットボール部・陸上部・柔道部などの運動部の部員とインドネシアからの短期留学生らが参加した。また、毎週日曜に山学大ラグビー場でラグビーを楽しんでいるカエデラグビースクールのちびっこラガーマンも参加した。午前9時半から行われた出発式で、各代表が「ごみがひとつもない街になるよう皆で頑張りましょう」と宣言して清掃活動に取り組んだ。6班に分かれて酒折地区、善光寺地区、横根・桜井地区の道路や道沿いのごみを拾い集め、拠点の学生交流館前広場で分別収集を行った。クリーン作戦後は交流イベントが行われ、参加者に焼きマシュマロや温かいレモンティーなどが振る舞われた。参加者の一人甲府東高校の新谷悦久前生徒会長は「道路は綺麗でしたが、河川敷は汚れていました。そういう見えない所にも普段から注目する必要があるなと参加させて頂いて思いました」と語った。清掃とともに分別収集作業にも熱心に取り組んでいた山梨中央銀行和戸支店の新海靖支店長は「地域にある企業として、毎回支店の社員とともに参加させてもらっています。こういう活動を通じて地域の皆様とより親しく交われるようになれれば」と話していた。年の瀬クリーン作戦は2010年に始まり今年で5年目、酒折地区歳末恒例の地域交流行事としてすっかり定着した。
文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.12.13
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