山梨学院パブリシティセンター
山梨県産小麦の普及に協力
〜短大生が「アルティ&ベッキー」パンを実習製造〜
〜大学キャンパス内で教職員にテスト販売し大好評〜

山梨学院短期大学食物栄養科フードクリエイトコースの2年生が、山梨県産小麦「ゆめかおり」の知名度アップに協力しようと、山梨学院統一マスコット「アルティ」&「ベッキー」の焼印が入ったあんパンとクリームパンを実習製造した。キャンパス内で教職員向けに試験販売したところ「もちもちした食感で、ほのかな甘みもあり、とてもおいしい」と評判を呼んでいる。「ゆめかおり」は山梨県総合農業技術センターの試験栽培で品種改良されたパン用小麦で、今年1月に生産者・製パン業者・行政機関などが連携し「やまなし こむぎプロジェクト2014」を立ち上げた。関係教育機関として短大フードクリエイトコースも参加協力しており、今回試験的に製造販売された。
「ゆめかおり」は製パン適性に優れた小麦で、山梨の気候・風土が栽培に適していることから平成25年度に山梨県推奨品種として登録され、北杜市や韮崎市などの峡北地方を中心に作付面積が広がっている。「やまなし こむぎプロジェクト2014」は、生産者・製パン業者・流通業者・行政機関・教育機関が連携し、ゆめかおりの地産地消を推進させようと設立された。
 
「アルティ」&「ベッキー」パンの製造販売が行われたのは12月12日、フードクリエイトコースの2年生29人が3グループ(1グループ9〜10人)に分かれ、午前9時からスイーツスタジオ3階製菓実習室で製造に取り組んだ。菓子パン生地を加糖中種法で仕込み、ミキシング、生地発酵、分割、成形、ホイロ、焼成の手順でグループごとに焼き上げた。午後2時に出来上がったパンを冷却し袋詰め、予約注文した教職員に「焼き立てを食べて下さい」とスイーツスタジオで販売した。当初は150袋の予定だったが、購入を希望する人が多く最終的に192袋を販売した。購入者の反応は、「焼き加減も程よく、噛んでいるとほのかな甘みを感じた」、「とてもモチモチしている」、「パン生地もさ ることながら、餡やクリームも良くできていて、とてもおいしい」と大好評で、お礼のメールが数多く寄せられた。実習製造した学生の一人加藤くみさんは「朝から焼き上げて販売するまで大忙しでした、これを毎日やっているパン屋さんはすごいと思います、これまで学んできた製パンの技術を生かすことができて良かったですし、山梨産小麦粉のことをもっと知ってもらえたらな」と、話している。
山梨学院大・山梨学院短大は、山梨県との間で包括的連携協定を締結している他、各自治体との連携や県内産業界との連携をより深めることにしており、今回のような地産地消の推進、地域活性化の取り組みに積極的に協力して行くことにしている。
 
文(M.T)写真提供山梨学院短大 2014.12.25
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