山梨学院パブリシティセンター
日本学生氷上競技選手権 開幕
〜氷都北海道釧路市に147大学の精鋭結集〜
〜初日の女子500mで澤田芽依が6位入賞〜

スケート競技のインカレ「第87回日本学生氷上競技選手権大会」が、1月6日から9日の日程で開幕した。今年の大会舞台は北海道釧路市、スケート競技が盛んな氷の都にスピードスケート・フィギュアスケート・アイスホッケーの3競技に全国から147大学の精鋭が結集し熱戦が繰り広げられる。初日のスピードスケートは男女の500mが行われた。山梨学院大からは男子500mに下田琢也・古川耀・宗宮紘汰の3人、女子500mに伊藤さゆり・阿部美沙希・澤田芽依の3人が出場した。このうち、女子の澤田芽依が実業団の名門チーム富士急や日本電産サンキョーを経て大学に進学した社会人出身選手らと競い6位に入賞した。


北海道の道東部にある釧路市は、タンチョウが舞う釧路湿原で知られる太平洋に面した港町、冬の街は日中でも道路や歩道はアイスバーン状態、靴の底に滑り止め用スパイクを着けないと転倒する恐れがある寒さの厳しい街。試合会場は、スピードスケートが柳町スピードスケート場、フィギュアスケートが春採アイスアリーナ、アイスホッケーが日本製紙アイスアリーナと柳町アイスホッケー場、氷の都で4日間にわたる熱戦が始まった。

 ≪女子500m 澤田芽依(3年 帯広三条)≫

澤田芽依は、身長168cmの長身を利し、足をしっかり伸ばすゆったりしたフォームが特徴。本人は「自分のスケートは、よし行くぞと気合を入れすぎると、バタバタした滑りになってしまう、いかに力まないで滑り切るかです」と話す。女子500mは黒岩美生(富士急〜日体大)、永田希絵(日本電産サンキョー〜高崎健大)ら実業団を経て大学に進学してきた日本トップクラスの選手らと競う厳しい戦い。1回目で3位(41秒77)につけ、2回目(41秒85)との合計タイム83秒62で6位に入賞した。澤田芽依選手は「昨日までずっと調子が悪く不安でした。メンタルのコントロールが難しかったです、1本目はコントロールできて3位、2本目の100mまではコントロールできたけど、行けるかなと思ったことで気持ちが先走り、滑りが抜けてしまった。ただ、ずっと不調だったのを今日ぎりぎりで持ち直せたことは収穫だなと思っています」とレースを振り返った。

その他の山学大勢は、男子500m宗宮紘汰(3年 白樺学園)が10位、下田琢也(4年 嬬恋)が16位、古川耀(4年 郡山商)が21位。女子500m伊藤さゆり(4年 東海大三)11位、阿部美沙希(4年 白樺学園)12位となった。今大会から1部・2部がなくなり、1位から15位までに得点が与えられることになった(1位20点、2位18点、3位16点・・・15位1点)。山学勢はそれぞれ学校対抗ポイント争いに貢献した。尚、活躍が期待された戸田真也(3年 白樺学園)は腰痛のため大会を欠場した。

大会2日目7日のスピード競技は、女子3000m、男子5000m、男女1000mが行われる。また、フィギュア競技は、Aクラスのショートプログラムが始まる。山学大からは男子の中村智(4年 長野東)と女子の遠山由華(1年 山学高)が出場する。

文(M.T)カメラ(平川大雪)2015.1.6
| アルバム澤田芽依選手 |

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