山梨学院高校英語科の伝統行事「平成26年度英語暗唱弁論大会」(レシテーション・スピーチコンテスト)が1月14日に行なわれた。会場のルネサンスホールには、受験シーズン中の3年生を除く1・2年生65人全員が出席、予選を突破した20人が発表を行った。最初に1年生の代表10人が登壇し、与えられたテーマの暗唱発表に挑み、次いで、2年生の10人がアメリカ語学研修での自身の体験について英語弁論発表を行った。途中で言葉に詰まってしまう生徒もいたが、身振り手振りを交えて巧みに表現する生徒もいた。また、オーストラリアからの留学生2人が日本語のスピーチに挑戦、それぞれが精一杯の表現で発表に取り組んだ。
最初に1年生によるレシテーション(暗唱)コンテストが行われ、予選を突破した10人がそれぞれ暗唱発表を行った。休憩をはさんで行われた2年生のスピーチ(弁論)コンテストは、昨年10月のアメリカ語学研修での自身の体験談を一人2分30秒以内の持ち時間でそれぞれスピーチした。3人の教師が審査を行い、最優秀1人、2位2人、3位3人が表彰された。1年の暗唱の部最優秀は、トップバッターで非常にはきはきと発表した牧野愛佑美さんが獲得。2年の弁論の部最優秀は、1年の時に暗唱の部最優秀だった渡辺真帆さんが2年連続で最優秀を獲得した。渡邉真帆さんは「自分の体験をしっかり伝えようと精一杯考えました。この経験を活かして大学でもプレゼンテーションの力をもっと伸ばして行けたらなと思います」と語った。コンテストの最後に、オーストラリアからの短期留学生2人が日本語のスピーチに挑戦した。グレース・スティーブンスさんは「昇仙峡の景色は素晴らしかったですし、富士山の美しさに感動しました。納豆とこんにゃくは苦手ですが、日本の食べ物はとてもおいしいです。皆さんもオーストラリアに来てください」とたどたどしいけれど素敵なスピーチをした。
審査を担当したイギリス人教師のスティーブン・ジョーンズ教諭は「今年ははっきりクリアに話す人が多かったベリー・グッド。ただ、原稿を見て話す人も多かった。それでは説得力がないので、しっかり準備をして話すこと、そして、お腹から声を発するように」とアドバイスした。勝村寿子教頭は「レステーションのいいところは、いい発音とかイントネーションを意識して話すことで一歩でも上に近づけることです。また。スピーチのいいところは、自分と違う人の経験を聞いて内容から学ぶことが出来ることです」と話し、今やっている努力がいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうというスティーブ・ジョブズ氏のスピーチを例に「有名なスピーチを聞き、その内容とか、訴える力とか、発音とか、イントネーションを学び、自分のプレゼンテーションに活かして下さい」とコンテストを締めくくった。
文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.1.14
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