名古屋市の日本ガイシスポーツプラザ・ガイシアリーナで1月22日から開催されてきた「平成26年度全国高校総合体育大会兼第64回全国高校フィギュアスケート選手権大会」(インターハイ)最終日の25日、女子フリーの決勝が行われ、山梨学院高校から出場した3人の内、ただ一人決勝のフリーに進出した河西歩果(かわにし ほのか)が21位に入った。妹の河西萌音(もね)25位、遠山梨央(とおやま りお)48位で、出場3選手の順位合計で競う学校対抗団体戦で、山梨学院高女子は学校としてだけでなく山梨県勢として初の準優勝を獲得した。河西歩果選手は特進コース3年で中央大学法学部に合格したばかり、立派に勉強と部活を両立させ、母校に準優勝をもたらした。
インターハイ冬季大会・第64回全国高校フィギュア選手権に出場できるのは、バッジテスト男子5級以上、女子6級以上の資格取得選手で、男女とも各学校3名以内。予選のショートプログラムで24位以内に入らないと決勝のフリーには進めない。山梨学院高校からは男子の部に藤原有規(1年)がただ一人出場しショートプログラム40位の成績だった。女子の部には3人が出場し、ショートプログラムを終えた段階で河西歩果(3年)が予選17位で決勝のフリーに進んだ。妹の河西萌音(1年)はわずか0,02ポイント届かず25位に留まった「フリーに進めなかったのは足りない部分があるからで、28日からの国体には修正して臨みたい」と話している。遠山梨央(1年)は遠山由華(山学高〜山学大1年)の妹でこちらもフィギュア姉妹、48位の成績に「ジャンプは良かったけど、スピンでレベルの取りこぼしをするなどまだ力不足です」と話す。河西歩果はフリーの成績が21位となりトータル107,25ポイントで最終成績21位となった「ショートは満足のいく演技が出来ましたが、フリーでは表面的にはミスはなかったけど得点を伸ばす演技が出来なかった。最後まで滑り切れて団体2位という結果は素直に嬉しいです」と語った。学校対抗最終成績は、1位中京大中京、2位山梨学院、3位沖学園、4位愛知みずほ大瑞穂、5位駒場学園などとなった。
3日後の28日からは群馬県前橋市で国体フィギュア競技が行われる。山梨県代表は少年の部に河西歩果・萌音姉妹。成年の部に遠山由華と河西佳弥(山学高〜日体大)の4人の山梨学院勢が山梨代表として出場する。名古屋での大会を終えた山学高の選手たちは雨宮惣一スケート部顧問の車で慌ただしく帰甲した。
文(M.T) 2015.1.25