山梨学院パブリシティセンター
中国から教育旅行団が来校
~中国実験中学の生徒と山梨学院中生徒が交流~
~山梨県の訪日教育旅行団誘致促進事業で実現~

中国江蘇省塩城市から初の教育旅行団が来県し、中国実験中学の生徒代表と山梨学院中学の生徒が2月10日、国際親善交流を行った。来校したのは中国江蘇省塩城市射陽県実験中学の生徒58名と教員らで、学校のルネサンスホールや英語教室を舞台に歓迎レセプションや英語での交流授業が行われた。この国際交流は、アジア諸国から山梨県への誘客を目的にセールス活動や山梨の魅力発信に努めている山梨県観光部国際交流課ややまなし観光推進機構の呼びかけで実現したもので、中国からの教育旅行団が山梨学院中学を訪れるのは初。日中の中学生は互いにややはにかみながらも笑顔で交流した。


中国江蘇省塩城市射陽県実験中学からの訪日教育旅行団は、生徒58名、教員5名、通訳5名の計68名で午前10時前に学校に到着、各教室や図書館・体育館などの学校施設を見学し、ルネサンスホールでの歓迎セレモニーに臨んだ。学校を代表し山内紀幸校長が「山梨のブドウと桃は日本一の生産量で中国にも輸出されています。短い時間ですが、山梨学院中の生徒と交流し、日本を味わって下さい」と挨拶、生徒会の代表は「このことを機に心の交流が出来ることを期待します」と歓迎の言葉を述べた。中国側の団長は「互いの長所を結びあい、交流が活発になることを期待します。ともに新たなページを歩いて行きましょう」と述べた。歓迎セレモニーでは、8日に行われた第16回山梨ヴォー カルアンサンブルコンテストで金賞県代表を獲得し全国大会出場を決めたばかりの山梨学院中合唱部が受賞曲を披露し、空手部の赤澤隆哉選手が空手の型を演じて歓迎パフォーマンスを行った。御礼に実験中学の生徒代表が中国民謡と中国語で「さくらさくら」を合唱披露し、笛と歌の独奏・独唱で返礼のパフォーマンスを行った。記念品の交換では中国側からは馬を描いた大きな刺繍画が山学中に贈られた。歓迎セレモニーの後は、英語教室で実験中学の生徒と山学中2年の生徒が机を並べて一緒に英語の授業を学んだ。ともに最初ははにかみながらも徐々に打ち解けて、身振り手振りを交えた英語で語り合っていた。一行は13日まで日本に滞在する予定になっている。

山梨県は、訪日教育旅行団について平成23年度に2件(46人)、平成24年度に6件(415人)、平成25年度に4件(122人)、今年度の平成26年度に今回を含めて4件(163人)の受け入れを行なってきた。県国際交流課は、「若年層の交流拡大による国際相互理解の増進と将来の山梨ファンの増加を目的に、来年度以降もアジア各国に積極的に働きかけて行きたい」としている。学校法人山梨学院は、山梨学院大学・短大が山梨県との間に包括的連携協定を締結しており、小・中・高も官学連携に協力して行くことにしている。

文(M.Ⅰ)カメラ(平川大雪)2015.2.10
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