山梨学院パブリシティセンター
平成26年度大学・大学院・短大・同専攻科
〜山梨学院合同卒業式、学位授与式、修了証書授与式〜
〜鴨居正和・井上大仁・田中泉樹選手に創立者古屋賞〜

3月は別れの時、平成26年度山梨学院大学・同大学院、山梨学院短期大学・同専攻科の合同卒業式、学位授与式、修了証書授与式が3月14日、大学古屋記念堂で行われた。今年度の卒業者及び修了者は、総合計1147名、(内訳、大学院学位記授与者23名、大学法学部429名、現代ビジネス学部177名、経営情報学部172名、健康栄養学部45名、短大食物栄養科111名、保育科176名、専攻科修了者14名)。大学と大学院は古屋忠彦学長から、短大と短大専攻科は赤井住郎学長から、それぞれの総代に卒業証書・学位記・修了証書が授与された。在学中に顕著な活躍で大学の名声を高めた学生に贈られる創立者古屋賞には、レスリング部の鴨居正和選手、陸上競技部の井上大仁選手、ホッケ ー部の田中泉樹選手が選ばれ、3人に表彰状と記念品が贈られた。黒のスーツや卒業袴姿などで出席した卒業生は、教授と保護者らの拍手に送られ、酒折のキャンパスから社会に旅立って行った。


合同卒業式は、山梨学院ウインドブラスアンサンブルが奏でる歓送の曲とともに始まった。最初に各学部や研究科の総代に卒業証書・修了証書・学位記が授与され、教員免許状及び資格証明書等取得者数が紹介された。古屋忠彦大学長は式辞の中で、飯田龍太の句『千里より 一里が遠き 春の闇』を引用し、「千里より一里が遠いという心情に、それぞれの人生で踏み出す一歩の難しさと大切さが象徴されています。皆さんは、これから社会人として仕事に就き、自らの人生の第一歩を踏み出していきます。人は、与えられた仕事に愚直に、一生懸命取り組むことで、少しずつできることが増えていきます、人は仕事によって、周囲の役に立ちながら、自分自身も磨かれ、鍛えられ、成長していきます。深い喜びもそこから生まれてきます。人間であり、若者であるからこそ、悩みや迷いも持ちます。それは、より高いもの、より美しいものへの憧れを心の内に秘めているからこそ、抱くものです。理想 を追求する心、向上心に満ちた高邁な志をいつまでも持ち続け、これからも学び続ける日々を積み重ねていってほしいと願っています」とはなむけの言葉を贈った。
続いて、200インチのスクリーンに活躍の模様が映し出される中、創立者古屋賞の表彰が行なわれた。レスリング部の鴨居正和(かもい まさかず)選手は、全日本大学レスリング選手権フリースタイル61s級3連覇、世界選手権日本代表、東日本リーグ優勝に主将として貢献。ホッケー部の田中泉樹(たなか いずき)選手は、ロンドン五輪に日本代表として出場、全日本学生ホッケー選手権3連覇に貢献し最優秀選手賞を獲得。陸上競技部の井上大仁(いのうえ ひろと)選手は、世界ハーフマラソン日本代表、箱根駅伝に4年連続出場し4年目は主将としてチームのシード権獲得に貢献。3人はそれぞれ壇上に上がり表彰状と記念品を受け取った。鴨居正和選手・田中泉樹選手・井上大仁選手。卒業生を代表し法学部政治行政学科山田綾香さんが「過ぎてみれば早いものですが、辛いことや苦しいこともありました。自分に限界を感じ、逃げ出したくなったことも何度もありました。でも、そのたびに支えてくれている周囲の人の温かさに救われました。おかげで数多くの出会いに恵まれ、充実した4年間を過ごすことができました。培ってきた知識や経験を生かして、少しでも社会に貢献できるよう、一歩一歩着実に歩んでいきたいと思います」と別れの挨拶をした。

式を終えた1147人の卒業生は、それぞれの学部や学科の学び舎で、演習単位で証書を受け取り、恩師や仲間たちと別れの言葉を交わし、学生時代に得た喜びと悲しみを、そっとその胸にしまい、千里より 一里が遠き 春の闇の中、新たな道に踏み出して行った。

文(M.T) カメラ(平川大雪)2015.3.14
アルバムはこちら

Copyright (C) 2014 YGUPC. All Rights Reserved.