学校法人山梨学院は4月1日、山梨学院メモリアルホールで平成27年度辞令交付式を開催した。式には新採用者を含む幼稚園から大学院までの全教職員が出席し、平成27年度の運営方針などを確認した。古屋忠彦理事長が、活力あふれる学園づくりの推進と山学新時代への挑戦を図るための『個性派私学の雄』『未来型学園のモデル校』『地域文化の創造拠点』の三本柱を掲げ、新年度の重点目標や各教育機関の重点推進事項を紹介し、全教職員で共有を図った。また、大学院各研究科・大学各学部・短大・幼小中高の各所属長に辞令が手渡され、新採用者や昇任・昇格者等の紹介が行われたほか、新学部の国際リベラルアーツ学部(iCLA)の教職員が紹介され、全教職員が新学部の門出を祝福した。さらに、第8回「山梨学院理事長賞」の受賞者を発表。今年度の受賞者は個人表彰1名、団体表彰1件で津金毅カレッジスポーツセンター事務長と大学健康栄養学部が受賞し、表彰楯などが贈られた。
平成27年度山梨学院辞令交付式は、午前10時より山梨学院メモリアルホールで法人に所属する幼稚園から大学院までの全教職員が出席し挙行された。式辞で古屋忠彦理事長は「学園づくりの目標について活力あふれる学園の理想像として「個性派私学の雄」「未来型学園のモデル校」「地域文化の創造拠点」の3本柱を掲げ、新たに“山学新時代への挑戦”という文言を付け加え、創立70周年に向けての意気込みを示しました。これからも総合学園としての利点をいかした一体的な教育活動に磨きをかけ、山梨学院全体のブランド化を推進するとともに大学の学部学科の再編や中学、高等学校のイノベーションなど創立70周年を学園の新たなステージの挑戦と捉え、全学のエネルギーを集中して“教育力の山学”をスローガンに存在感のある個性輝く学園の創造につとめていきたいと願っています。確かな戦略に基づいて皆様の意欲的な取り組みを期待しています」と述べ、新年度の重点目標や各教育機関の重点推進事項を紹介し、全教職員で共有を図った。最後に「キャンパス周辺では70周年を目前に酒折キャンパスの付加価値を高める取り組みも積極的に行われています。現況に満足せず、常に新しいものに挑戦していく姿勢が“山梨学院力”です。一貫した教育理念のもと、幼稚園から大学院までの一大人材育成拠点がここ、甲府酒折に広がります。歩もうとしている道は決して容易ではありません。全ての教職員のベクトルを合わせ、理想実現に向けて力いっぱい歩んでいきたいと願っています」と述べ、式辞を結んだ。
【リンク:平成27年度運営方針】
式辞に続き、大学院各研究科・大学各学部・短大・幼小中高の各所属長に辞令が手渡され、新採用者や昇任・昇格者などの紹介が行われた。また、今年度から新設された国際リベラルアーツ学部(iCLA)の初代学部長のマイケル・ラクトリン教授や教職員が紹介され、盛大な拍手で新学部の門出を祝福した。
辞令交付式後には、第8回「山梨学院理事長賞」の表彰式も行われ、個人部門で1個人、団体部門で1団体を表彰。「山梨学院理事長賞」は幼稚園から大学院までの全ての教職員やその団体を対象として、教育研究活動、学校運営、スポーツ、芸術文化活動、社会貢献活動のいずれかで顕著な功績をあげ、法人の発展に多大な貢献をした教職員を特別に顕彰する制度。平成27年度は、津金毅カレッジスポーツセンター事務長と大学健康栄養学部が受賞した。
<第8回「山梨学院理事長賞」受賞者>
津金 毅カレッジスポーツセンター事務長
山梨学院カレッジスポーツセンター初代事務長として長年にわたり、センター長を補佐するとともに卓越した行政手腕により、センターの運営基盤を作るなど山梨学院のスポーツ振興に多大な貢献をしたことが評価された。津金事務長は受賞挨拶の中で「山梨学院に奉職し39年目を迎えました。自分の好きなスポーツに携わる仕事ができ、下田正二郎センター長にスポーツや指導者のあるべき姿について教えて頂き、恵まれた環境の中で安心して仕事に取り組むことができました。カレッジスポーツセンターには多くの監督・コーチが所属し、常に学生と真剣に向き合い、情熱を持って指導にあたっています。こういった指導者や全国から集まった学生から大きなエネルギーや感動をもらいました。私自身の山梨学院での勤続年数を箱根駅伝に置き換えると9区の中盤あたりを走っています。この受賞を糧に残りの距離をゴール目指して最後まで頑張りたいと思います」と語った。
大学健康栄養学部(代表受賞・松本晴美学部長)
管理栄養士養成の使命を担い、山梨学院新時代の先駆けとして発足した健康栄養学部の第1回目の国家試験において優れた成果をあげ、学園の発展に大きく貢献したことが評価された。受賞挨拶の中で松本学部長は「本学部は、短大食物栄養科を基盤として創設され、早5年が経過しました。昨年度の管理栄養士国家試験で、全国平均を上回る成績を収めることができたのは、短大時代の卒業生対象の対策講座を基礎に教員の誠意や情熱がこのような成果をもたらしたのだと確信しています。管理栄養士国家試験の合格は目標であるけれど、それが全てではありません。国家試験に合格した上で、どのような仕事について地域社会に貢献していくかが大きな目標になります。そのためには、在学中のみではなく、卒業後も努力を継続していかなければなりません。今後も更なる教育の充実や卒業生への学習支援、対策強化が必要になってくると思います」と今後の学部目標などについて語った。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2015.4.1
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