山梨学院パブリシティセンター
春季関東高校野球山梨県大会
〜2回戦5−1で谷村工・桂高校に勝利〜
〜1年生投手3人が公式戦デビュー〜

第67回春季関東高校野球山梨県大会、山梨学院高校は4月26日、富士吉田市・富士北麓球場で2回戦を谷村工・桂高校と対戦した。初戦、塩山高校にコールド勝ちしたが、2戦目も昨年秋からの課題が改善されているかを見極める試合でもあった。試合は、先発のマウンドを1年生・左腕の吉松塁投手に託した。初回、先頭打者に大きな中飛を打たれ、冷やりとさせられたが、後続を打ち取り、まずまずの立ち上がり。2回裏の山梨学院は、先頭打者4番・瀧澤虎太朗(2年)が左中間に2塁打を放すと、次の知見寺代司(2年)は送りバンドを決め、走者を3塁に進めた。続く6番の小宮莉都(3年)は強烈な三塁ゴロ、相手がエラーする間に瀧澤が生還し、先制点を上げる。続く7番・金子春輝(3年)、8番・小林勇望(2年)が連続安打を決め、2点を追加、この回3点を先制した。4回表、1死から左越え2塁打、2死後に中越え2塁打を打たれ1点を返されたが、この裏すかさず1点を返し、7回にも1点を加え、勝負を決めた。2試合目のこの試合、先発の吉松塁投手が4回を、2番手・宮内大河投手も4回、3番手栗尾勇摩投手は1回を投げ、1年生3人が揃って、公式戦デビューを果たした。


《山梨学院 安打11 四死球1  三振3 エラー1》

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
谷村・桂高
0
0
0
1
0
0

0

0
0
1
山梨学院
0
3
0
1
0
0
1
0
×

5

山梨学院
[投手]吉松 4回 安打4 四死球2 三振0 
宮内 4回 安打3 四死球2 三振2
栗尾 1回 安打2 四死球0 三振1
[捕手]加々美
[代打]吉松→湟打亮太(3年)宮内→高村昂志(2年) 

今大会はノーシードからの出場となった山梨学院は、秋の巻き返しを図るために野球に対する精神面、基礎的な反復練習などを厳しく鍛え直し春季大会に臨んできた。初戦の塩山高校をコールドゲームで勝利し、吉田洸二監督は手ごたえを口にした。2戦目のこの試合では今後の試金石となる1年生投手3人を継投するという大胆な采配を披露した。

試合は、富士吉田市・富士北麓球場で行われた。午前の第1試合、対戦相手は谷村工・桂高校。先発のマウンドは1年生・左腕の吉松塁投手に託された。初回、先頭打者に大きな中飛を打たれ、冷やりとさせられたが、後続を打ち取り、まずまずの立ち上がり。2回裏の山梨学院は、先頭打者4番・瀧澤虎太朗(2年)が左中間に2塁打を放すと、次の知見寺代司(2年)は送りバンドを決め、走者を3塁に進めた。続く6番の小宮莉都(3年)は強烈な三塁ゴロ、相手がエラーする間に瀧澤が生還し、先制点を上げる。続く7番・金子春輝(3年)、8番・小林勇望(2年)が連続安打を決め、2点を追加、この回3点を先制した。4回表、相手に1死から左越え2塁打、2死後に中越え2塁打を打たれ1点を返される。
山梨学院は、4回裏、先頭打者5番・知見寺が右中間に2塁打で出塁、バンドで3塁に進むと、6番・金子が右前適時打でそつなく1点を追加した。先発した吉松投手は、1点は取られたものの4回を4安打2四球でまとめた。5回からは、2番手として1年生・宮内大河投手にマウンドを譲った。山梨学院打戦は、7回裏にも先頭打者2番・宮下塁(2年)が右越え2塁打で出塁。バントで3塁に進むと2死後、知見寺の右前適時打で手堅く1点を加点した。1年生・宮内投手は、8回に1死満塁のピンチを迎えたが、ダブルプレーでピンチを凌いだ。最終回を締めたのも1年生の栗尾勇摩投手。先頭打者を三振に仕留め、後続もピッチャーゴロ、続く2打者には、連続安打を浴び走者1,3塁のピンチ。しかし、落ち着いたマウンドさばきで最後の打者を中飛に抑え、試合を締めくくった。1年生3人が継投した大胆な采配は先を見据えたものだが、試合では、上級生が1年生をバックアップすることでチームを一つの方向へ導く監督の思いだ。新しい戦力と厳しい練習に耐えてきた2年・3年生の力が噛み合えば充実したチームが形作られる。

試合後、1年生の継投について吉田洸二監督は、「初めてなので緊張もあったと思うが、ボールが行った、行かないは、こだわらないで場に慣れさせることが一番だった」と余裕を見せた。加々美啓太主将は、「一人一人、特徴が出たいいピッチングだった」と公式戦デビューの1年生3人をねぎらった。しかし「ピッチャー、守備陣は頑張ってくれたのですが、攻撃陣は自分のスイングが出来てなかった」と反省を口にした。次の城西高校との対戦では「ヒットを一本ずつしっかりと繋いで点を取る」と闘志を見せた。

次の2回戦は、4月29日(祝)午後2:00から山日YBS球場で甲府城西高校と対戦する。関東大会は、5月16日から5日間、山梨県で開催される。地元開催のため、山梨県の代表枠は4(他都県は2)となる。

文(K.F) カメラ(平川大雪)  2015.4.26
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