山梨学院パブリシティセンター
春季関東高校野球山梨県大会
〜3回戦・甲府城西高と対戦し4対7で敗退〜
〜今大会の経験糧に夏に向け新たなスタート〜

第67回春季関東高校野球山梨県大会は4月29日、甲府・山日YBS球場と富士北麓球場で3回戦5試合が行われた。関東大会4年連続出場がかかる山梨学院高は山日YBS球場の第3試合で甲府城西高と対戦。山学が先攻のこの試合、3回表に1死から1番・小林勇望が中前安打で出塁すると2番・宮下塁も左前安打でこれに続き、3番・知見寺代司の左前適時打で1点を先取。さらに、4番・瀧澤虎太朗の左中間を抜く2点適時二塁打で3対0に。一方の城西は3回裏に1点を返し、4回裏には山学の先発・吉松塁を攻略し、二塁打や四球、右前適時打で2点目を追加。さらに1死満塁から四球押し出しで同点とし、山学は、吉松から宮内大河に継投。しかし、宮内も最初の打者に右前適時打を許すなど試合は3対5の苦しい展開に。反撃に出たい山学打線は得点圏内まで打者を進めるも後続にあと1本が出ない。7回裏にも城西に2点を追加され、山学は8回表に1死満塁から2番・宮下の犠飛で1点を返すものの 反撃はここまで。結局4対7で敗れ、準々決勝進出はならなかった。

初戦・1回戦を塩山高と対戦し、8対0(7回コールド)と好発進し、2回戦で谷村・桂高に5対1で勝利し3回戦に駒を進めた山学高は、この日の山日YBS球場の第3試合で甲府城西高と対戦した。

 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
合計
山梨学院
0
0
3
0
0
0

0

1
0
4
甲府城西
0
0
1
4
0
0
2
0
×

7

バッテリー 
【山学】吉松(3回1/3)・宮内(3回2/3)・石橋(1回)−加々美
【城西】石原(9回)−薬袋  
3塁打 大塚(城西)    2塁打 瀧澤(山学)、輿水(城西)
安打 山学11・城西9   失策  山学2・城西0

この試合、先取点を取ったのは山梨学院。3回表に1死から1番・小林勇望(2年)が中前安打で出塁すると2番・宮下塁(2年)も左前安打でこれに続き、3番・知見寺代司(2年)の左前適時打で1点を先制。さらに、1死1・3塁で4番・瀧澤虎太朗(2年)の左中間を抜く2点適時二塁打で3対0に。一方の城西も3回裏に山学の守備エラーから出塁すると左前適時打で1点を返し2点差とする。山学の先発は2回戦に続き吉松塁(1年)。吉松は4回裏に城西打線につかまり、左越二塁打や四球、右前適時打で2点目を追加されると1死満塁から四球押し出しで同点となる3点目を献上。吉松から継投した宮内大河(1年)は最初の打者に右前適時打を許すなど試合は3対5の苦しい展開に。反撃に出たい山学打線は得点圏内まで 打者を進めるも後続が打ち取られ得点を奪えない。7回裏には無死から右前安打、犠打で1死2塁とされ、右越適時三塁打と犠飛で2点を追加され、3対7に。山学は8回表に3四球で1死満塁とし、2番・宮下の犠飛で1点を返すものの反撃はここまで。山学は吉松、宮内、石橋優稀(2年)と継投し、打線も幾度となくチャンスを作ったものの、結局4対7で敗れ涙を呑んだ。

試合後、加々美啓太主将は「ピッチャーは1年生が頑張ってくれたが、守備がエラーでピンチを作ったり、バッティングでもあと1本が出なくて、それが結果に繋がった。この結果を受け止めて、自分たちの実力も分かったので、夏に向けて1から頑張っていきたい」と語った。また、吉田洸二監督「ピッチャーの吉松は、抑えようとして力が入りすぎて最後四球が重なった部分があったが、良い経験になったと思う。打線は相手投手の低めのボール球を見極めきれず振らされてしまったので、こういう結果になってしまった。夏はノーシードとなり、チームも若いので、夏に向けて戦える準備を一つ一つしていきたい」と述べた。
昨年初制覇した春季関東大会への出場権獲得はならなかったものの、夏に向け、収穫とともに課題も見つかった。山学ナインは、この大会での経験を糧に、4年ぶり6度目の夏の甲子園出場を目指し、新たなスタートを切った。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2015.4.29
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