県高校総体、陸上競技すでに熱い戦い始まる!
~4連覇がかかる山梨学院高が男女選手宣誓~
~島田美穂、世界クロカン代表の地力を示す~

選手宣誓で笹本悠太男子主将と剱持クリア女子主将は「冬季練習を乗り越え、今年度もシーズンが始まりました。一人でも多くが山梨で開催される関東大会を勝ち抜き、インターハイに出場できるようこの山梨県大会から全力で勝負することを誓います」と力強く宣誓した。競技は、GW中の五月晴れから一転、厚い雲が広がる空模様の中で行われた。トラック競技8種目、フィールド競技6種目が行われた。初めの決勝種目は女子走り幅跳び。前大会で5m90cmの県高校記録・大会記録を出した剱持クリア選手(3年)が優勝。記録更新の期待がかかった6回の跳躍だったが、5m40cmの平凡な記録に終わった。剱持クリア選手は「今日は6mを跳びたかったですけど、怪我で練習があまりできていなかったので、自分のイメージと実際の跳躍がマッチしていなかった」と反省を口にした。「関東大会はインターハイに繋がる大事な大会。これから仕上げていって6mを跳べるようにしたい」と意気込みを語った。3月末に行われた世界クロカン女子ジュニア日本代表の島田美穂選手(3年)は女子1500mに出場。島田美穂選手優勝、早川可奈子選手(3年 右)は4位となり、共に関東大会出場を決めた。スタートから積極的に終始先頭を走り、後ろをつけていた前大会の優勝者・保坂野恋花選手(韮崎高)を残り300メート付近で突き放し、地力を示した。レース後、箱崎監督に消極的な走りと指摘された男子1500mで優勝した矢島洸一選手(1年 優勝タイム4:12:43、ベスト4:06)は「少しペースが遅すぎた。ラスト400mで切り替えてしっかりつくことができたが、関東ではペースがさらに上がると思うので、速いペースの中でスパートできるようにしたい。できれば3分台を狙いたい」と今日の課題と関東大会の目標を挙げた。 9日に行われた種目以外は、13日から15日に行われる。
文(K.F) カメラ(平川大雪)