関東大学女子バスケットボール選手権大会
~前回優勝、“常勝・常笑軍団”初戦~
~神奈川大に一時苦戦するも、順当に勝利~

山梨学院大学バスケットボール部女子は、昨年のこの大会で1部強豪校をことごとく撃破し、2部チームで初めての選手権制覇という偉業を成し遂げた。その勢いに乗って、リーグ戦でも優勝。1部との入れ替え戦で7年目の1部昇格を目指したが、悲願の昇格を逃した。
≪神奈川大学戦(5/10) 神奈川大学湘南ひらつか校舎体育館≫
第49回関東大学女子バスケットボール選手権大会 《山梨学院大VS神奈川大》 |
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○ 山梨学院大 71 | 1P 17-11 2P 10-15 3P 26- 9 4P 18-20 |
55 神奈川大 ● |
新しいチームでスタートを切った、今年度初めての公式戦。昨年度優勝のAシードで迎えた試合は、神奈川大学との対戦。スターティングメンバーは、5番F菅原絵梨奈(4年)、4番F和田智子(4年)、10番F宮川倭帆(4年)、7番F高木佑佳(3年)、9番F岩本莉奈(2年)の5人。これに、14番C奥野そよ香(3年)、6番C高木伽奈(2年 高木佑佳の妹)18番F坂本コーコ麻世(2年)ら、15人の登録選手全員が出場した。第1P、ポイントゲッター菅原が4本のシュートを決めるなど、主導権を握りかけたが、神奈川大に3ポイントシュート3本で点差を詰められ、17-11。第2Pに移ると山学大は、ことごとくターンオーバーや、リバウンドを取られるミスが目立ち劣勢に立たされた。神大に27-26まで追いつかれ、菅原絵梨奈選手は「昨年とメンバーがガラッと変わって、自分たちがやらねばならなかったのは、ディフェンスとリバウンド、ターンオーバーを無くすことだった」と今日の試合のミスを課題に挙げた。「明日の筑波大戦はチャレンジャーの気持ちであたる」と気を引き締めた。ハーフタイム後、第3Pに入ると開始早々、7番高木佑佳選手が立て続けに2本のシュートを決めると、続いて5番菅原絵梨奈選手もこのピリオド4本の活躍を見せた。18番坂本コーコ麻世選手が2本の3ポイントシュートをなどで得点を重ねるプレーで相手を大きく引き離し、53-35で第3Pを終えた。最後は、71-55で締めくくった。この試合で梅嵜英毅監督は「昨年の主力の4年生が抜けて、普段起用しない選手と、スタートで起用している選手を長い時間使って打たせることを意識した。まだ、手探り状態」と登録選手を全員起用するという、今年のチーム作りが確立していない悩みを滲ませた。
次の試合は,昨年の主要メンバーが多く残る1部の強豪校・筑波大学と明日対戦する。
文(K.F) カメラ(今村佳正) 2015.5.10