山梨県高校総体 2日目
~島田美穂1500に次ぐ、3000mで優勝2冠獲得!~
~山梨学院勢各競技で好成績相次ぐ~

≪空手道≫
空手は昨日の個人形で舟久保絢哉選手(3年)が優勝したのに続き、昨年男女アベック優勝した団体形が行われた。男子は舟久保選手・荒井魅允選手(2年)・若尾樹(2年)3人が切れのある技を見せ日本航空高を旗5本で破り優勝、2連覇。女子も日向琴乃主将(3年)・長田歩選手(3年)・岡部美玖(3年)が日本航空高を相手に一歩も引かず、3人の呼吸が合ったメリハリのある素晴らしい技を見せたが準優勝に終わり、連覇はならなかった。日向琴乃女子主将は「ベストを尽くしたんですけど、自分たちの代で連覇を途切れさせてしまったことに責任を感じます」と話した。次の団体組手も日本航空高との対戦となったが男女ともに力及ばず、準優勝。昨年同様、男女総合準優勝となった。
≪陸上≫
陸上の男子8種競技で笹本悠太主将(3年)が2位を獲得した。2日間で「走る、投げる、跳ぶ」トラック・フィールド・長距離の8種目をこなす過酷な競技である。8種目の魅力を笹本悠太主将は「皆な一生懸命やってきて、8種目終わった時、最後にお疲れ様というのが一番楽しみです」と語った。4連覇がかかる総合優勝については「ちょっと点取れてない部分があるんですが、総合優勝というよりは皆が一生懸命出来たことが一番良かったなと思っています」とスポーツの楽しさを共有することの喜びを語った。決勝競技で中・長距離陣が頑張りを見せた。女子800m、男子3000m障害、女子3000m、男子5000mでともに1、2、4位と上位を独占した。女子3000メートでは島田美穂選手(3年)が1500mに続き2冠を獲得。実力を見せつけた。最後の1周まで三浦佑美香選手(3年)と一緒に走っていたが、最後にスパートし決着をつけた。2日目、トラック競技で最初の決勝種目を行ったのは、男子3000m障害、優勝した花田幹太選手(3年)が2位太田裕也選手(3年)に10秒の差をつける圧勝。4位には長谷川孝太選手(2年)が入った。女子800mでは、正田渚選手(2年)が笑顔でゴールする余裕を見せ、2位に江刺家未奈選手(2年)、4位の森野純夏(1年)が関東大会の出場を決めると、男子5000mでは、昨年の都大路を走った3人が出場。スタート直後から飯島圭吾選手(2年)、関川大悟選手(3年)のマッチレースの展開、中間地点で他の選手を大きく引き離し、残り300m、後ろで我慢していた関川選手がスパートし、飯島選手との差が広がりゴールした。2位に飯島選手、4位に熊谷尭之選手(3年)が入った。他のトラック競技でも関東大会出場を決める活躍を見せ、青空の下躍動した。
≪ホッケー、テニス≫
ホッケー決勝は、白根高校グラウンドで白根高校との対戦で行われた。前半は、攻撃するもいつものリズムがつかめず我慢の展開。0-0で折り返すと、後半、自分たちのリズムで優位に試合を進め、得点を重ねた。結局5-0の大勝で優勝、8連覇を達成。関東大会出場を決めた。テニスは、昨日の団体戦男女アベック優勝に続き、個人戦ダブルスでも優勝を狙ったが、男子は、手塚草太(2年)・大川慶悟選手(1年)組が甲府第一高校に6-7、渡辺大良(3年)・小松聖大選手(2年)組は駿台高校に3-6で敗れ、3位になった。女子の決勝は、山梨学院同士の戦いになり、小松千聖(3年)・古屋菜々葉選手(3年)のレギュラーペアと伊丹日奈子(3年)・猪俣莉々香選手(1年)の新ペアに分かれ試合が行われた。ピンクのウエア小松・古屋ペアと白のウエアの伊丹・猪俣ペアは前半、お互い譲らない拮抗した試合展開だったが、後半ピンクのウエア小松・古屋ペアにミスが目立ち始め徐々に追い詰められ、最後は4-8で白のウエア伊丹・猪俣ペアに力尽きた。明日は、男女の個人シングル戦準決勝、決勝が行われる。
≪他の競技≫
その他にボクシングフライ級・雨宮輝選手(1年)優勝。初日の水泳では男子1500m・長田諒選手優勝、男子400m個人メドレー・石川悠大選手優勝。
明日は、サッカー決勝、ソフトボール女子の決勝、テニス個人戦シングル、2日目水泳などが行われる。各校の仲間たちの熱い応援が競技者を励まし続ける大会は、明日閉会式を迎える。
文(K.F)カメラ(平川大雪) 2015.5.14