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東日本学生レスリングリーグ大会 2日目

~1位-4位決定リーグで拓殖大、日体大を撃破~
~初の3年連続、6度目の優勝は目の前だ~

学生レスリング界最高峰の大学対抗団体戦「平成27年度東京都知事杯東日本学生レスリングリーグ戦」が5月21日、東京・駒沢体育館で昨日の予選リーグから順位を決める決勝リーグ戦が始まった。山梨学院大は昨日の予選リーグ戦は、東海大を7-0、明治大に6-1、東洋大を7-0の大差で破り、Aリーグ1位で決定リーグ戦に進んだ。Dリーグ1位の拓殖大、Cグループ1位の日体大と対戦した。両校とも優勝経験ある伝統校で警戒を強め試合に臨んだ山学大は高橋侑希主将(4年 いなべ総合高)が先陣を切って流れを作ると、1年生の乙黒圭祐(1年 帝京高)、藤波勇飛(1年 いなべ総合高)ら高校時代に実績を上げた若手が躍動し期待に応えた。最後は、ボルチン・アレッグ(3年 カザフスタン)が抜群の安定感で締め、どちらも5勝2敗で2戦2勝。明日22日最終日、優勝をかけ国士館大と対戦、初の3年連続、6度目の優勝を狙う。

今年の1位~4位決定グループは接戦が予想され、予断が許されない混戦といわれたが、小幡邦彦コーチは試合前分析してくれた。勝負は絶対とは言えないが今日の拓殖大、日体大は強豪で侮れないが山学大が順当にいけば5勝2敗。終わってみれば2試合とも選手采配が的中、言い当てた。

決勝リーグ1戦目は、Dグループ1位の拓殖大。優勝経験や常に上位に顔を出す伝統校。57㎏級・高橋侑希主将(4年 いなべ総合高)11-0ポイントで先陣を切ると、続く61㎏級・乙黒圭祐(1年 帝京高)はJOCアカデミー出身の選手。相手1年選手をいなすと、高校四冠の65㎏級・藤波勇飛(1年 いなべ総合高)は、世界選手権大会入賞の拓殖大の高谷選手に5-0。1ポイントも与えず勝利に貢献、チームに勢いをつけた。70㎏級・木下貴輪(2年 鹿屋中央高)もこの大会好調で勝ち星を続けている。高橋から木下まで4人連続勝利で拓殖大を粉砕した。

決勝リーグ1位~4位決定戦 《山梨学院大VS拓殖大 5勝2敗勝利》

  57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 125kg
山学大 高橋 乙黒 藤波 木下 本村 石澤 アレッグ
 
拓殖大 井上 清水 高谷 坂本 浅井 岡嶋 山本


2戦目は、山梨学院大が一番警戒していた日体大と対戦した。両チームとも軽量級が注目された。57㎏級・小柳和也(2年 韮崎工)は、軽量級の第一人者、日体大・樋口選手の敗れ先手を取られたが、61㎏級に階級を上げた高橋主将が巻き返すと、65㎏級・初見智徳(3年 関宿高)が前半8-2で折り返すが、後半徐々に追いつかれ10-8の展開に場内は騒然。結局、初見が何とかしのいで勝利。続いた1年生の藤波勇飛は70㎏級に階級を上げ、ここでも躍動した。切れのいい動きで相手をまったく寄せ付けず、10-0のテクニカルフォールでチームを勢いづけ、やはり70㎏級からひとつ階級を上げた木下貴輪が勝負を決め、2戦2勝とし、優勝を手元に引き寄せた。最後に登場した125㎏級のボルチン・オレッグは豪快なフォールで花を添えた。

決勝リーグ1位~4位決定戦 《山梨学院大VS日体大 5勝2敗勝利》

  57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 125kg
山学大 小柳 高橋 初見 藤波 木下 石澤 アレッグ
 
日体大 樋口 中田 比江島 中村 屋比久 松坂 奈良


2日目を全勝で終え、ここまでメンバーを鼓舞してきた高橋侑希主将は「拓大戦で新入生の藤波選手が全日本級の選手に勝って、流れがこちらに傾いた。それが日体大でもそれが活きたので自信になり、明日の試合につながる試合になった」と後輩の活躍を評価した。最終戦の国士舘大戦については「明日は自分の力を100%、120%出せる試合をしたい。自分もしっかりキャプテンとして後輩を引っ張っていきたい」と意気込みを語った。

2日目の結果は、山梨学院大が唯一2勝を上げ、国士舘大、拓殖大が1勝1敗、日体大2敗で続いている。明日の最終戦で国士舘大を破れば3戦全勝で優勝する。もし、敗れても勝ち数で上回り優勝の可能性が高い。初の3年連続、6度目の優勝が見えてきた。

文(K.F) カメラ(平川大雪)  2015.5.21