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第23回関東学生女子ソフトボール選手権大会

~山学大2年ぶり2度目の優勝~
~山学高出身・清水琴乃投手好投、2安打完封~

第23回関東学生女子ソフトボール選手権大会が5月23日~25日の3日間、千葉県総合スポーツセンターソフトボール場で行われた。東京都を除く関東の大学15チームがトーナメント方式で優勝を競う大会。25日に行われた決勝戦は、山梨学院大と東京国際大(埼玉県)との対戦になった。両校は5月4日に行われた春季リーグ戦の決勝戦を争い山梨学院大が勝利し、優勝した因縁の対決。山学大先攻で始まった試合は、初回、2本の安打でそつなく1点を先取。2回にも長打力がある6番・深井美乃里の本塁打で1点を加えると、5回には安打3本と相手の守備の乱れもあり、3点を加点し5-0と突き放した。投げては清水琴乃投手が素晴らしい投球を見せ、相手打線を2安打完封に抑える力投。そのまま5-0で山学大の勝利。一昨年の優勝以来、2度目の優勝を飾った。順位結果は、優勝・山梨学院大、準優勝・東京国際大、3位・城西大(埼玉県)、東海大(神奈川県)となった。山学大は、8月に三重県伊勢市で開催される第50回全日本大学ソフトボール選手権大会(インカレ)の出場権を獲得した。


山梨学院大は大会2日目に登場、2試合を戦った。第1試合の対戦相手は、新島学園短大(群馬県)。8―0で5回コールド。確実に勝利し2試合目に臨んだ。対戦相手は東海大(神奈川県)、3回までに点の取り合いになり、一時は逆転を許し苦しい試合展開。5回にようやく突き放し、13-8で逃げ切った。

3日目の決勝戦は、5月4日、関東学生ソフトボール春季リーグ戦で決勝戦を争った東京国際大学と因縁の対決となった。うす曇のなか、午前11時に始まった試合は、先攻の山学大が1回表、先頭打者・八鍬あゆみ(1年 上山明新館高)が安打で出塁すると、3番・立川夏波(3年 広島商高)は送りバントで2塁に進め、4番・有吉萌々子(4年 福岡中央高)が初球を中堅前に運び1点を先取。2回には昨日も本塁打を打っている6番・深井美乃里(3年 太田商高)が中堅越えの本塁打を放ち、1点を追加。先発の清水琴乃投手(4年 山梨学院高)は、初回は安打一本を許したが、上々の立ち上がり。緩急をつけた投球で2回を三者凡退。3回裏には2つの内野失策で走者2人背負ったが、後続を抑えピンチを切り抜けた。5回表に打線が火を噴いた。先頭打者9番・森さくら(3年 岐阜女子高)が安打、2番・櫻井冴香(3年 高崎健康福祉高)、5番・森田紀代美主将(4年 日出高)の適時打と相手の守備の乱れや四球が絡み、この回一挙3点を奪い突き放した。投げては、清水琴乃投手が最終回自分の失策でピンチを招いたが、ここでも後続をきっちりと抑え散発2安打、1四球の好投。無失点で完封した。

■決勝戦      《山梨学院大VS東京国際大 5-0勝利》






















  1 2 3 4 5 6 7 合計
山梨学院大 1 1 0 3 0 0 0 5
東京国際大 0 0 0 0 0 0 0 0

山学大バッテリー 投手・清水琴乃=捕手・森田紀代美
本塁打・深井美乃里 2塁打・望月(立川・代打) 安打8 四球2

森田紀代美主将は「昨日の東海大戦ではちょっと苦戦したところがあったのですけど、自分たちのやるべきことをやろうと、ただそれだけだったので、本当に自分たちのソフトボールができたから優勝という結果に繋がった」と今日の試合を振り返った。好投した清水琴乃投手は「今シーズンあまり貢献できてなく、最後のインカレ予選決勝でチームに貢献できたのは良かった。今日はしっかりストライク先行でリズム良く投げられました」と笑顔を見せた。連日の本塁打で存在感を見せた深井美乃里選手は「今大会は、良いときと悪いときが極端で走者を還すべきときに還せなかったのが反省点です」と本塁打にも満足していなかった。清水正監督は「インカレに向けてやってきたことが仕上がってきているのは事実です。特に投手陣がしっかり安定感が増してきていますし、打線の方もどこからでも点を取れるように調子を上げています。夏に向けては本当にいいスタートが、先日の春季リーグに続いて切れたかな」とチームの仕上がりに自信を見せた。

今年の全日本大学ソフトボール選手権大会(インカレ)は、女子は8月に三重県・伊勢市で開催。山梨学院大は関東代表として出場する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.5.25