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全国高校総体(インターハイ)に賭ける!

~猛暑の中、ただ、ひたすらに汗を流す~
~陸上駅伝部男女出場。上位入賞を狙う~

平成27年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「君が創る 近畿総体」が7月28日から8月20日にかけて和歌山県和歌山市を中心に近畿(和歌山、滋賀、大阪、京都、奈良、三重、兵庫)で開催される。インターハイは高校野球の「甲子園」に例えられるように、高校生スポーツの祭典で最大のビッグイベント。この大会に向け全国の選手たちは、日々歯を食いしばり、涙をこらえ、苦しい練習に耐えてきた。その成果を発揮する大会に山梨県からは28競技、約450人の高校生アスリートが夏の猛暑に立ち向かい、全国の精鋭たちに決戦を挑む。山梨学院高校は男子ホッケー、男女テニスの3団体と陸上・空手・テニスなど個人11人の生徒が出場する。(なお、水泳競技は、24~26日の関東大会終了後に出場者が決定する。競技は18・19日)山梨学院ニュースファイルでは3回に分け、インターハイに賭ける出場選手の意気込みを伝える。1回目は、男女陸上駅伝部の島田美穂、三浦佑美香、太田裕也選手の3人を紹介する。

◆女子3000m、1500m出場
島田美穂(3年 静岡県御殿場市立富士岡中) 女子陸上駅伝部。 
陸上は中学1年の時に始めた。中学時代から実績を積み上げ山学高に入学した。2年生からめきめきと記録を伸ばし、昨年の夏に行われた全国高校陸上選抜大会女子2000m障害で日本最高記録を樹立するなど実力を発揮してきた。6月に山梨県で開催された関東高校陸上競技大会女子1500mで大会新・県高校新を出す快走。3000mでは大会新に僅かに及ばなかったが今シーズンの高校ランキング1位の好記録、2冠を達成。インターハイでの活躍が期待される。島田美穂選手はインターハイに向け、「1500mは自己ベストを4秒近く短縮(4分20秒10)出来た。インターハイでは、初めから最後までスピードを落とさずに集中して走り、最後まで諦めない勝負をして4分20秒切りを目指す」と記録を狙い優勝を視野に入れる。3000mについては「以前は、1000~2000mでタイムを落としてしまったのですけど、関東ではタイムを落とさずに走れた。インターハイは体幹をさらに鍛え直し、しっかり自分のレースをして確実に勝つ」と自信を見せる。
女子1500m予選は7月29日、決勝30日。女子3000m予選は8月1日、決勝は8月2日、和歌山県紀三井寺公園陸上競技場で行われる。

◆女子3000m出場
三浦佑美香(3年 静岡県長泉町北中) 女子陸上駅伝部主将 
中学1年生に陸上部に入部、長距離を始めた。島田美穂選手とは、中学時代からのライバルで切磋琢磨してきた。山梨学院女子駅伝部に同時入部し、駅伝でも共に戦いWエースとして全国大会で活躍、チームに貢献してきた。今年から主将を務める。先月の関東大会では積極的な島田選手について行けず、2位グループで2位を狙ったがラストで2人に抜かれ4位に甘んじた。三浦佑美香選手は「昨年のインターハイは、同じ種目で選手になったが、故障のため悔しい思いをした。今年はしっかり練習を積んできたので去年の悔しい思いをぶつけて戦いたい。今までの弱い自分を捨て、強い気持ちで初めから先頭に食らいついて、中盤で苦しくても頑張る」と決意を語った。島田選手は三浦選手を「負けず嫌いで競ってくるので自分の調子を落とせない存在。常に緊張感の中にいる」と評価する。関東大会の課題を受け止め、「ペース変化やラストスパートへの切り替えの対応をしっかりして、入賞を目標に頑張りたい。9分10秒を切る」と闘志を燃やしている。
女子3000m予選は8月1日、決勝は8月2日に行われる。

◆男子3000m障害
太田裕也(3年 山梨南中) 男子駅伝部
関東大会のラストスパートで見せた驚愕のスピードは大会での屈指の見所だった。「9分09秒40。正直自分の中でもここまで縮めるとは思っていなかった。記録はびっくりしています」と語るように自己ベストを一気に12秒余りも更新した。太田裕也選手は「自分の持ち味はスピード。最後のスピードでは絶対に負けないという気持ちで臨みました」と地力を強調した。長距離は中学3年の時、関東中学総体で悔しい思いをし、山梨学院に入り本格的に始めた。2月の千葉クロスカントリー大会ジュニア男子の部4㎞で5位に入賞。力を付けている。インターハイについては「初めて個人で全国大会出場なので緊張すると思うが、関東と同様気持ちが入ったレースをしたい。山梨県の長距離で唯一残った誇りを忘れず、結果を残したい」と力強く語る。「インターハイの暑さに負けないスタミナを付け、スパートの切れをもっとはっきりさせ、9分05秒切り、8位以内の入賞を狙います」と意気込む。
男子3000m障害予選は、8月1日、決勝は2日に行われる。

文(K.F) カメラ(平川大雪・K.F) 2015.7.21