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全国高校総体(インターハイ)に賭ける!第3回

~男子ホッケー部、昨年の3位から優勝を目指す~
~テニス男女団体・女子個人、ベスト8を狙う~

平成27年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)「君が創る 近畿総体」が7月28日開幕した。8月20日にかけて和歌山県和歌山市を中心に近畿(和歌山、滋賀、大阪、京都、奈良、三重、兵庫)で開催される。インターハイは高校生のスポーツの祭典。高校野球の「甲子園」に例えられるようにインターハイは高校生アスリートにとって、誰しもが憧れる最大のスポーツビッグイベント。多くのアスリートはこの大会を経験し、さらに上を目指し、一流のアスリートとして国内はもとより世界に羽ばたいていった。その全国各地から集まる精鋭たちとの戦いに、山梨県から28競技に約450人の高校生アスリートがベスト記録を賭けて挑む。山梨学院高校からは男子ホッケー、男女テニスの3団体と陸上・空手・テニスなど個人11人の生徒が出場する。(なお、水泳競技は、24~26日の関東大会終了後に出場者が決定する)。山梨学院ニュースファイルでインターハイに賭ける出場選手の意気込みを伝えてきた3回目。山梨県選手団壮行会で出場選手を代表して誓いの言葉を述べた、小澤航太主将率いる男子ホッケー部、男女テニス団体、個人ではテニスシングル、ダブルスを紹介する。梅雨明け以降、連日35度を越える猛暑の中、選手たちは本番の日に照準を合わせ、最後の調整に打ち込んでいる。

◆男子ホッケー部
団体競技男子ホッケー部は、前回大会で3位に入り今回は優勝を狙う。3月に行われた選抜大会で優勝候補に勝つなど、好調が伝えられたが、6月の関東大会ではインターハイ出場権は獲得したが準優勝に終わり、部員たちは悔し涙を流した。今年で7年連続出場を果すが、小澤航太主将(3年)は「インターハイ予選の決勝では多くの課題ができた。攻めている時に、ボールを奪われ、それがゴールに結びついてしまいカウンターの処理と、試合の最後まで走り切れないスタミナ不足を解消する」と危機感を抱き、大会までに夏の持久力を付けることを挙げた。「周囲の期待がプレッシャーとなりますが、それをプラスに変え、仲間のために走り、チームワーク・ハードワークをして、全体が同じ目標を持って一体となり、先輩が築いた3位を越え、山梨学院全員で優勝を目指す」と昨年の3位以上の優勝を力強く誓った。登録選手15人の試合は、第3シードの2戦目、8月2日、立命館大学大阪いばらきホッケー場で伊豆中央高(静岡県)と対戦する。

◆男子・女子テニス団体
全国51校が参加して行われる男子・女子テニス団体戦は8月1日から8日まで大阪市マリンパーク・北村で行われる。山梨学院高男子の出場は今回で18回目、女子は20回目の出場となる。男子団体は、渡辺大良主将(3年)、小松聖大(2年)、手塚草太(2年)、丹沢伊吹(2年)、大川慶吾(1年)選手の5人が出場し、ダブルス1組、シングル2人を構成して試合が行われる。女子団体は小松千聖主将(3年)、古屋菜々葉(3年)、伊丹日奈子(3年)、猪俣莉々花(1年)、伊藤奈波(1年)選手の5人で構成する。男子団体・渡辺大良主将は「怪我、病気に気をつけ、万全の体調で試合の日を迎える」と不退転の覚悟を表し、「メンバー全員で力を合わせ、1試合でも多く勝ちベスト8以上」と目標を挙げた。女子団体・小松千聖主将(3年)は「6月に行われた関東大会でもっと上を狙えると感じました。そのためには基礎的なことを当たり前にでき、ピンチの時にも諦めず堂々とプレーできること」と精神面を鍛えることを課題に挙げた。「目標はベスト8!今までの練習の成果を出し切り、山学らしく戦う」と闘志を燃やしている。男女団体戦初戦は8月2日、大阪市マリンテニスパーク・北村で男子は、崇徳高(広島)、女子は奈良育英高(奈良)と対戦する。

◆テニス女子個人
団体戦を含め、シングルス、ダブルスの3種目に出場する伊丹日奈子選手(3年)は団体戦で唯一3年連続出場、「その経験を最大限に生かして、皆を引っ張り昨年達成できなかったベスト8を目指します」と意気込みを語り、「昨年、ヘルニアを患い練習ができない時期があり、リハビリなど辛い思いをしました。まだ体力的に万全ではないので大会までには、しっかりトレーニングを積んで大会に臨みます」と満を持す覚悟を口にした。個人戦について「最後の年に初めて出場できたので、昨年まで出場できなかった悔しい気持ちを今大会にぶつけます。最後の年、悔いの残らないよう全力で戦います」と強い決意を述べた。団体・個人ベスト8を目標に置いている。

テニス女子個人ダブルスで、伊丹日奈子選手のパートナーで出場する猪俣莉々花選手(1年)は「初めての全国大会なのでとても緊張すると思います。今までとは違いプレッシャーもあり、プレーだけでなく自分との戦いになります」と初々しく語り、応援を力に応援に応えられるプレーを誓っている。改善するポイントは、まだ1年生の体の細さからくる体力不足と、「総体の時、サーブのミスが多くて試合に負けてしまった。意識して基本的な練習をしたい」と正確なプレーを胸にベスト8以上を目標に試合に臨む。女子ダブルスは8月5日、シングルスは8月6日に始まる。

[追記]
7月24日~26日まで東京・辰巳国際水泳場で行われたインターハイ予選を兼ねた「関東高校水泳大会」で山梨学院高の佐野愛莉選手(3年)が女子200m背泳ぎで4位、望月智也選手(3年)が男子100mバタフライ5位入賞し、全国大会の標準記録を突破。長田諒選手(1年)が男子1500m自由形、男子400mリレー、800mリレー、女子400mリレーも標準記録を突破した。その結果、男子5名、女子4名がインターハイの出場権を獲得した。競技は8月17日~20日、京都市・京都アクアリーナで行われる。これで山梨学院高校からインターハイ出場は選手42人(選手団計51人)となった。

文・カメラ(K.F) 2015.7.28