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全日本学生テニス選手権(インカレ)開幕
~シングルスに8人、ダブルスに2ペアが出場~
~本選2日目シングルスに本郷主将ら4人が登場~

全日本学生テニス選手権(インカレ)開幕
~シングルスに8人、ダブルスに2ペアが出場~
~本選2日目シングルスに本郷主将ら4人が登場~

テニスの学生日本一を競う「平成27年度全日本学生選手権(インカレ)」が岐阜県岐阜市・岐阜メモリアルセンターで開幕した。大会は、8月10日から12日までが予選会で本選は15日に開幕した。2005年創部した山梨学院大テニス部女子は、毎年着実にインカレ出場者を増やすほどに実績を積み上げてきた。創部10年目の節目の年、今回は、シングルスに8人、ダブルスで2ペアが関東の厚い壁を突破した。本選からの出場のシングルス3人、ダブルス2ペアを除いたシングルス5人が10日から12日の予選会を戦い、福井景子選手が本選出場を果し、本選初日の15日に1回戦を突破した。ダブルスの1回戦に寺見かりん・西村渚沙選手ペアが登場したが、初戦敗退した。2日目、16日の2回戦は、福井景子選手と本選からの本郷未生・久次米夏海・寺見かれんの4選手が出場した。

今年のインカレ出場者メンバーは、シングルスで本郷未生(4年 神奈川・東海大相模)、久次米夏海(4年 大阪・城南学園)、寺見かれん(3年 岡山・山陽女子)、前田成良実(4年 富山・富山国際大附属)、牛迫玲菜(2年 沖縄・沖縄尚学)、福井景子(2年 群馬・共愛学園)、吉村暉(1年 神奈川・白鵬女子)、西村渚沙(1年 埼玉・秀明英光)8人の各選手。本郷・久次米、寺見・西村ペアはダブルスでも出場。

今年も岐阜地方は8月に入り、連日猛暑日を記録し、予選会が始まった10日からも連日うだる暑さの中で戦いが繰り広げられた。取材初日の16日は雲が広がり暑さも一段落、選手にはありがたい日となった。この日午後1時、最初に登場したのは、山梨学院大テニス部をまとめる本郷未生主将。長身で力強いショットで押してくる前原まりあ選手(青山学院大)と対戦し、2時間45分の激闘の末6-4、5-7、6-2で勝利した。本郷未生主将は「相手は両手打ちでいいショットを連続で打ってくる選手で、それを受けてしまったので競った試合になってしまった。ファイナルセットは点数はまだ低いですが、自分のテニスができたかなと思います。明日は強い相手なので今日みたいな戦いをしていたら勝負するところもないので、自分らしくチャレンジャーとして戦います」と決意を述べた。午後2時、予選突破し本選2戦目になる福井景子選手はセンターコートに第2シードの宮地真知香選手(早稲田大)を迎えていた。1セット目は、相手の正確なストロークに追い詰められ、1-6でセットを落としたが、2セット目は多種類のボールを打ち分け、自分のペースに持ち込むスタイルで、互角の勝負を挑んだが3-6で敗退した。福井景子選手は「自分のテニスをやらしてもらえなかったのが悔しいです。1年間この大会のためにトレーニングをやってきたので、もう少し自分を表現したかった。練習してきたことができなくて悔しいです」と涙をこらえて話した。一方、福井選手の試合が終了した直後、寺見かりん選手の試合が始まっていた。粘り強い守備と相手へのカウンターが持ち味の寺見選手が相手選手を翻弄し、6-0、6-0で1ポイントも与えず、僅か43分で退けた。寺見かりん選手は「今回は上を目指しているので初戦から飛ばしていかねばならないとやって行きました。このところストロークでのミスが目立っていたのでそこを丁寧にと思って試合をしました」と手応えを話し、「次はシードの選手なので今まで勝ったり負けたりで、相手も打ってくる人なので前後で揺さぶったり、考えていきます」と意気込みを語った。昨年ベスト4に入り、今大会第3シードの久次米夏海選手は、スーパー1年生との呼び声高い上唯希選手(早稲田大)と対戦。前半調子が上がらず、簡単に2-6と落とし、2セット目に賭ける。曇り空が広がるコートが刻々と薄暮になった午後6時30分、コートを室内に移し試合を再開した。昨年の全日本学生室内選手権大会で優勝し室内を得意にしている久次米選手はこのセットを一気に6-1で奪取、最終セットに臨んだ。相手も第3シードの胸を借りるべく必死にラリーの応酬に挑んだが、最後は試合巧者の久次米選手に軍配が上がり6-3で下し、明日の3回戦に進んだ。久次米夏海選手は「初戦で緊張しているつもりはなかったのですが動きが悪く、相手のミス待ちをしてしまって私の攻めるプレースタイルができなく、1セット目を落としてしまった。2セット目でコート変更の時、コーチからやるべきことに集中していくようにとアドバイスを受けてからは落ち着いて行けました。とりあえず初戦勝てたので安心しています」とプレッシャーの大きさを語った。

全日本学生選手権 本選2回戦(8/16)岐阜市・岐阜メモリアルセンター



本郷未生 ○


6-4
5-7
6-2
● 前原まりあ
 (青山学院大)

3回戦進出




福井景子 ●

1-6
3-6
○ 宮地真知香
 (早稲田大)
2回戦敗退



寺見かりん ○

6-0
6-0
● 平野光留
(札幌大)
3回戦進出




久次米夏海 ○


2-6
6-1
6-3
● 上 唯希
(早稲田大)

3回戦進出



明日17日は、シングルス3回戦とダブルス2回戦が行われる。シングルスには本郷未生・久次米夏海・寺見かりん選手、ダブルスは本郷未生・久次米夏海選手の4年生ペアが出場する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.8.16