全日本学生テニス選手権(インカレ)本選3日目
~荒天のためシングルスは延期、ダブルス2回戦~
~本郷・久次米ダブルスペアは勝利、3回戦へ~
テニス学生日本一を決める「平成27年度全日本学生テニス選手権(インカレ)」が17日、岐阜県・岐阜市メモリアルセンターで本選3日目を迎えた。昨日行われた2日目、久しぶりにいくぶん暑さが和らいだ2戦目に山梨学院勢はシングルスに4人が登場。予選組から本選に出場した福井景子選手(2年)は残念ながら敗れたが、本選組の本郷未生(4年)・久次米夏海(4年)、寺見かりん選手(3年)の3人が3回戦に進出した。しかし、17日に予定されたシングルス3戦目は、岐阜地方の大雨注意報により、荒天が予想されたため予定が変更され、18日に延期された。本郷未生(4年 神奈川・東海大相模)・久次米夏海(4年 大阪・城南学園)ペア出場のダブルスの2回戦は、室内コートで組まれたが雨が上がり、急遽再び屋外に変更され、午後1時に試合が始まった。試合は、立ち上がりに相手にリードを許したが、後は、まったく相手を寄せつけず、6-4、6-0で完勝し、3回戦に進出した。3回戦は当初予定の18日から19日に延期された。
山梨学院大テニス部は、2005年に創部。的確な指導と厳しい練習のもと、年々実績を積み上げてきた。インカレに出場する選手も増え、2015年創部10年目を節目に、シングルス、ダブルスの両種目で学生日本一に挑む。
17日の山梨学院勢の試合は、大雨の予想の影響で本郷未生(4年)・久次米夏海(4年)ペア出場のダブルスのみとなった。広い岐阜市メモリアルセンターのテニス会場だが、5面ある室内コートに変更になったため、本郷・久次米ペアは、午後1時以降の待機組になり、試合が何時になるか分からない調整が難しい事態となった。岐阜市付近は雨が早く上がりコート整備も迅速に行われたため、屋外コートに変更となり予定通り午後1時に始まった。試合は、山梨学院・本郷未生選手のサーブで始まった。最初、本郷選手のサーブが決まらず、久次米選手もミスショットするなど3ポイントを先取されるが、二人は、余裕の笑顔でお互いに応える。本郷未生選手は「余裕ではなかったんですけど、いつも二人で笑顔で会話しているので、なるべく前を向いて」とチームワークを強調した。徐々に力強いストロークで相手を威圧し始めると、ポイントを挽回し始める。「相手はスピンで時間を作って攻めてくるプレーなので自分たちはそれを上から叩いていくのが元々のプレーなので、相手に合わせず自分たちのスタイルでいこうとラリーで仕掛けました」と本郷選手が説明。2セット目に入るとラリーで繋いで相手のボールの乱れを前衛が足元を狙うコンビネーションが冴え、1ポイントも与えない圧勝で試合を締めた。久次米夏海選手は「私たちはいつもファーストセットはリードされて、次に挽回して、最後はあっさりセットを取る場面が多いのですが」と想定内の試合運びと話し、「自分たちから動いて攻めて行くからゲームを取られずにぽんぽんと簡単に行ったのかな」とゲームを振り返った。「優勝を目指しているのでこんなところで負けるわけはいけないので、次の試合はファーストセットの序盤から自分たちのプレーができるように今日の反省を生かしてやっていきたい」と意気込むと、本郷選手も「戦う相手もどんどん強くなっていくが、自分たちも負けないぐらい練習してきているので優勝を目指して頑張りたい」と力強く語った。
全日本学生選手権 本選D2回戦(8/17)岐阜市・岐阜メモリアルセンター | ||||
D |
○本郷未生 久次米夏海 (山梨学院大) |
6-4 6-0 |
早野夏希● 辻 紘子 (早稲田大) |
3回戦進出 |
明日18日は昨日予定されていた、シングルス3回戦が行われる。山梨学院から本郷未生・久次米夏海・寺見かりん選手の3人が出場。4回戦、その上に挑む。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.8.17