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全日本学生レスリング選手権(インカレ)
~グレコ不振、フリースタイル始まる~
~明日の3回戦に9人、4回戦に1人進出~

「文部科学大臣杯2015年度全日本学生レスリング選手権大会」(インカレ)が8月18日、東京・駒場総合体育館で21日までの日程で行われている。前半の2日間はグレコローマンスタイル、後半2日間はフリースタイルという順序で行われる。山梨学院からは、グレコローマンに10人、フリースタイルに22人、女子2人が出場する。世界選手権(9月7日からアメリカ)に出場するフリースタイル57㎏級・高橋侑希選手(4年 いなべ総合)は世界選手権直前の大会のために欠場する。また、ブラジルで開催された世界ジュニア選手権のフリースタイル61㎏級で銀メダルを獲得した藤波勇飛選手(1年 いなべ総合)も19日の帰国直後のため欠場した。また、重量級で優勝が期待されていたボルチン・アレッグ選手(3年 カザフスタン)は膝の故障のため、グレコ、フリーとも欠場した。18日・19日に行われたグレコローマンスタイルに出場した10人の選手の内、昨年3位の66㎏級の雨宮隆二選手(4年 韮崎工)は3回戦(ベスト16)で敗退した。他の選手は初戦、2回戦で敗退した。20日はフリースタイル8階級が行われ、山梨学院勢は9人が3回戦。昨年、1年生で準優勝した木下貴輪選手(2年 鹿屋中央)は順当に勝ち上がり4回戦に進出した。

20日のフリースタイルの試合が始まる前に、高田裕司監督は、出場する選手を集めて「グレコは情けない試合だった。気合いがまったく見られなかった。今日は逃げてやるより、思い切ってやれ。負けても悔いのないよう自分の持っているものを全部だせ」と激を飛ばしてマットへ送り出した。18・19日の前半2日間に行われたグレコローマンスタイルは、優勝候補のボルチン・アレッグ選手は膝の故障による欠場というアクシデントや、昨年3位に入った66㎏級・雨宮隆二選手も3回戦で負ける予想外の結果。他の選手も初戦、2回戦で敗退するなど盛り上がりのない低調な内容に高田監督の怒りも当然だった。

20日から始まったフリースタイルは、9月の世界選手権に2回目の出場する高橋侑希選手が大会直前のために欠場。藤波勇飛選手はブラジルで行われた世界ジュニア選手権から昨日帰国したために欠場。ボルチン・アレッグ選手も膝の故障でフリーも欠場した。3人とも各階級で優勝候補のため山梨学院にとっては淋しい大会になったが、フリー22人の出場選手には自分の力を発揮できるか期待がかかった。57㎏級・金井由騎(4年 上田西)、坂本京太(1年 高岡向陵)、61㎏級・武田壮史(4年 霞ヶ浦)、増山郁都(2年 館林)、乙黒圭祐(1年 帝京)、65㎏・初見智徳(3年 関宿)、74㎏級・本村匠(3年 浦添工)、石澤誠悠(1年 霞ヶ浦)、牛水瑞貴(1年 鹿屋中央)の9人が3回戦に進出。70㎏級・木下貴輪(2年 鹿屋中央)は、4回戦に進出。プレッシャーを掛けて常に攻め続け、連続テクニカルフォールで勝ち上がり、ベスト8に駒を進めた。高橋侑希不在の57㎏級で優勝候補の一人に挙げられていた小柳和也(2年 韮崎工)は、減量の影響で動きが悪く、仕掛けた技にカウンターを受け、まさかのフォール負けを喫し初戦で姿を消した。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.8.20