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関東大学テニスリーグ戦 開幕
~初戦、亜細亜大学に6-1で勝利~
~昨年準優勝、初優勝に挑む~

「平成27年度関東大学テニスリーグ戦1部リーグ」が8月27日に東京・有明テニスの森公園で開幕した。山梨学院大テニス部女子は第1戦を亜細亜大と戦った。午前中にダブルス2試合、午後からシングルス5試合が行われた。山梨学院大が所属する1部は6チームからなり、力が拮抗する1部リーグは優勝も入れ替え戦に回る可能性もある激戦区。対戦相手の亜細亜大は、昨年は5位だが、侮れない相手。午前中のダブルス2試合は、D1の久次米夏海・寺見かれん選手ペアは6-3、7-6で勝利、D2の本郷未生・大嶺真緒ペアは5-7、7-5、7-5の3時間を越える大接戦を制し、勝利した。シングルスの5試合は、S1の久次米夏海選手、S2寺見かりん選手、S3福井景子選手、S4本郷未生選手が勝利したが、S5の西村渚沙選手は敗退。対戦成績を6勝1敗とし初戦を飾った。次の第2戦は30日、専修大学と対戦する。

関東大学テニスリーグ戦女子は、1部リーグから5部リーグまであり、山梨学院大が所属する1部リーグ(早稲田大、山梨学院大、慶応義塾大、専修大、亜細亜大、筑波大=昨年の順位順)の今大会は、8月27日から9月8日までの日程で行われる。2日おきにダブルス2試合、シングルス5試合を5大学総当りで戦う過酷な短期決戦。1部リーグの決戦の舞台はテニスの聖地、東京・有明テニスの森公園。2部から5部リーグは各大学テニスコートで行われる。

◆初日ダブルス戦(午前)

昨年度準優勝の山梨学院大の初戦は、昨年5位の亜細亜大学と対戦した。午前9時からD1とD2が同時に始まった。D1は久次米夏海(4年 大阪・城南)・寺見かりん選手(3年 岡山・山陽女子)ペアは亜細亜大の松本千広・田中文彩選手ペアと対戦、第1セットを6-3、第2セットをタイブレークまで粘られるも久次米選手の正確なストロークと寺見選手の力強いショットのコンビネーションで最後は7-6で下した。

D2の本郷未生(4年 東海大相模)・大嶺真緒選手(1年 沖縄尚学)ペアは、山藤綾香・中沢夏帆選手ペアと対戦、第1セットを5-7で落としたが、第2セットは7-5で取り返し、1-1でフルセットに持ち込んだ。このセットもお互い粘りの攻防で一歩も引かず、一時5-5までもつれ込む好ゲームを展開。本郷選手が初めてペアを組んだ1年生の大嶺選手をうまくリードし、最後は2ポイントを連取して7-5、すべてフルセットの3時間を越える激闘に終止符を打った。1年生で本郷選手とのダブルスに抜擢された大嶺真緒選手は「先輩とペアを組むのは初めてで、最初はすごく緊張してしまい躊躇してプレーする場面が多く、第1を取られてしまったので、第2とファイナルは自分で点を取りに行くようにプレーしました。勝てて自信になりました」と大役を果たし、ほっとした表情で話した。ダブルスで2勝先取は、続くシングルスを優位に進める原動力になった。

◆初日シングルス(午後)

ダブルス2勝0敗を受けて、午後1時からシングルスが始まった。まず、最初に登場したのはS3福井景子選手(2年 群馬・共愛学園)とS5西村渚沙選手(1年 埼玉・秀明英光)。

福井選手は先日、岐阜で行われたインカレで予選から勝ち上がり本選2回戦まで行った成長著しい選手。自分から仕掛け、ボールを左右に打ち分けラリーを仕掛け、相手のミスを誘うのがプレースタイル。試合は第1セット互角の打ち合いでポイントを奪い合う膠着状態が続くが、最後は苦労して何とか逃げ切り7-5で1ゲームを取ると、2セット目は落ち着いて自分のゲームペースに持ち込み6-3で下し、セットカウント2-0で勝利。隣のコートの西村選手は相手の深いショットに苦しみ、0-2で敗退。

その頃、本郷未生選手も苦しんでいた。コート変更で予定していた時間より試合開始が早くなり、ダブルス終了から僅か1時間のインターバルで行われていた。お互い正確なストロークを打ち合い、一進一退の眼が離せない持久戦になった。第1は競い負け6-7で落としたが、第2、フルセットで我慢のテニスを展開、ともに6-3、6-3で勝利を引き寄せた。本郷選手は「相手がループを使ってゆっくりしたラリーを仕掛けてきて、走らせられたのでとても疲れた。落ち込んでくじけそうになった時、チームメイトの応援が力になり勝てた」とチーム力の勝利を挙げた。シングルスも2時間半にもおよびダブルスと合わせ、5時間半の激闘にも耐えた勝利に笑顔が浮かんでいた。続くS4の寺見かりん選手は、持ち前の粘り強い守備力と力強く切れのあるショットで相手を寄せ付けず6-3、6-4と、1時間余りで相手を退けた。

最後にコートに登場したのは、先日のインカレで惜しくもあと一歩優勝に届かず、準優勝した久次米夏海選手が登場。対戦する亜細亜大学の松本千広選手はランキング16位と侮れない相手。第1セットは簡単に6-0で取ったが、第2になると、相手選手も1打1打力を込めて打ち込む久次米選手の鋭いショットに反応。攻める久次米選手のショットを良く拾い応戦、一時は3-4と逆転。ゲームを盛り上げた。結局最後ランキング3位の実力が相手を上回り3ポイント連取、6-4で下し、セットカウント2-0で勝利した。山梨学院大が亜細亜大を6勝1敗で下し、初戦を飾った。

◆平成27年度関東大学テニスリーグ初戦
《山梨学院大VS亜細亜大学》8/27 有明テニスの森公園

  勝敗 山梨学院大   亜細亜大
D1



久次米夏海
寺見かりん
6-3
7-6
松本千広
田中文彩
D2





本郷未生
大嶺真緒

5-7
7-5
7-5
山藤彩香
中沢夏帆

S1



久次米夏海

6-0
6-4
松本千広

S2



寺見かりん

6-3
6-4
山藤彩香

S3



福井景子

7-6
6-3
高橋玲奈

S4





本郷未生


6-7
6-3
6-3
田中文彩


S5



西村渚沙

2-6
2-6
山口真琴

総計





D2-0
S4-1



試合後選手を集めて、三好勲コーチは「途中勝負が二転三転してもたついた試合が3試合あった。初日なので緊張して浮き足立っていたのは、どのチームも同じ。これを落としていたら3勝4敗でうちが負けた。選手はもっとサポートに心配かけないようにコートでファイトしなきゃいけない」と選手を鼓舞した。本郷未生主将は「結果は、皆で取れたもので良かったですけど、1勝1勝は積み重ねて6-1にはなっていますが、その1勝もぎりぎり取れたとか、相手からもらってゲームを取れたところもあって、これからどんどん相手も強くなっていくので、今日みたいに詰めが甘い部分が出てしまうと1-6で負けてしまうこともあるので、内容をさらに上げていかないと」と気を引き締めた。

次の第2戦は30日、昨年4位の専修大学と対戦する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.8.27