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関甲新学生野球秋季リーグ(第2節第2戦)
~角田飛夢矢の本塁打で同点としチームに活力~
~延長タイブレークを制し、貴重な勝点1奪取~

平成27年度関甲新学生野球秋季リーグ戦1部第2節第2戦が9月13日、栃木・白鴎大学野球場で行われた。第1戦をエース松尾の完封で2対0で勝利した山梨学院大は、この日の第一試合で新潟医療福祉大と対戦。先発のマウンドは梅原隆斗。梅原は序盤から攻めの投球や味方の堅守で4回まで零封。しかし、5回表に安打と四球、犠打で1死二三塁とされ、梅原から堀内友斗に継投。その後、スクイズで新医大が1点を先制。一方、山学打線はこの日は5回までゼロ行進。同点に追い付きたい山学は、6回裏、角田飛夢矢のソロホームランで試合を振り出しに戻す。だが、山学打線は相手投手を攻略できず、9回まで再びゼロ行進。投げては、エース松尾が1死二塁の9回途中から登板。この回、1死一二塁とされるも三振や味方の堅守で無得点に抑える。試合は9回では決着がつかず大会規定で1死満塁からの延長タイブレークへ。10回表、松尾は併殺でピンチを切り抜ける。10回裏、山学は2死満塁で途中出場の4番・指名打者の大下拓馬が四球を選び、押し出しサヨナラでゲームセット。山学は、延長10回、2対1でなんとか勝ち切り、貴重な勝点1を奪取した。
 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 合計
新潟医療 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
山梨学院 0 0 0 0 0 1 0 0 0 2


山梨学院
【投手】梅原 投球回数4回1/3、打者19、打数15、投球数79、安打3、犠打1、四球3、三振2、失点1、自責点1 →堀内 投球回数4 打数15、打席10、投球数64、安打2、犠打3、四球1、死球1 →松尾(勝ち投手)投球回数1回1/3 打者4、打数3、投球数15、死球1、三振1
【捕手】佐喜眞
【長打】〈本塁打〉角田  〈二塁打〉枝川

この日の先発のマウンドを任されたのは梅原隆斗(2年 山梨学院)。梅原は序盤から攻めの投球や味方の堅守で4回まで零封。しかし、5回表に先頭打者に左前安打を打たれ、続く打者に四球を与えてしまい、無死一二塁。さらに犠打で1死二三塁とされ、梅原から堀内友斗(1年 笛吹)に継投。その後、スクイズを許し、新医大が1点を先制。昨日好調だった繋ぐ打撃も、この日は5回までゼロ行進。なんとか同点に追い付きたい山学は、6回裏、1死から1番・角田飛夢矢(3年 山梨学院)がレフト方向に3球目を運び、今大会通算第3号本塁打。角田の一振りで試合を振り出しに戻し、チームに再び勢いを与えた。だが、山学打線は相手投手を攻略できず、9回まで再びゼロ行進。投げては、エー ス松尾が1死二塁の9回途中から登板。この回、1死一二塁まで進められるも三振やライトの河本賢一(1年 東海大相模)の堅守で無得点に抑える。試合は9回では決着がつかず大会規定で延長タイブレークへ。昨季から導入されたタイブレークは、1死満塁の状態で各チームが選択した打順から試合を進めるという方式。10回表、松尾は内野ゴロのダブルプレーでピンチを切り抜ける。10回裏、山学の選択打順は3番・枝川大哉(1年 東海大甲府)から。枝川は内野ゴロに打ち取られ2死満塁で、打順はこの日途中出場の4番・指名打者の大下拓馬(2年 山梨学院)へ。大下はボール球をしっかりと見極め、最後は四球を選び、押し出しサヨナラでゲームセット。山学は、延長10回を2対1でなんとか勝ち切り、新医大に2勝し貴重な勝点1を奪取した。
 
試合後、伊藤彰監督は「相手に合わせているわけではないのですが、選手たちは思い切りの良さ、積極性、そういったものが全然出ていなかった。先発の梅原も立ち上がりは良かったが、5回の場面はもったいなかった。本来は、あのような形でマウンドを降りるピッチャーではないです。打撃面でも何とかしようという気持ちがチームにはあったが、それが少し空回りした所があったと思う。ただその中でも角田の一発はチームをもう一度蘇らせてくれた。でも全体的には全然ダメ、勝ったということのみが良かったこと」と試合を総括し、次週以降に向けて「打線の繋ぎであったり、足を絡めて攻撃することなどを含めて、打席の粘り、繋ぎ、熱さなどが全く出ていなかったので、これをチームとしてもう一度蘇らせないといけない。この先、より厳しい戦いになるのは分かっているので必ずそこを修正して臨みたいと思います」と語った。中島翔大主将は「前半の5回までに先制点取ることができなかったので、後半厳しい戦いになってしまった。そんな中で角田のホームランが出たことでその流れには乗れたと思います。きょうのような勝ち方では、来週の上武戦では勝てないと思うので、この1週間気持ちを引き締めて、何がいけなかったのか課題を見つけて練習で修正し、上武戦に臨みたいと思います」と述べた。値千金の本塁打でチームに勢いを呼び戻した角田飛夢矢選手は「序盤は苦しい中でやっていましたが、ベンチの雰囲気は凄い良くて最後は勝てたので良かったです。練習の時から新潟の投手対策を意識してやってきました。自分自身全然打てていなかったのですが、一発が出て、自分も吹っ切れてチームも波に乗ってくれたので良かったです。これからまた強いチームとの戦いが続くので絶対に負けないように頑張っていきたいと思います」と清々しい表情で語った。
 
山梨学院大の次節第1戦の上武大戦は、9月19日に上武大学野球場で午前10時プレイボールで行われる。春季優勝の上武大は第1節に関東学園大と対戦し、第1戦を10対2、第2戦を10対0で勝利し、春季からの好調を維持。山学は、第2節以上の苦戦が予想されるが、課題を修正し、全員野球で上武大に挑む。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2015.9.13