東京都大学サッカーリーグ1部 14節
~3連勝、大東文化大に6-0快勝~
~関東大学サッカー参入戦圏内に正念場~
平成27年度「第48回東京都大学サッカーリーグ戦1部」14節が9月23日行われた。山梨学院大学サッカー部男子は、埼玉県東松山市の大東文化大学東松山総合グラウンドで大東文化大学と対戦した。前期を3勝3敗3分け6位と不本意な成績で折り返した。後期は前節まで2勝1敗1分とし、4位に付けている。関東大学リーグ参入戦圏内の3位まで勝ち点3の差、この試合は、どうしても負けられない試合だった。前半7分、パスを受けた宇佐美佑樹選手の右足シュートをゴールキーパーが弾いたところを11番・MF名嘉眞朝季選手が決め、先制した。19分にはペナルティエリア内で9番・FW清水俊選手が倒されペナルティキックを獲得、それを20番・MF樋口竜也選手が決め、試合の主導権を握った。37分に井上賢光選手、42分には再び樋口選手が得点を加え、前半を4-0で折り返した。後半も攻撃の手を緩めなかった。65分、78分に途中から投入された26番・MF高橋建也選手は受けたパスを巧みなドリブルで持ち込みそのままシュート。2得点を挙げ、後半は2-0。6-0の快勝で勝ち点3を積み上げた。上位チームも勝ったため、4位の順位はそのまま。参入戦圏内争いは予断を許さない。
東京都大学サッカーリーグ戦は1~4部で構成され、山梨学院大は1部に所属している。1部10チームは、前期と後期に分け2回戦総当りで行われる。山梨学院大は前期を3勝3敗3分、6位で折り返した。この日の大東文化大は、前期最終戦0-1で負けている相手。雪辱を果たし、関東大学サッカー参入戦圏内に止まる大事な試合。関東大学サッカー参入戦は、年間のリーグ戦終了後に関東大学サッカーリーグ2部と都・県リーグの間で入れ替えを行っており、関東大学サッカーリーグ2部昇格校を選出するために毎年11月に開催されている。
白のユニホームの山梨学院大が緑の人工芝のグラウンドで躍動した。試合は、開始7分、パスを受けた31番・MF宇佐美佑樹選手(1年 山梨学院高)の右足シュートをゴールキーパーが弾いたところを11番・MF名嘉眞朝季(3年 山梨学院高)が決め、先制した。19分にはペナルティエリア内で9番・FW清水俊(4年 神奈川・平塚学園高)が倒されペナルティキックを獲得、それを20番・MF樋口竜也(2年 山梨学院高)が決め、試合の主導権を握った。37分には10番・MF井上賢光(4年 和歌山・初芝橋本高)がドリブルで相手を交わしミドルシュートを決め3点目。前半終了間際42分にはゴール前の混戦から20番・MF樋口竜也が2点目となるゴールを決め、4-0で折り返した。後半になっても山梨学院大イレブンの動きが止まらない。1週間で3試合の連戦をこなすハードな日程のため、早めの選手交代を試みる。65分途中交代した26番・MF高橋建也(2年 山梨学院高)はパスを受けると右サイドをドリブルで駆け上がり、中央で相手ディフェンスをかわし左足を振りぬきシュート。5点目を得点した。78分にも高橋は力強い突破力を見せ、中央にドリブルで持ち込み6点目を挙げた。この試合、山梨学院大イレブンは、90分攻め抜き、全力で走りきった。
第48回東京都大学サッカーリーグ戦 13節 山梨学院大VS大東文化大 9/23 大東文化大東松山グラウンド |
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○ 山梨学院大 6 | 前半4-0 後半2-0 |
0 大東文化大 ● |
得点 前半◆名嘉眞朝季1 樋口竜也2 井上賢光1 後半◆高橋建也2 |
12番・GK山田純平(3年) 18番・MF渡邉雅樹(3年)
3番・DF西山雄介(3年) 31番・MF宇佐美佑樹(1年)
6番・DF金 泳夏(4年) 11番・MF名嘉眞朝季(3年)
7番・DF川口 滋(4年) 10番・MF井上賢光(4年)
33番・DF多田倫浩(1年) 9番・FW清水 俊(4年)
20番・MF樋口竜也(2年)
◆途中交代
9番・FW清水→24番・FW花元洋慶(2年)
10番・MF井上→26番・MF高橋建也(2年)
11番・MF名嘉眞→35番・DF藤原光晴(4年)
31番・MF宇佐美→ 8番・MF福田量司(4年)
7番・DF川口→13番・MF渡辺 傑(4年)
33番・DF多田→36番・DF田中海帆(1年)
試合後、1番・GK柳雄治朗主将(4年 福岡・筑陽学園高)は「自分たちのサッカーのモットーは全員サッカーなので、試合に出た選手が機能して、応援も力がこもっていた。皆で勝ったいい試合でした」と喜んだ。参入戦圏内については「もう時間が少ないので、次にいい準備をするため、今から気を引き締めて頑張ります」と参入戦突破を誓った。先制点を挙げた名嘉眞朝季選手は「ランニングを増やして運動量が増えたことでスペースも広くなり、どこからでも攻撃が出来ると思いました。今日は久しぶりに冷や冷やしないで楽しく出来ました」と会心の笑みを見せた。塚田雄二監督は「連戦の中で本当に良く動いたと思います。どれだけ点を取っても失点するなということで、選手は集中して相手に攻撃の目を与えなかった。非常にいい内容だった。ここからが勝負です」と気を引き締めた。
3連勝と調子を上げているが、この日上位チームも勝ったため4位の順位と勝ち点3差はそのまま。昨年、最終試合で関東大学サッカー参入戦進出を逃し、雪辱を果たしたい山梨学院大は、残り4試合は一つも取りこぼしが許されない。3位の参入戦圏内を是が非でも勝ち取り、関東大学サッカーリーグ2部昇格を手中に収めたい。次の試合は9月27日(日)14:30から國學院大学と対戦する。
文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.9.24