関東大学ゴルフ秋季Bブロック対抗戦
~男子初優勝!強化育成クラブ昇格後、半年での快挙~
~来季、大学最高峰「関東大学Aブロック」に昇格~
山梨学院大学ゴルフ部男子は11月19日・20日の両日、埼玉県・こだまゴルフクラブで行われた、平成27年度「関東大学秋季Bブロック対抗戦」で優勝し、来年の春季対抗戦でAブロックに昇格することになった。関東大学ブロック対抗戦はA~Fブロックまであり、A・Bブロックは6大学、CからFは8大学で構成されている。山梨学院大学は昨年春季に初めてBブロックに昇格、一度Cに降格したが、今年4月に強化育成クラブに昇格後、春季対抗戦で再びBに復活、準優勝を果たした。秋季対抗戦で3度目の挑戦で見事、初優勝しAブロックに自動昇格した。強化育成クラブに指定され、僅か半年余りの快挙。Aブロックは、日大、東北福祉大、専修大などゴルフ名門校が所属する強豪ブロック。山梨学院大ゴルフ部男子は大学最高峰の関東大学Aブロックに挑む。
山梨学院大ゴルフ部は、2007年度準強化育成クラブとして発足、今年4月強化育成クラブに昇格した。部員は年々増え、今年は1年生18人が入部、男子33人、女子5人の38人となった。強化育成クラブの指定は、Bブロックの在籍と部員数の増加によるもの。部員は主に大学の練習施設と中澤プロ企画甲府ゴルフセンターで練習している。卒業生の小池一平選手(境川C.C)は2008年度のプロテストに合格。今年6月に行われた国内男子ツアーでは自己最高の4位と健闘し活躍している。女子は個人ではプロテストに挑戦する選手や、アマチュアでの大会に出場するなど、精力的な活動に取り組んでいる。女子の団体は、今年春のブロック対抗戦の下部大会「チャレンジカップ」で優勝、初めて「ブロック対抗戦Dブロック」に進出。9月の「関東大学秋季ブロック対抗戦」にも優勝、Cブロックに駆け上がった。再来年を目標に、Aブロックへの進出を狙っている。
◆《関東大学ブロック対抗戦男子》
関東大学ブロック対抗戦男子は、AからFの6つのブロックがあり、春と秋2回行われている。各ブロックの1位が上のブロックに、最下位が下のブロックに自動昇降格する。この大会のAブロックは全国の地区大会のなかでも頂点に位置する。優勝は実力日本一の称号を意味する。11月19日・20日の両日、埼玉県・こだまゴルフクラブで行われた、男子の平成27年度「関東大学秋季Bブロック対抗戦」は各大学最大10人がエントリー、8人が出場、上位7人のトータルスコアで順位を決める。山梨学院大は、9人がエントリーした。1日目はAブロックの経験も豊富な日体大との優勝を懸けた争いと見込まれていたが、日体大は全く振るわず、駒澤大との優勝争いになった。1日目は、2位・駒澤大にと3打差をつけてトップに立った。2日目には、駒澤大が全員バランス良いスコアを叩き出しチャージを懸けた。2打差をつけられたが、山学大が1打差の僅差で逃げ切り初優勝を飾った。来年春季のAブロック昇格が決まった。
◆《山梨学院大成績結果》
選手名 | 第1日 | 第2日 | GRND TOTAL | |||||
OUT | IN | TOTAL | OUT | IN | TOTAL | 第1日 | 第2日 | |
金子直矢 ② | 36 | 39 | 75 | 38 | 37 | 75 | 530 | 520 |
加治屋舜介② | 42 | 39 | ※81 | 42 | 39 | 81 | ||
中川桂輔 ③ | 35 | 38 | 73 | 36 | 36 | 72 | ||
富田雄貴 ② | 39 | 41 | 80 | |||||
林侃汰朗 ① | 35 | 40 | 75 | 37 | 37 | 74 | 1050 | |
河田丈一郎① | 36 | 37 | 73 | 37 | 36 | 74 | ||
中川将太 ② | 42 | 39 | 81 | 37 | 36 | 73 | ||
池田佑甫 ② | 36 | 37 | 73 | 38 | 37 | 75 | ||
毛利星蒔 ③ | 42 | 44 | ※86 |
優勝・山梨学院大1日目530・2日目520=トータル1050、準優勝・駒澤大1日目533・2日目518=トータル1051、3位・神奈川大1日目544・2日目527=トータル1071、4位・法政大、5位・日本体育大、6位・東京国際大と続いた。
コーチを4年間務め、昨年4月に監督に就任した河合譲ゴルフ部監督は「勝負ですので、スパイクを脱ぐまで分らないという状況でした。簡単には勝たせてくれません。3度目の挑戦でやっと叶いました。団体戦は個人戦と違い、バーディーを取るよりも、ボギーを打つな。パーを積み重ねていけという方針で指導しています。大学はこのブロック対抗戦がメインでやっています。目標はAブロックを維持しつつ、『全国大学ゴルフ対抗戦』で日本一のチャンスを窺いたい。実力日本一の関東で優勝することです」と目標を掲げた。チームの優勝に貢献した中川桂輔選手(3年 高知・明徳義塾)は「今回は優勝しか狙っていなかったので勝てて良かった。調子はあまりよくなかったですけど、まとめるゴルフが出来たので良かった。Aブロックでは皆で力を合わせて、まずは残留。それから優勝を狙っていきたい」と話した。チーム最少スコアで回った河田丈一郎選手(1年 新潟・開志学園)は「最初から接戦になることが予想されていたので、心ひとつになり戦うように意識しました」と試合に臨んだ心境を語った。また、「チームのために一打でも良くしようと戦ったので、自分のスコアがどうというよりは山梨学院のチームが勝てたということが大きな意味があると思うので、喜びを感じています」と優勝を振り返った。
山梨学院大ゴルフ部男子は来年5月に行われる春季Aブロックに初挑戦、Aブロックに残留し、6月の「全国大学ゴルフ対抗戦」の初出場を狙う。
文(K.F) 写真(ゴルフ部提供)/顔写真(平川大雪)
2015.12.4
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