山梨学院幼稚園「たのしい音楽会」
~園児たちが合奏や合唱で学習の成果を披露~
~青組は全員でオペレッタ(音楽劇)を熱演~
山梨学院幼稚園は12月11日、山梨学院メモリアルホールにおいて平成27年度「たのしい音楽会」を実施した。この会は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで達成感や充実感を味わうこと目的に、毎年この時期に行っている。ホール入口などには園児たちが手作りしたクリスマスツリーや木工作品などの造形作品が展示され、来場者の目を楽しませていた。ステージ発表ではもも組のミニステージを皮切りに赤組・黄組がそれぞれ合奏と合唱を披露。最後の音楽会となる青組はオペレッタ(音楽劇)を上演。今年のオペレッタの演目は宮沢賢治原作の「雪渡り」。青組の園児たちは、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである“音感教室”で学んだ成果を活かしながら、兄妹と子ぎつねの愛らしい様子を表現した。観覧した保護者は我が子の成長や溌剌とした表情に目を細め、惜しみない拍手を送っていた。会の最後にはサンタクロースが登場し、この日を心待ちにしていた園児たちに、クリスマスプレゼントが贈られた。
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。会場となったメモリアルホールの入口ロビーなどには、園児たちが自由な発想で手作りしたクリスマスツリーや木工作品、「雪渡り」の世界を表現した雪の結晶や劇中の幻燈会のシーンをイメージした“からくり箱”などの造形作品が展示され、来場した保護者は、わが子の作品を写真に収めるなどしていた。ステージ発表では、2歳児クラスのもも組のミニステージ「あわてんぼうのサンタクロース」を皮切りに、年少の赤組がカスタネットの合奏「コンコンクシャンのうた」と合唱「うさぎ野原のクリスマス」を発表。続いて、年中の黄組が鍵盤ハーモニカの合奏で「きらきらぼし」と合唱「ともだち賛歌」を披露した。そして、幼稚園生活最後の音楽会となる年長の青組は園児全員でオペレッタ「雪渡り」(宮沢賢治原作 作詞:河内紀 作曲:青島広志)を上演した。山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回“音感教室”を年長児を対象に実施している。教室では、山梨学院短大保育科長の白川和治教授指導のもと、音楽の楽しさや歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。園児たちはこの日の発表を楽しみに一生懸命練習を重ね、優しい兄妹と可愛らしい子ぎつねたちの交流の様子などを表現した。また、劇中の幻燈会のスライドは園児たちが仕上げ、お友達と協力しながら、小さな体で大きな舞台を作り上げた。観覧した保護者からは、無事に上演を終え、溌剌とした表情で一段とたくましくなった園児たちに惜しみない拍手が送られた。音楽会の終盤には、園児たちが心待ちにしていたサンタクロースが登場。サンタの登場に客席からは大歓声があがり、ステージいっぱいのプレゼントが披露されると園児たちは身を乗り出して満面の笑みで大喜び。プレゼントが入った紙袋を各クラス担任から手渡されると大事そうに抱え、ちょっと早いクリスマスをお友達と一緒に楽しんでいた。
文・カメラ(Y.Y)2015.12.11