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「年の瀬」大クリーン作戦2015
~「さかおり倶楽部」が呼びかけ今年で6回目~
~学生・地域の人々・地元企業、約600人が参加~

地域交流ネットワーク「さかおり倶楽部」が2010年10月にスタートしてから、年末恒例行事になった「年の瀬大クリーン作戦」が12月19日に行われた。さかおり倶楽部は、酒折駅前の山梨学院学生交流館を交流拠点に、地域に住む人や地域の職場で働く人、地域の学校や大学に通う学生たちに働きかけ、『さかおり音楽祭』や『ご当地カルチャー教室』などのイベントを企画し、地域を活性化する活動に取り組んでいる。「年の瀬大クリーン作戦」は、『1年間お世話になった街をきれいにしよう』という企画で2010年から行われている。年を重ねるごとに参加者が増え、地域の人々や地元企業、大学生に加え、甲府東中に通う中学生や甲府東高校、山梨学院高校生も参加するようになり、今年は約600人の有志が集まった。参加者は5班に分れ、酒折地区、東光寺・善光寺地区、横根・桜井地区などを廻りごみ収集活動に取り組んだ。

「さかおり倶楽部」は2010年10月、山梨学院大学がある酒折の地域住民と地元企業、大学が連携して地域を盛り上げようと地域ネットワークを立ち上げた。その始まりとして企画した「年の瀬大クリーン作戦」は、今年で6回目。年とともに参加者の輪が広がり、地域の人々や地元企業の人たちと共に、多くの学生たちの有志などが参加。今回は今までの最高の約600人が集まった。学生は、甲府東中学の生徒や甲府東高の生徒会、山梨学院大からは野球部・ラグビー部・サッカー部・バスケットボール部女子・柔道部などの運動部員、企業は10社が参加した。

午前9時半から山梨学院学生交流館前で出発式が行われ、さかおり倶楽部・川崎博代表は「さかおり倶楽部では、地域のことは地域でやろうと呼びかけをして、多くの皆さんが参加してくれるようになりました。これも皆さんの地域を愛する気持ちです」と挨拶した。続いて各代表が「ごみが一つもない街になるように皆で頑張りましょう」と宣言して清掃活動に取り組んだ。5班に分けれ、酒折地区、東光寺・善光寺地区、横根・桜井地区の道路や道沿いのごみを拾い集め、拠点の学生交流館前広場で分別収集を行った。甲府東中学校3年・ピアレット・マイケル生徒会副会長は「私たち東中生は、この地域にとてもお世話になっており、このクリーン作戦を通して、感謝の気持ちを伝えたいと思いました。自分の住んでいる地域がきれいになることは気持ちもスッキリします」と話し、日本空調サービス・新井雄一山梨営業所長は「初めから参加しています。近所の人と挨拶や知り合いになることが大事だと思います。始めた頃よりきれいになっているのではないですか。完全にゼロにならなくてもきれいになることはいいことです」と笑顔で話した。参加者の一人、酒折東部自治会長・川口忠雄さんは「3年ほど続けて出ていますが、せっかくいい企画なのに、まだまだ地元自治会の参加が少ない。いろんな機会を通して呼びかけたい」と話した。クリーン作戦後には、山梨学院短大食物栄養科フードクリエートコースの学生が参加者に焼きマシュマロや温かいレモネードなどを振る舞った。

さかおり倶楽部事務局長・里吉達美山梨学院施設課長は「年末は6回目になるわけですが、最初のうちは半信半疑で始めたようなところもあるのですけど、年毎に参加団体なども増え、今まで関心がなかった子どもたちも参加するようになり、自分たちがごみを捨てないことを意識するようになったことが大きいです。活動をするからこそ、捨てないという日本人が忘れていたことを皆が感じてくれていると思います」と6年目となる活動を振り返った。

酒折地区年末恒例の地域交流行事としてすっかり定着した。今年は地域活動に賛同した山梨県共同募金会からの援助もあり、関係者は益々、この活動に手応えを感じていた。

文(K.F) カメラ(藤原 稔) 2015.12.19
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