山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

創作舞踊発表会
~15団体が思い思いのパフォーマンスを披露~
~山梨学院からも5団体が出場。発表会を盛り上げた~

山梨県女子体育連盟が主催する「第34回創作舞踊発表会」が2月14日、山梨学院メモリアルホールで開催された。発表会は、保育園・幼稚園・小学校から社会人まで体を動かすことが好きな人たちが集まり、オリジナルな振り付けで自由な創作舞踊に取り組んだ。各団体が独自に行っている創作ダンス、創作舞踊に限らず全ての身体運動の研究発表の場として、また、地域の愛好者が一堂に介して交流を図り、身体運動をパフォーマンスとして広く認知してもらう目的で毎年開催している。今回は15団体、18のプログラムに約300人が参加。山梨学院からも幼稚園児から小学生、大学、短大保育科の学生が5つのプログラムに参加した。会場には家族や保護者、各団体関係者約300人が集まり、繰り広げられる思い思いのパフォーマンスに盛大な拍手を贈っていた。また、発表会には保育科と専攻科の多くの学生がボランティアとして運営を支えていた。

山梨県女子体育連盟が主催する「創作舞踊発表会」は、幼稚園・保育園児から社会人まで体を動かすことが好きな人が集まって催され、今年で34回を重ねた。最初に岡部和子山梨県女子体育連盟会長は「この発表会は私たちの心と体を健康にさせるものです。さらに大事なことは人と人が支えあっていく上でのコミュニケーション、色々な団体の方に出ていただき、ご家族に来ていただいたこの場を大切にしていきたいと思います」と挨拶した。発表会は、3歳児から80歳代までの出演者たちは、思い思いの、ストリートダンスやチアリーディング、創作ダンス、フォークダンスなどで、ステージ狭しとパフォーマンスを繰り広げた。この日のために出演者が仲間と共に、衣装や振り付けを考え、練習を重ね全員が納得できる作品を仕上げてきた。

◆山梨学院の5団体が日頃の練習と授業の成果を披露

まず、発表会の1番手に登場したのは山梨学院大・短大パフォーマンスチーム。総勢27人がダンス、チアリーディング、ジャグリングと日頃の練習成果を思う存分に披露、会場を盛り上げた。続く山梨学院関連では山梨学院小学校の放課後開放講座(トワイライトスクール)でダンス&スポーツに取り組んでいる3年から5年の女子児童26人がチアリーダー演技で息の合ったところを見せた。次に山梨学院短期大学保育科の身体表現作品「私が一番~人間関係~」では、サッカー部をテーマに部員の心の葛藤を創作ダンスで表現した。6人の保育科の学生は「友だち関係をつくるために表ではいい顔をし、裏では“私が一番”と、もう一方の顔があるという複雑な感情を身体で表現しました。ストーリーにならないよう感情の現し方が難しかった」と話した。他に身体表現チームは「運命の人~出会いと別れ~」をBGMと効果音に合わせて、ドラマティックに表現した。大学関係者の子弟、幼稚園児・小学生児童で実験的に行われている山梨学院体育・身体表現研究室「コトミック」は身体表現の可能性を探るリズムと表現を披露した。

短大で身体表現を研究する川上琴美山梨学院短期大学教授・山梨県女子体育連盟理事は「学生には運動や表現を通して自分の思いや考えを伝えられることが出来ると実践して教えています。女子体育連盟の活動では、愛好者の方も教育関係の方も、また、幼稚園・保育園から老いも若きも健康を主眼に踊ることは楽しいと知っていただきたい。園児や児童にはパフォーマンスの楽しさ、表現することは、こんなにも多くのお客さんに見てもらい、コミュニケーションが取れること。仲間と一緒に、一人だけのソロダンスではなく、群舞で力を合わせて踊る楽しさを学んでもらいたい」と身体表現の素晴らしさを語った。

◆素晴らしい創作ダンスで『老いも若きも』観客を魅了 

他の参加団体では、新体操クラブのボール、リボン、ロープを使ったダンス表現や、幼稚園児だけの可愛いチアリーディングとチアダンス、民族衣装に身を包んだフォークダンスグループ、40人からなる編成でステージ全体を使った迫力満点のよさこいソーラン隊、パイプ椅子と布を使い、ポップスの曲に合わせキュートにムーディに踊る大人の女性チーム、元気いっぱいにチアリーディングとダンスを組み合わせた女子高校生チーム、大学チームでは男子のストリートダンスと女子の切れのある創作ダンスなどが演じられ、終わるたびに大きな拍手や歓声が上がっていた。また、障害者のチームも出場。家族や仲間と踊り、身体を動かす喜びを素晴らしい笑顔で表現していた。

最後に樋川君子副会長は「皆様がステージ上で繰り広げたパフォーマンスにより、私たちは多くの元気をもらい、多くの感動をもらい、そして何より明日への活力をたくさんもらったような気がします」と挨拶し、発表会を閉めた。発表会では山梨学院短大生、専攻科の学生ボランティアが運営を支えていたことも報告された。

文(K.F) カメラ(藤原稔)2016.2.15