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平成27年度大学・大学院・短大・同専攻科合同卒業式
~卒業生・修了生1,115人が新天地へ羽ばたく~
~高橋侑希・江原騎士ら4人が「創立者古屋賞」~

平成27年度山梨学院大学・山梨学院短期大学合同卒業式並びに同大学院学位授与式・専攻科修了証書授与式が3月15日、古屋記念堂で行われた。今年度の卒業生及び修了生は、総合計1,115名(内訳、大学院学位授与者24名、大学法学部388名、現代ビジネス学部182名、経営情報学部191名、健康栄養学部49名、短大食物栄養科103名、保育科168名、専攻科修了者10名)。大学と大学院は古屋忠彦学長から、短大と短大専攻科は赤井住郎学長から、それぞれの総代に卒業証書・学位記・修了証書が授与された。在学中に顕著な活躍で大学の名声を高めた学生に贈られる「創立者古屋賞」には、レスリング部の高橋侑希選手、水泳部の江原騎士選手、陸上競技部のオムワンバ・エノック選手、紅一点スケート部の高橋菜那選手が選ばれ、4人に表彰状と記念品が贈られた。卒業生を代表し、健康栄養学部管理栄養学科・小池恭子さんは「それぞれの課程を修了した私たちは、これからも学生生活で得た多くの学びを糧に自らの可能性を信じ、若さと勇気と創造性を持って、社会に貢献していける人材となれるよう精進していきます」と別れの挨拶をした。男子は黒やダークスーツ、女子は卒業袴姿などで出席した卒業生は、教職員と保護者の大きな拍手に送られ、酒折のキャンパスから社会に旅立って行った。

雪の混じった氷雨が降った昨日から一転、澄み渡る青空が広がるキャンパス内、古屋記念堂で挙行された合同卒業式は、山梨学院ウインドブラスアンサンブルが演奏するヨハン・シュトラウス「ラデッキー行進曲」の歓送の曲で始まった。最初に各学部や研究科の総代に卒業証書・修了証書・学位記が授与され、続いて教員免許状及び資格証明等取得者の人数が紹介された。古屋忠彦大学長は式辞で郷土の俳人飯田蛇笏の句を引用して「『ぱっぱっぱと 紅梅老樹 花咲けり』。『ぱっぱっと』とは、何とも力強い表現です。その勢いのよさは、命の生まれ出づるときの迫力を感じさせます。春の到来、とりわけ花の咲き始めるときのきらめきを、余さず伝えています。明るい日差しが降り注ぎ、草木が芽を出す誕生のとき、卒業は新たな門出のときでもあります。(中略)皆さんは本学を卒業して、この先行き不透明な時代を、自分の足で一歩一歩踏みしめながら進んで行くことになります。つまずくことを恐れる必要はありません。それは、若者は誰でも起き上がれる力を持っているからです。それに、試練というのは絶好の成長の機会でもあり、問題解決の鍵をいつも提示してくれています。危機はピンチであると同時に、飛躍のチャンスでもあるのです。本学のモットーとする『知、仁、勇』の精神を体して、これからも果敢に自分の目標に挑戦し続けてほしいと願っています」と、はなむけの言葉を贈った。

続いて、「創立者古屋賞」の授与が行われた。「威風堂々」のBGMが流れる中、大型スクリーンに受賞者高橋侑希選手、江原騎士選手、オムワンバ・エノック選手、高橋菜那選手それぞれの活躍の勇姿が流され、一人ひとりが登壇、表彰状と記念品が授与された。高橋侑希選手は、2年連続世界レスリング選手権日本代表出場、同じく2年連続全日本選抜選手権優勝、全日本大学選手権優勝、主将として、東日本リーグ3連覇及び全日本大学選手権総合優勝の団体戦2冠に貢献。江原騎士選手は、世界水泳選手権男子800mフリーリレー日本代表出場、日本学生選手権400m自由形優勝、国体成年男子400m自由形優勝、男子400m自由形短水路日本記録。オムワンバ・エノック選手は、関東学生陸上競技対抗選手権1500mで4連覇、昨年は同大会で日本学生新記録を樹立。平成24年に日本学生対抗選手権5000、10000mで優勝2冠。同年、全日本大学駅伝では2区で区間新記録を達成。高橋菜那選手は、平成28年3月、イタリアで行われた世界スピードスケート大学選手権3000、5000mの2種目で優勝、平成25年、26年度日本学生氷上選手権3000mで優勝2冠達成など、それぞれが山梨学院の名声を高めたとして、その努力と栄誉が称えられた。

卒業生を代表し挨拶に立った健康栄養学部管理栄養学科・小池恭子さんは「それぞれの課程を修了した私たちは、これからも学生生活で得た多くの学びを糧に自らの可能性を信じ、若さと勇気と創造性を持って、社会に貢献していける人材となれるよう精進していきます。これまで様々な形でご指導ご支援をいただきました教職員の皆様、そしていつも温かく見守ってくれた家族や友人に心から感謝申し上げます」と別れの挨拶をした。式の終わりに在学中最後となる校歌を全員で斉唱し閉式なった。

卒業証書や修了証書を受け取った卒業生1,115人は、キャンパスのあちらこちらで恩師や仲間、クラブの同僚や後輩などと言葉を交わし、いつまでも別れを惜しみ、学び舎から新天地へ羽ばたいて行った。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.3.15
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