山梨学院パブリシティセンター

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スポーツ科学部棟竣工式
~大学・工事関係者ら約150人が完成を祝う~
~国際規格の最新施設が充実。実践的教育を推進~

山梨学院大学は、4月開設する「スポーツ科学部」棟の竣工式神事を3月24日に執り行った。竣工式には、教職員や工事関係者、近隣住民代表者ら約150人が集まり完成を祝った。「スポーツ科学部」は、昨年8月31日に設置認可を受け、今年4月1日開設に向けて、準備が進められてきた。スポーツ科学部は、山梨学院大学がこれまでの競技スポーツの実績をふまえて「スポーツを通じて幅広く社会に貢献できる人材の育成」を目指す目的で今年迎える創立70周年事業一環として、新学部として開設する。スポーツ科学部教育研究棟の施設は、医科学系・人文社会系・コーチング系・リハビリテーション・トレーニング実習室、情報分析実習室などが設けられ充実した施設設備の中で将来役立つ実践的な教育が行われる。特にトレーニング実習室に設置された高地トレーニングが可能な低酸素ルームが注目される。竣工式で古屋忠彦学長は「スポーツ科学部開設で既存学部に在籍するアスリートたちとも手を携えながら山梨学院のカレッジスポーツの新しい時代をこれから皆で推進していきたい」と挨拶した。スポーツ科学部には第一期生として約200人弱が入学、4月3日の入学式を経て、7日より始動する。

◆「スポーツ科学部」とはー。

「スポーツ科学部」は、国の「スポーツ基本法」(2011)や「スポーツ基本計画」(2012)の指針を受け、競技者のスポーツと地域スポーツ(みんなのスポーツ)の「好循環システム」を推進できる人材の育成を目的にしており、その目標達成のために「競技スポーツコース」、「生涯スポーツコース」の2つのコースを設けた。「競技スポーツコース」はジュニアからシニアまで幅広い競技者の競技力の向上に貢献できる“競技スポーツの推進者”に必要な科目を選択して学び、「生涯スポーツコース」では、子どもから高齢者までのあらゆる人のQOL(生活の質)や健康体力の向上に貢献できる“生涯スポーツの推進者”に必要な科目を選択して学ぶ。さらに高校生の幅広いニーズに応えるために、『スポーツチームの経営に携わりたい』、『スポーツ関連企業で活躍したい』、『地域スポーツマネジメントをしたい』など卒業後の多彩な進路を見据えた科目も用意されている。本学で初となる中学・高校の保健体育の教員免許状の取得も可能になっている。また、教育体制としては、メダリストを育成した指導者、自ら世界で戦った指導者を初め、就任予定の教員には多くの研究者も含まれ、実践知や経験知を有する教員が連携する構成になっている。山梨学院が所有する充実した既存の施設、新学部のための施設など他にはない内容で新入学生を迎える。

◆大学・工事関係者ら約150人が完成を祝う

昨日、甲府気象台は桜の開花発表をし、春の到来を告げた。3月24日、竣工式には山梨学院大教職員及び工事関係者、近隣自治体代表者ら約150人が集まり完成を祝った。初めに神事が行われ、建物が無事に竣工したことを神に報告、建物の堅牢と末永い繁栄を祈願した。続いて行われた直会式(なおらいしき)で挨拶に立った古屋忠彦大学長は「昨年開設した国際標準の大学を目指した国際リベラルアーツ学部に次いで山梨学院にとって歴史的な70周年という時に、『スポーツ科学部』の開設は喜ばしいことです。スポーツの持つ影響力は、若者の持つ夢を育むだけではなく、地域にもふるさとにも活力を及ぼすことができます。スポーツの持つ底知れない力を私たちは歴史を重ねる中で培ってきました。4月に約200人の新入学生が入ってきます。既存学部に在籍するアスリートたちと手を携えながら山梨学院のカレッジスポーツの新しい時代をこれから皆で推進していきたい」と述べた。歓談後、参列者、メディア関係者はスポーツ科学部教育研究棟の施設を見学した。

◆周囲の景観と調和した設計コンセプト

スポーツ科学部棟は、十郎川に沿ってカーブする敷地に合わせると共に、スポーツの躍動感を表現したシンプルで優雅なシルエットを持つ外観。また、十郎川沿いに建つシドニー記念水泳場との調和を合わせた外観は、十郎川を隔てたキャンパス南側の遊歩道と一体になった新しい山梨学院のキャンパスを形成することを意図している。部分的に設けたガラスカーテンウォールは、建物内でアクティブに活躍する学生の鼓動を外部に発信させると共に地域の人々との接点ともなる事で開かれた大学となることを意図している。

◆「スポーツと共に生きていく力」を養う学びの場

竣工式終了後、インタビューに応えたスポーツ科学部設置準備室委員・寺本祐治スポーツ科学部教授(予定)は「本学のカレッジスポーツで蓄積された知識やノウハウでこの強みを生かし、実際のアスリートに対するサポート、あるいはアスリートを育成する指導者の人材養成。そして生涯スポーツを通して地域貢献、社会貢献を推進していく人材を育成するという2つが中心になります」と意義を語った。また、スポーツ科学部設置準備室委員・遠藤俊郎スポーツ科学部学部長(就任予定)は「山梨学院大学をリードする学生、また学部になりたいと思っています。スポーツというのは山梨学院大の歴史がありますし、その中で、元気や活力など様々な影響力は結構大きく、今までのようにクラブ活動だけではなく、学問や科学としてそれを追及する中で、研究の方法も含め大学全体の範となるような学生になっていって欲しいと思います。それが山梨学院大のブランド力のアップにもつながっていくと思います。1年1年積み重ねていって4年でようやく学部としての体制ができるので、4年後に様々なポリシーを身につけた学生が胸を張って卒業していって欲しい。4年後には東京五輪もありますので、選手としてはもちろん、出るだけではなく、ボランティアなど様々な関与の仕方があるので、オリンピックにも多く関わっていければと思っています。また、スポーツはグローバルになっているので、国際的に様々な大学と協定を結び、研究や学生・研究者交流、語学研修などを通じ、国際的にも臆さない人材が育てば、スポーツに限らず様々な場面で活躍できると思います」と学生の活躍に期待を寄せた。

スポーツ科学部には第一期生として約200人弱が入学、4月3日の入学式を経て、7日より始動する。

文(K.F)カメラ(平川大雪) 2016.3.24
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