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関甲新学生野球春季リーグ戦(第1節第2戦)
~開幕第1節勝利できず、勝ち点逃がす~
~闘志を前面に出す精神力の強化が課題に~

関甲新関東学生野球春季リーグ戦1部の第1節第2戦が4月3日、栃木県・宇都宮清原球場で行われた。山梨学院大は第1試合目に昨日同様、新潟医療福祉大と対戦した。前日の試合では、こつこつと得点のチャンスを作るも、ことごとく断ち切られ、悔しい負け方をした。第1節で勝ち点を挙げるためには絶対に負けられぬ試合。ナインは必死に相手に立ち向かった。先攻は新潟医療福祉大。山梨学院の先発、西水達哉投手は1回表の立ち上がり、先頭打者に1・2塁間を破る右前打を打たれ犠打などで3塁まで進塁を許したが、要所を締めた。1回裏の山梨学院は、2死から安打2本と相手の返球ミスで走者を2・3塁に進めたが、後続が打ち取られ、昨日同様チャンスを逸した。4回表、新潟医療福祉大は、四球と投手強襲安打とエラーで、1死満塁のチャンスを得ると下位打線8番がきっちり中前適時打を放ち、2点を先制した。山梨学院も5回、2番秋山孝太が内野安打で出塁すると果敢に2つの盗塁で3塁まで進塁。5番・岡本拓也が中堅への犠飛で1点を返した。6回にも2本の連続安打と犠打で2・3塁と攻め立てたが後が続かず、最後まで両チーム得点がないまま、ゲームセット。2対1で新潟医療福祉大が勝利し、山梨学院は痛恨の勝ち点を与えてしまった。


この日も試合会場の宇都宮清原球場は、花冷えのする曇り空の中、第1節第2戦の第1試合、新潟医療福祉大学と山梨学院大学の一戦は午前10時前に始まった。第1戦で負けを喫した山梨学院は、勝ち点を得るために絶対に負けられない一戦。新潟医療福祉大は、昨年の秋季リーグで1部に昇格し、2勝0敗と勝ち点を獲得した分の良い相手だった。この日は昨日、初敗した嫌なムードを払拭すべくナイン一丸となって試合に臨んだ。先攻は新潟医療福祉大。山梨学院の先発、西水達哉投手(2年 城西大城西高)は立ち上がり、先頭打者に1・2塁間を破る右前打を打たれ、犠打などで3塁まで走者を許したが後続を断ち切った。2回・3回も要所を締め順調な立ち上がり。1回裏の山梨学院は、2死から3番・枝川大哉(2年 東海大甲府)の遊撃手強襲安打と中前安打のDH備瀬稜也(3年 中部高)の2安打と相手の返球の乱れで走者を2・3塁に進めたが、後続が打ち取られ、昨日同様初回のチャンスを逸した。4回表、新潟医療福祉大は、四球と投手強襲安打、エラーが絡み、1死満塁のチャンスを得ると下位打線8番がきっちり中前適時打を放ち、2点を先制した。少ないチャンスをしっかり手にする相手とチャンスに弱い今の山梨学院の差がここに出た。それでも山梨学院はあきらめず5回に2番・秋山孝太(4年 敬愛学園高)が内野安打で出塁すると果敢に2つの盗塁で3塁まで進塁。5番・岡本拓也(2年 静岡大成)が中堅への犠打で秋山が生還、1点を返した。6回にも8番・結城大輔(3年 山梨学院高)、9番・新井栄輝(4年 各務原高)の2本の連続安打と犠打で2・3塁と攻め立てたが1本が出ず1点が遠い。その後、両チーム得点がないまま、ゲームセット。2対1で新潟医療福祉大が勝利し、山梨学院は痛恨の勝ち点を与えてしまった。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
新潟医療
福祉大学
0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
山梨学院 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

山梨学院大
〔投手〕西水(負け投手):投球回数5、打者22、打数18、投球数68、安打4、犠打2、四球2、三振2、失点2、自責点2
〔救援〕梅原:投球回数31/3、打者12、打数8、投球数50、安打0、犠打2、
四球2、失点0、自責点0
堀内:投球回数2/3、打者3、打数2、投球数9、安打0、犠打0、四球1、
失点0、自責点0
〔捕手〕結城→輿石

試合後、選手とのミーティングを終えた伊藤彰監督は険しい顔で「今日のポイントは点の取られ方が悪いことです。2点センター前タイムリーを打たれる前に、無失点で終われたものが、ピッチャーとライトがしっかり取っていれば点にはならなかった。Wエラーです」と憮然とした。続けて「金城や秋山のように闘志を全面に出すことが本当の意味でチームに出てこなければこういうゲームになってしまうことです。戦えない選手ではなくて、学年問わず彼らのように強い気持ちを持って、次のゲームに臨まなくてはいけない」と選手に奮起を求めた。5回に安打と2盗塁でチームを鼓舞し、点に結び付けた秋山孝太選手は「うちのチームは長打がないのが課題であって、自分なり足のある選手は積極的に前の塁を取っていかねば、相手のピッチャーもいいので、点にならないと思ったので、盗塁は狙ってました」と振り返った。2連敗したことについて、「まだ、始まりがだめなだけで、これからいくらでも立て直せると思うし、自分たちがやるべきことは分かっているので、いまキャプテンの坂本がいないということは大きなところですが、自分なり、試合に出ている角田らがチームをまとめていくのが明確な課題なので、1年生から4年生まで全員で一丸となって次の白鴎大戦から勝ちを取りにいきたい」と雪辱を期した。

山梨学院の次のリーグ戦は、第3節2試合を4月16日・17日、白鴎大学野球場で昨年、春・秋季リーグ共に2位の白鴎大学と対戦する。開幕2連敗の敗北は、チーム結束への起爆剤。強くなるための通過点。悔しさを糧にチーム一丸、勝利を貪欲に追い求める。

文(K.F)カメラ(平川大雪) 2016.4.3