山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

競泳日本選手権 大会5日目
~鈴木聡美(OG)200m平で決勝進出~
~ロンドン五輪銀の種目で再び五輪代表を目指す~

今夏のリオ五輪日本代表選考会を兼ねた「第92回日本選手権水泳競技大会・競泳競技」大会5日目が4月8日、東京辰巳国際水泳場で行われた。10日までの7日間の激しい日本代表争いも、大会5日目に入り、各種目で続々と五輪日本代表者が誕生、大詰めを迎えている。
この日は、男子200m背泳ぎ、女子200m平泳ぎ、男子200m個人メドレー、女子800m自由形の予選が行われ、このうち山梨学院勢は女子200m平泳ぎに出場した奥田百香(2年 愛知・豊川高)が27位で予選敗退、鈴木聡美(カレッジスポーツセンター研究員)は、全体の11位で準決勝に進出した。男子200m個人メドレーには2人が出場、大野純弥(4年 富山・水橋高)24位、林祐矢(3年 千葉・市立船橋高)33位と共に予選敗退、女子800m自由形に松浦由佳(4年 福井・北陸高)も29位で予選通過はならなかった。夜に行われた女子200m平泳ぎの準決勝では、鈴木聡美が会心の泳ぎを見せ、全体の5位で決勝に進み、明日の決勝でロンドン五輪銀メダリストの意地を懸けて100mの日本代表に続き、この種目でも2大会連続五輪代表に挑む。

大会5日目、派遣標準記録を突破して日本代表に内定する選手が続々と決まり、大会も大詰めを迎えた。午前中に行われた女子200m平泳ぎ予選に登場した鈴木聡美選手(カレッジスポーツセンター研究員)は、100mで代表に内定したこともあり、「100と比べて非常にリラックスした状態で、それこそ自分の泳ぎに集中できるということで緊張せずに臨めるレースでした。準決勝ではチャレンジ精神でガンガン攻めていきたいと思います」と総合11位で通過した予選レース後に話していた。

◆鈴木聡美、抜群の調整力で同種目、五輪2大会代表を狙う

準決勝、鈴木は言葉通りスタートから積極的に攻めるレースを展開、50mのターンでは予選より1秒も速く折り返し100mでは2位で通過した。後半もペースが落ちず、一人にかわされたが3位でゴール。予選より約3.5秒速いタイムでゴール。全体の5位で明日の決勝戦に進出した。「予選でかなり大き過ぎた、ゆったりした泳ぎだったのでタイムが伸びなかった。それで準決勝では決勝のつもりで一生懸命前半から攻めていこうと思い、その甲斐あって記録も上げることができましたし、最近のこれまでの中で一番積極的でいい記録だと思います。後半にまだ課題が残っているかなという感じがあるのですけど、最後の最後でバテテしまっても、前半から積極的に行くという自分らしいレースを決勝でもしていきたいと思います」と攻める気持ちを強調した。

女子200m平泳ぎは昨年の世界選手権で渡部香生子選手(早稲田大学)が代表に内定しているため、残り1枠を懸ける厳しい条件での争い。「この200m正直、代表権狙えるかというのは、かなり厳しいところではありますが、自分がどこまでいけるか挑戦する気持ちで決勝に臨みたいと思います」と話し、この種目、鈴木はロンドン五輪銀メダリストのプライドと練習で培った自分の力を信じ明日の決勝に挑む。

他の山梨学院勢は、鈴木と同じ女子200m平泳ぎに出場した奥田百果(2年 愛知・小牧高)は予選敗退、男子200m個人メドレーの大野純弥(4年 富山・水橋高)、林祐矢(3年 千葉・市立船橋高)はともに自己新を更新したが、予選敗退。女子800m自由形、山梨学院女子長距離の一人者・松浦由佳(4年 福井・北陸高)も精彩を欠く泳ぎで予選敗退した。

◆大会5日目個人種目記録 4/8 東京辰巳国際水泳場

種目 氏名 記録 派遣標準 順位 備考
女子200m平泳ぎ 奥田百果 2:32.06 2:23.21 27位 予選
鈴木聡美 2:29.06 11位 予選
男子200m個人メドレー 大野純弥 2:04.48
(自己新)
1:58.02 24位 予選
林 祐矢 2:06.23
(自己新)
33位 予選
女子800m自由形 松浦由佳 9:07.54 8:25.86 29位 予選
■準決勝
女子200m平泳ぎ 鈴木聡美 2:25.72 2:23.21 5位 準決


大会6日目は、午前中に男子・女子50m自由形、男子100mバタフライ、女子200m背泳ぎ、男子1500m自由形、各予選が行われる。このうち山梨学院勢は、女子50m自由形に生田真結(3年 兵庫・市川高)、男子100mバタフライに小野川旭(4年 埼玉・正智深谷高)、女子200m背泳ぎに酒井志穂(カレッジスポーツセンター研究員)、男子1500m自由形に吉田峻也(4年 富山・富山商高)と江原騎士(OB・自衛隊体育学校)が出場する。夜行われる女子200m平泳ぎ決勝に鈴木聡美(カレッジスポーツセンター)が2大会連続五輪代表を懸けて出場する。

文(K.F)カメラ(平川大雪) 2016.4.8