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高円宮牌2016ホッケー日本リーグ女子 開幕
~山梨学院惜しくも開幕初戦を飾れず~
~シュート数上回るもチャンスをものにできず~

「高円宮牌2016ホッケー日本リーグ女子」が4月16日、岐阜県グリーンスタジアムで開幕した。ホッケー日本リーグの女子は、10チームが参加して1回戦総当りで行われる。
この日の第1節から10月23日の最終節まで、約6ヶ月間にわたって激戦が繰り広げられる。開幕初戦、昨年4位の山梨学院CROWNING GLORIESは7位のグラクソ・スミスクラインOrange Unitedと対戦した。山梨学院は前に出るホッケーを持ち味に自分たちが納得できる試合で昨年を上回る成績を目指す。試合は、晴れ渡る爽やかな空のもと午前9時半にスタートした。第1Q(クオーター)序盤、互いに攻撃を仕掛けるがチャンスを作ることができない。終了間際、わずかな隙をグラクソ・スミスクラインにヒットシュートを決められ、先制点を許した。第3Qに入ると山梨学院は反撃に転じ、再三相手ゴールを脅かすも得点にならない。41分日本代表候補のFW河村元美(3年)の放ったシュートのリバウンドをMF小宮晴菜(2年)が押し込み1点を返し1-1で第3Qが終了した。第4Qグラクソの田中泉樹(山梨学院大出身)の巧みなドリブル突破とパスで崩され、得点を許し2-1に。その後、山梨学院は必死に反撃するも、相手キーパーに阻止され得点できず、試合終了となった。開幕初戦で惜しくも勝利を逃がした山梨学院の明日の対戦は、立命館ホリーズ。今後の行方を占う大事なゲームになる。

山梨学院CROWNING GLORIESは今年のチームテーマに「虹」を挙げた。個人の強みや特徴を活かし、個性を発揮することへの意味が込められている。一人ひとりの個性が混じりあい、勝利に向かい大きく、強い架け橋を築くことを目標に開幕戦を迎えた。

対戦相手のグラクソ・スミスクラインOrange Unitedは昨年7位という結果で終わったが、山梨学院大出身で在学中にロンドン五輪の日本代表に選出された田中泉樹など山梨学院大の卒業生が多く在籍、日本リーグでいつも上位常連の侮れないチーム。山梨学院は初戦に勝利し波に乗りたいところ。試合は午前9時半に山梨学院のセンターパスで始まった。試合早々、両チーム激しい攻撃を仕掛けるがお互いチャンスを作ることができない。第1Q終了間際、グラクソ・スミスクラインの14番がゴール右隅にヒットシュートを決め先制。第2Qに入り追いつきたい山梨学院は、18分タッチシュートを狙うが得点にはならない。その後両チームチャンスを作るも得点には結びつかず、1-0でグラクソ・スミスクラインがリードしたまま第2Qが終了した。

第3Qに入ると山梨学院が反撃を開始する。32分PC(ペナルティコーナー)を獲得。その後も立て続けにPCを取得するも相手GKの好セーブで得点にならない。その後も有利に試合を進める山梨学院。41分山梨学院9番FW河村元美(3年 大阪・羽衣学園高)が持ち味のドリブルで持ち込みシュートを放ち、リバウンドを20番MF小宮晴菜(2年 長崎・川棚高)が押し込み1点を返し1-1で第3Qが終了した。第4Q50分、グラクソの17番FW田中泉樹(山梨学院大出身)が中央をドリブルで懸け上がり、外にパスを流しガードが薄くなったところをサークルにいた15番がシュートを放ちリバウンドを7番がきっちり押し込み追加点を上げ2-1とリード。追いつきたい山梨学院は57分、6番FB藤林千子(3年 滋賀・伊吹高)が自らドリブルで切り込みシュートを放つが、キーパーの好セーブに得点にならず、そのままグラクソが勝利した。山梨学院は後半押し気味に試合を進めるも得点に繋がらず、開幕戦を落とした。

高円宮牌2016ホッケー日本リーグ女子 第1節第1日
山梨学院大VSグラクソ・スミスクライン(4/16) 岐阜県グリーンスタジアム
※1Q=15分 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 合計
山梨学院大学 0 0 1 0 1
グラクソ・スミスクライン 1 0 0 1 2
得点者=山梨学院・小宮晴菜   グラクソ・スミスクライン・尾関愛美 狐塚美樹


試合後、ジョン・シアン監督は「いいゲームでした。臆することなく、いつも言っている自分たちの前へ出るホッケーを展開し、シュートも相手を上回っていた。今日のゲームをどのように評価するかというのは、明日のゲームで決まるので、今日は負けましたが、明日において良いゲームにつながるようなゲームになれば、今年も頑張れるという感じです」と語った。怪我でエントリーされなかった井澤美空主将(4年 新潟・巻高)は「今日の結果は悔しいです。最近ちょっと得点不足を言われているのですが、今日もそれが出てしまったかなと思います。1点取れたことをプラスに考えて明日の立命館戦に繋げていければと思います」と話した。再三ドリブルで中央突破し、チャンスメークした河村元美選手は「新チーム体制で初めての日本リーグで結構攻撃は出来ていましたが点が入らなく最後の詰めが甘かったように感じました」と試合を振り返った。河村選手は今月27日より5月14日まで日本代表ヨーロッパ遠征に参加する。「ここから選考が始まるので、最終メンバーに残れるようにしっかり点を取って結果を残したいです。学生で唯一の代表で一番若いのでしっかり走って、気持ちを強く持ち、しっかりやってきます」と意気込みを語った。

初戦は惜しくも敗戦したが、明日17日の第1節第2日目、対戦する立命館ホリーズ戦は、今後のリーグ戦を占う大事な試合。岐阜県グリーンスタジアムで午前9時半より行われる。

【追記】
17日行われた山梨学院CROWNING GLORIESと立命館ホリーズの試合は、2-0で山梨学院の勝利。これで第1節は1勝1敗となった。次の試合は4月23日(土)、広島広域公園第二球技場でコカ・コーラウエストレッドスパークスと対戦する。(4/17)

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.4.16