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春季関東大学バレーボール女子リーグ戦
~強化育成クラブ・バレーボール部女子が初陣を飾る~
~創部1ヶ月、初の公式試合で溌剌とコートで躍動~

山梨学院大学バレーボール部女子が本格始動した。本年4月にスポーツ科学部開設と同時に17番目の強化育成クラブとして創部したバレーボール部女子の部員は山梨学院短期大学公認クラブの3人とスポーツ科学部に今年入学した9人の選手で構成。5月1日、首都大学東京南大沢キャンパスで行われた関東大学バレーボール春季リーグに初参戦、公式戦初めての試合を行った。関東大学バレーボール女子リーグは1部から9部まであり、山梨学院大バレーボール部女子は9部からのスタートとなる。関東大学リーグ戦は、春と秋の2回行われ、1部から3部は入れ替え戦があり、3部以下は入替戦は行わず、自動入替制が採られている。山梨学院の初陣は、首都大学東京との対戦。試合は3セットマッチで行われ、2セット先に取ったチームが勝利する。第1セット、山梨学院は初陣の硬さからからか、2ポイント先取されるも、そこからは怒涛の攻撃で相手を退け、25対3で第1セットを奪取。第2セット目も25対7で首都大学を寄せ付けず、初戦を飾った。第2試合は亜細亜大学との対戦。第1セット序盤は5-3ともたつくが、5ポイント目から17ポイントまで連続13ポイント連取、その後若干のミスがあったものの25対8で第1セットを奪った。第2セットに入っても勢いは止まらず、25対9で勝利。9部はこの3チームで構成されているため、優勝で初陣を飾った。山梨学院は秋季リーグで昇格し8部で戦う。

「スポーツ科学部」は、山梨学院大学がこれまでの競技スポーツの実績をふまえて「スポーツを通じて幅広く社会に貢献できる人材の育成」を目指す目的で今年6月に迎える創立70周年事業の一環で、4月1日に新学部として開設した。バレーボール部女子は、スポーツ科学部の開設とともに創部。山梨学院強化育成クラブの17番目として誕生した。部員は12人で山梨学院短期大学公認バレーボール部から3人が移動、9人はスポーツ科学部スポーツ科学科に在籍する選手が入部した。創部から1ヶ月、県内外から集まった12人は週5日から6日の練習を積み、この日を迎えた。

山梨学院の初陣は、首都大学東京との対戦。試合は3セットマッチで行われ、2セット先に取ったチームが勝利する。第1セット、山梨学院は初陣の硬さからからか、2ポイント先取されるも、そこからは4番・井上礼音(スポーツ科学部1年 神奈川・川崎橘高)の強烈なスパイクや7番・寄持明日香(スポーツ科学部1年 山梨・巨摩高)が11ポイントを奪うサービスエースなど怒涛の攻撃で相手を退け、25対3で第1セットを奪取。第2セット目も8番・長幡紗季(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)らの活躍で25対7、首都大学を寄せ付けず初戦を飾った。

第1試合 5/1 首都大学東京南大沢キャンパス
山梨学院大学 ○ 第1セット 25-3
第2セット 25-7
● 首都大学東京

第2試合は亜細亜大学との対戦。第1セット序盤は5-3ともたつくが、5ポイント目からサービスエースやコンビネーションプレーが冴え、17ポイントまで連続13ポイント連取、その後若干のミスがあったものの4番・井上、8番・長幡の2人が16点を挙げる活躍で25対8で第1セットを奪った。第2セットに入っても勢いは収まらず、25対9で勝利、優勝した。9部はこの3チームで構成されているため、山梨学院は秋季リーグでは1つ昇格の8部で戦う。

第2試合 5/1 首都大学東京南大沢キャンパス
山梨学院大学 ○ 第1セット 25-8
第2セット 25-9
● 亜細亜大学

初陣を見守った遠藤俊郎スポーツ科学部学部長・バレーボール部女子部長は「関東学連の一番下ということで、うちとしては当然勝たなければいけないし、これから一戦一戦気を緩めることなく、ゲーム展開としては、もうすこし上に行かないと、戦術とかまでは行かないのです。しかし油断することなく、一戦一戦が勉強だと思って、何とも歴史がないわけですから経験を一つひとつ積んで、4年後には本当にトップレベルでプレーできるように、山梨学院の名前を背中に背負っているわけですから、それに恥じないようにしっかり頑張ってやりたいと思います」と話した。
指揮を執った安田貢監督・スポーツ科学部准教授は「対外試合初なのでとりあえずは、ほっとしたというところが正直なところです。内容的には全てが良かったということではないですし、全てが悪かったということでもないです。強化育成クラブですから勝つというところには重視を置くべきですけれども、勝ったというところで喜ぶだけではなくて、次の中長期的なところを見据えればまだまだやることはあるので、そこを選手がどうしようと話し合ったり、自ら気付いて練習メニューに織り込んでいくかが大切だと思います」と語った。
練習で直接指導する池田志織コーチ・スポーツ科学部助手は「まだまだ追及したいところは、たくさんあり、練習ではなかなか6対6のゲームができてないので試合を重ねて強くなっていくと思うので新しい課題が見えたかなと思います。今の段階だと1部・2部というのが3年後、4年後でちょっと遠いので、今現在で現実的な目標をしっかり立て、その目標に向かって取り組んでいかないと、今の時点(下部)だと何しても勝ててしまうという感じなので、そこはこれから工夫していかなきゃいけないところだと思います」と気を引き締めていた。

関東大学リーグ戦に初参戦したバレーボール部員全員の紹介(顔写真)とともに一言ずつ話を聞いた。(背番号順)

西澤奈央主将(山梨学院短大2年 山梨・韮崎高)は「今日初めて戦って、まだまだ作ったばかりのチームなので、まだまだ伸び白があると思います。チームを盛り上げていけるような声掛けをしていきたい」。木村緑(山梨学院短大2年 山梨・韮崎高)は「これから順位を上げて上を目指し、これから伝統を作って行きたいと思います」。輿石真帆(山梨学院短大2年 山梨・韮崎高)は「少しずつチームも出来上がってきていて、これから期待のできるチームだと思います。短大生は、これから就活活動が多くなってしまうので、就活の合間を縫ってできることで、チームに貢献していければなと考えています」。井上礼音(スポーツ科学部1年 神奈川・川崎橘高)は「初めてだったですけど、緊張はしませんでした。毎回1つずつ、そのままノンストップで上がりたいと思います」。角田明日香(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)は「高校の時より、気持ちが楽で楽しいバレーができました。周りの人たちがいろいろ応援してくれたり、強化育成クラブになったのでいろんな人の期待に応えられるように、しっかり上がっていけるように頑張っていきたいです」。永井優(スポーツ科学部1年 静岡・富士見高)「今日は楽しくできたので、良かったです。まだコンビネーションとか増やせると思うし、これからもっとバレーらしく成っていくと思うから、練習でもっと極めて、1部1部上がって行けるといいなと思いました」。寄持明日香(スポーツ科学部1年 山梨・巨摩高)は「最初の試合で自分たちのバレーができたので、次も勝って上を目指して行きたいです。ミスを恐れずに攻めていきました。これから自分たちで歴史を作っていき後輩に託していけるように頑張ります」。長幡紗季(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)は「初戦だったですけど、自分たちがこれまでやってきたことが出せたので、良かった。まだ9部という低いレベルですけど、これからもっと上がっていき1部になれるように頑張りたいです」。山下李央(スポーツ科学部1年 山梨・甲府城西高)は「初めはどういうチームになるか心配でしたけど、今日初めての試合でチーム一丸となってできたのでとても楽しかったです。第1期生として、皆で楽しんで1年ごと昇格できるよう1部目指して頑張りたいです」。望月亜美(スポーツ科学部1年 神奈川・横浜隼人高)は「チームとしてまとまってきているので、今後も皆と一緒に戦って恥ずかしくないように、1期生として毎回止まることなく勝ちあがって行きたいです」。竹井佳奈(スポーツ科学部1年 山梨・増穂商高)は「まだ、自分たちのプレーが思うようにできていないので、これからもっと練習して上がって行きたいと思います。毎回リーグがあるたびにどんどん上がっていけるようにしたいです」。南夏美(スポーツ科学部1年 静岡・伊豆中央高は「下部だからというのもあるのですけど、以外と実力はそんなでもなかったなという感じでした。自分の技術を上げつつ、チームの雰囲気作りから、自分たちが最初の代なので、しっかり土台作りをしてどんどん上の部に上がれるように頑張って行きたいと思います」とそれぞれが初戦の感想、今後の目標を話した。

山梨学院のカレッジスポーツ振興、特に強化育成クラブは、試合に勝つということが、一つの大きな目標ではあるが、カレッジスポーツでは、勝った負けただけではなくスポーツを通じて4年後には人間的にも大きくなって学生が「山梨学院大学で良かった」と思ってもらえるような人間教育を含め、人間としての成長を促すということも一つの大きな指標といえる。スポーツ科学部開設とバレーボール部創部を機に、スポーツの持つ素晴らしい本質を改めて考えたい。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.5.2