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関東大学ゴルフ春季Aブロック対抗戦
~大学最高峰グループに初挑戦、4位に入る健闘~
~6月の全国大学対抗戦の出場権を獲得!~

平成28年度「関東大学ゴルフ春季Aブロック対抗戦」が5月24日・25日の両日、栃木県那須烏山市・烏山城カントリークラブで行われた。山梨学院大学ゴルフ部男子は昨年の「関東大学秋季Bブロックリーグ戦」で優勝し、大学最高峰の関東大学Aブロックリーグ戦に初参戦した。山梨学院大ゴルフ部男子は2014年準強化育成クラブの春季にBブロックに昇格していたが、その年の秋にCブロックに降格した。2015年4月に強化育成クラブに昇格後、春季対抗戦で再びBブロックに復活、準優勝を果たした。秋季対抗戦において3度目の挑戦で見事、初優勝しAブロックに自動昇格した。強化育成クラブに指定され、僅か半年余りの快挙だった。関東大学ブロック対抗戦はA~Fブロックまであり、A・Bブロックは6大学、CからFは8大学で構成されている。Aブロックは、日大、東北福祉大、専修大などゴルフ名門校が所属する強豪ブロック。山梨学院大は、初参戦の硬さからか6位最下位と出遅れたものの、上を行く3位から5位とは僅か9打差で初日を終えた。2日目目、8人のうち7人が前日のスコアを上回る猛チャージで全体の3位でホールアウト、総合で4位となりAブロックに残留、5位までに与えられる6月開催の全国大学対抗戦の出場権を獲得した。

◆山梨学院大ゴルフ部躍進

山梨学院大ゴルフ部は、2007年度準強化育成クラブとして発足、2015年4月に強化育成クラブに昇格した。部員は年々増え、今年は1年生15人が入部、男子43人、女子4人の47人となった。強化育成クラブの指定は、Bブロックの在籍と部員数の増加によるもの。部員は主に大学の練習施設と中澤プロ企画甲府ゴルフセンターで練習している。卒業生の小池一平選手(境川C.C)は2008年度のプロテストに合格。現在、第一線で活躍中。女子は個人ではプロテストに挑戦する選手や、アマチュアでの大会に出場するなど、精力的な活動に取り組んでいる。女子の団体戦は、先日行われた関東大学Cブロック対抗戦で優勝し初参戦から3連勝でBブロックの昇格も決定した。

◆《関東大学ブロック対抗戦男子》

関東大学ブロック対抗戦男子は、AからFの6つのブロックがあり、春と秋2回行われている。各ブロックの1位が上のブロックに、最下位が下のブロックに自動昇降格する。この大会のAブロックは全国の地区大会のなかでも頂点に位置し、優勝は『実力日本一』の称号を意味する。平成28年度「関東大学春季Aブロック対抗戦」が5月24日・25日の両日、栃木県那須烏山市・烏山城カントリークラブで行われた。Aブロック東北福祉大学、日本大、専修大、明治大、中央学院大と強豪ひしめくグループ。昨年秋季リーグで駒澤大との一打差優勝の死闘を演じた山梨学院大が初挑戦。Aブロックに残留できるかが注目された。Aブロックは10人がエントリー、8人が出場、上位7人のトータルスコアで順位を決定する。

1日目、山梨学院は、Aブロック初挑戦の気負いから予想していたほどスコアが伸びず、最下位で終わったが、3位から6位までのスコア差が9打と僅差の展開。試合後のミーティングで河合譲ゴルフ部監督は「もう後がない。ここで負けたら昨年の一打差で勝った記録が台無しになってしまう。決して挽回できない数字ではないし、相手も必死に戦ってくるだろうから頑張れ」と奮起を促した。2日目、最下位という順位が選手や他の部員の気持ちを一つにした。追い上げるただそれだけの強い意志がチーム山梨学院を太い絆で繋いだ。一つ上位の明治大を標的に徐々にスコアを縮めていく。応援の部員も最終ホールを終えて上がってくるチームメイトにスコアを聞き安堵の表情を見せる。そして最終組が上がり、最後の決定が発表されると喜びの輪が広がった。結果は4位。明治大はおろか、専修大をも上回った。初挑戦で大学最高峰の関東大学Aブロックリーグで残留を決める快挙を成し遂げた。Aブロック常連校の維持と実力日本一の関東で優勝との目標を掲げ、山梨学院大ゴルフ部男子の歴史が新たに始まる。

優勝:東北福祉大学1日目497・2日目497=トータル994、準優勝:日本大学1日目507・2日目507=トータル1014、3位:中央学院大学1日目519・2日目・514=トータル1033、4位:山梨学院大学1日目528・2日目510=トータル1038、5位:専修大学1日目520・2日目522=トータル1042、6位:明治大学1日目523・2日目522=トータル1045と続いた。

試合後、コーチを4年間務め、監督3年目の河合譲ゴルフ部監督は「本当に苦しい戦いでした。皆よくやってくれました。『今日はリラックスして行け』それだけ言いました」と語った。全国大学対抗戦には「今日の内容から見て誰を連れて行っても遜色はないので、今日の戦いをしてくれればベスト10は間違いない。上手くいけばベスト5も狙えると思えるので期待していただきたい」と頼もしい言葉が返ってきた。2日目のプレーでアンダーパーを叩き出した林侃太郎(2年 新潟・開志学園高)は「初日が最下位だったので皆がチャレンジャーの気持ちでやったと思います。いつもはチームワークにまとまりに欠けていたのですけど、今回は本当に皆が一致団結というか、考えていることが同じだと感じました。それが結果に出たと思います」と話した。2日間の大会をチームリーダーとして牽引した加治屋舜介(3年 東京・杉並学院高)は「初めてだったので気合が入っていました。団体戦なので一打でも無駄にしないよう、しっかりプレーすることを心掛けました。自分の中では最高のプレーができました」と自分のプレーを振り返った。さらに「全国は初めての場所なので本気でぶつかっていきたいです」と前を向いた。池田佑甫(3年 宮城・仙台育英学園高)は「良かったです。負けていたので、昨日より良く回ろうと思っていました。パープレーを目指していたのですが、ワンオーバーだったのが少し悔しいですね。でも残れたのでそれはもういいです。全国は落ちることを考えずにできるので、何も気にせず思い切りやれれば」と残留の重圧からほっとした表情で語った。

山梨学院大ゴルフ部男子はAブロックに残留したため、6月16日・17日、北海道・苫小牧で開催されるの「全国大学ゴルフ対抗戦」の出場権を獲得、上位を目指す。

文(K.F)カメラ(平川大雪)2016.5.25