子育て支援事業「幼稚園であそぼう」
~幼稚園の一日に倣い遊びや給食を体験~
~在園児とも交流し楽しい時間を過ごす~
山梨学院幼稚園は、子育て支援事業として未就園児とその保護者を対象に「幼稚園であそぼう」を開催した。この催しは、就園前の子どもと保護者が実際に幼稚園での生活や遊びを体験し、「幼稚園」について知ってもらうことを目的に実施。今年度も幼稚園での遊びや給食など一日の流れを体験する“給食体験Day”と年齢の枠を超え在園児と一緒に幼稚園での遊びを体験する“園児との交流Day”を企画。5月21日の“給食体験Day”では、実際の幼稚園の一日に倣い、自由遊びとクラス活動、給食を体験。自由遊びでは、園庭で遊具や砂遊び、シャボン玉などを体験し、クラス活動では、合奏や手遊び歌などを親子で一緒に楽しんだ。さらに、幼稚園に併設の山梨学院クッキングハウスで調理された作り立ての温かい給食を親子で喫食。一方、5月24日、26日に実施された“園児との交流Day”では、在園児と一緒に幼稚園での遊びを体験。在園児が参加した子どもたちと積極的に交流する様子も見られ、保護者らは実際の幼稚園生活をイメージしていた。
山梨学院幼稚園では、山梨学院子育て支援センター「アルテア子ども館」と連携し、子育て支援事業(施設開放・地域交流事業)として親子リズム表現や親子でクッキングなどの各種事業を開催。5月21日、24・26日には未就園の子どもと保護者を対象に「幼稚園」について知ってもらう「幼稚園であそぼう」を開催した。「幼稚園であそぼう」では、幼稚園の一日に倣い、登園から自由遊び、クラス活動、給食、降園までを体験する“給食体験Day”と在園する園児たちと遊びを通じて交流する“園児との交流Day” を実施。各日ともに終了後には幼稚園バスの見学も行われ、実際に座席に座ってみるなど、最後まで余すことなく幼稚園での生活を経験していた。
■給食体験Day(5/21)
保護者と登園後、子どもたちは、各自が興味・関心のある自由遊びを体験。園庭に設置された遊具や砂遊び、花びらなどを使ったおままごと、シャボン玉などを夢中になって取り組んだ。また、教室内では、粘土やマラカス作りなどの工作活動を楽しんだ。一方、クラス活動では、幼稚園の生活に倣い、一人ひとり呼名し、出席を確認。手作りのマラカスを使った合奏・合唱や手遊び歌などを通じ、集団生活についても体験。さらに、お昼の時間には、山梨学院幼稚園で提供される給食を親子で喫食。山梨学院幼稚園の給食は、園舎に併設されたクッキングハウス(給食施設)で調理され、子どもたちは作り立ての温かい給食を食べることができる。この日に提供された給食のメニューは、在園児に人気のある「鮭わかめご飯・鶏の唐揚げ・チーズ入りサラダ・かき玉スープ・フルーツポンチ・牛乳」の6品。昼食中、献立や調理を担当する管理栄養士らが各教室を回り、山梨学院幼稚園の給食や幼児期の食事について説明を行ったほか、保護者からの相談にも応じていた。山梨学院幼稚園(山梨学院クッキングハウス)では専任の管理栄養士を置き、食品製造における管理手法であるHACCPを導入し、安心・安全な給食を調理。2013年には、適切な栄養管理、アレルギーへの細かな対応、多様な食育への取組、施設設備の充実などが評価され山梨県知事から「特定給食施設」として表彰された。食材も地産地消に取り組み、味付けも素材の味を生かすように配慮がなされている。子どもたちは、「いただきます」の挨拶と同時に保護者やお友達と一緒に作りたての温かい給食を楽しく味わっていた。降園前には紙芝居などを楽しみ、最初は緊張していた子どもたちも幼稚園での遊びや給食などを通じ、満面の笑みで幼稚園生活を満喫し、最後は名残惜しそうな表情で幼稚園を後にした。
■園児との交流Day(5/24・26)
実際の幼稚園での生活や遊びの様子を在園児と一緒に体験してもらうことを目的に開催。参加した子どもたちは、在園児と一緒になって砂遊びやシャボン玉、遊具、工作などを体験。在園児は、年下の子どもたちに目を配り、時折遊び方を教えたりと一緒になって楽しいひとときを過ごしていた。参加した子どもたちも、最初は緊張で保護者の近くを離れなかったが、幼稚園のお兄さん、お姉さんに遊びに誘われると笑顔を見せ、夢中になって楽しんでいた。最後に在園児が“あいうえおにぎり”のダンスの見本を示し、参加した子どもたちも一緒になって踊り、交流Dayは終了。在園児がいる中で実際の幼稚園での遊びを経験することで、保護者は我が子の幼稚園生活をイメージすることができ、子どもたちは、“幼稚園って楽しいな”という気持ちになり、幼稚園に対する期待や憧れを醸成することができる良い機会となった。
山梨学院幼稚園では、今年度も山梨学院子育て支援センターと連携し、年間を通じ、様々な子育て支援事業の実施を企画しており、6月2日、16日には山梨学院短大保育科の川上琴美教授(身体表現・運動学)が講師を務める1歳児から3歳児を対象とした“親子リズム表現”が予定されている。8月には「親子でクッキング」、10月には「運動会(宝ひろい)」、11月には「お父さんと遊ぼう」も予定され、地域に根差した活動を今年も積極的に展開していく。
文、カメラ(Y.Y)2016.5.26